OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
コーナーチェスト途中経過と子供椅子

いきなりで恐縮ですが、コーナーチェスト下部を仮組みしてみました。

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ちょっとアンバランスに見えますが、これで良いのであります。

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普段は本体を組み立ててから、塗装中(3~4日)に引き出しを組むんですが、

今回は先に引き出しを組み立ててありますので、仮に差し込んでみました。

複雑な引き出し用の桟の配置なので、加工誤差等があった時、引き出しの寸法で

調整するんですが、今回は引き出しにひと手間掛かりそうなので、エイヤで

作っちゃいました。

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前板の配置を見ているところですが、奥に見えているのが側板と先板です。

使ったのは6mmのシナベニア。何しろ華奢な引き出しなので、なるべく薄くし、

なおかつ一定の強度を確保するにはべニアの方が適していると思っての採用ですが、

思わぬ手間が掛かってしまいます。

 

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これは側板の下になる方。 2mm厚のチェリーの薄板が貼ってあります。

摺り桟に当たる部分なのでなるべくスムースな面が欲しいんですが、

べニアの木口・木端は積層材が露出してガサ付いていますので、こういう

事をしなければなりません。

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こっちは上側。機能的な問題はないんですが、引き出しを開けた時積層面が

見えるのはいただけませんものね。

ま、所謂お化粧ですね。市販の「シナ木口テープ」を貼ってあります。

 

このあと仮組をばらしてから仕上げの鉋掛け、サンディング、塗装と進みます。

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逆目傷の様子。 途中の鉋掛けでいたるところに出来ます。

ウオルナットの逆目は他の樹種に比べて格段に厄介です。

木目の素直な部分が少なく、どこかで木目の交錯した部分に当たる確率が

高いです。かといってそういう部分を捨てていると歩留りが悪すぎて、

殆ど捨ててしまうことになります(ちょっと大げさですけど実感です)。

 

あいや、愚痴ですね。使う側には何のかんけいもない事でした。

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これは縞黒檀の引き出しのつまみです。

この後小刀で面取り整形しますが、必要な10個の加工に3時間ぐらいは

掛かりそうです。

この材は堅いんですが意外にサクい材で、ちょっとした加減で木目に沿って

割れ、小刀の刃が滑ってしまいます。

持っている指の位置と刃先の方向を常時慎重にチェックしながらでないと、

左手は血まみれって事になりがちです。

気力が充実してくるまでお預けですね。

あ、いや、生理的食塩水とカットバンは常備してあるので、大丈夫ですけどね。

 

 

下部の目途が立ったので、もうすぐ上部のショーケース部分に掛かるんですが、

まだ設計図も出来ていません。考えるだけで尻込みしそうなんで、なるべく考えない

ようにしています。できる事なら作らずに済ませてしまいたいんですが、

そうもいかないでしょうね、やっぱり。

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お題の2つ目。横浜方面から帰ってきた子供椅子の無残な姿。

 

最初写真が送られてきて来た時は、夫婦喧嘩でもしてぶん投げるかなんか

したんだろう位に思ってました。(すんません)

現物が帰ってきて子細にチェックしましたが、投げたりすると必ず付くであろう

凹み傷はありませんでした。

「なおせますか?」

「なおせません。代わりの物を送ります。」

って事にしましたが、不思議です。

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1本は客先で折れた方。もう一方は私が試しに折ったものです。

前脚の先を持って後脚側に強い力を持続的に掛けていくとこういう風に

ホゾ部分が破断することが解りました。

逆側(後脚と反対側)に引っ張ると、座面が抵抗になって折れません。

う〜〜〜む、こういう事が起きるんだなあ・・・って感心している

場合じゃありません。

 

丁度小倉で同好の緊急集会(飲み会のことね)があったんで持参して

諸賢のご意見を拝聴しました。

本家のシンプルさん(知ってるよね)のご意見。

「ホゾ幅が華奢すぎますねえ。私の場合この桟の幅は50mmです。

 最初30mmにしてた時は何度かこういう事が起きました。

 ホゾ幅をなるべく取るために小根付きホゾにした方が良いでしょう。

 子供は思わぬことをしますから、大人用以上の強度がないと怖いです。

 勉強して出直してください。」

 

ってことで、子供椅子は基本設計からやり直します。

丁度座面の寸法も、もう少し大きくしようかと思っていたところだったんですが、

これで踏ん切りがつきました。

 

                  出直しまっす。

 

 

 

 

【2017.10.16 Monday 07:56】 author : OYA-G | 作品 | comments(4) | trackbacks(0) | -
更に什器備品系に淫する

え〜〜と、これは何かっていうと、・・・・。

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インドネシア辺りで作られたお土産物のお面だと思います。

右が男で左が女。

このあいだヨレヨレの踏み台を持ち込んだ客が、一緒に持ってきたものです。

ベースの部分が傷んできたので、新しく作り直してくれっていうんで、

邪魔臭いけどやってあげました。

ベースは9mmのシナベニア、縁周りはカーリー杢のメイプルです。

よせばいいのに拭き漆仕上げにしてしまい、1か月近くかかってしまいました。

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銘板の表記をご覧ください。

1966年にシンガポールで、北斗丸っていう運輸省の練習船の乗組員が

無聊をうっちゃるために作ったと思えます。

北斗丸っていうのは、他の練習船と違って帆船ではなく汽船なんですが、

デッキや内装部分は木造で、その補修のために専任の船大工を帯同してた

ようです。

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その大工に作ってもらったらしいです。

ショボい合板のベースに安物の模様入りの縁。練習船の内装っていうのは

こういう安物の材料で作ってあったんですね。

 

それにしても、50年前の代物ですよ。

こういうのを持ち込まれると、労をいとわずやるっていうのが私の病気ですね。

踏み台の方はお代を頂きましたが、こっちはおまけって事にしました。

漆仕上げにしてくれって頼まれた訳じゃないものね。

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バービーちゃんのコーナーチェストもいよいよ始動です。

 

見付側の棚口の仕込みに入りました。桟の厚みは10mm。

合計9枚の引き出しを仕込むのですが、何しろ華奢なので少しの加工誤差が

命取りになるので気を使います。

この左右に脚が付きますが、普通は外側から寸法決めして順次内側に追い込んでいきますが、

今回は内側から外に向かって寸法決めしました。(わからんじゃろうね)。

普通1週間でこなせる工程に2週間半も掛かっています。

年内に納品できるんじゃろうか?

 

                        困惑してます。

 

【2017.10.08 Sunday 20:13】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) | -
什器備品系に淫する

9月になって急に秋めいてきました。

今朝なんかは寒いぐらいでした。

湿度も低く(乾燥注意報発令中)、木工シーズン突入の感があります。

 

8月は何かと野暮用が多く、なんと17日間も休んで(木工をってことね)

しまいました。

 

次に作るのはバービーちゃんのお洋服を飾るショーケースなんですが、

取り掛かったらかなりの期間掛かりっきりになることが予想されるので、

その前に気になっていた身に廻りのあれこれをかたずけておきます。

いずれも自家用の「什器備品」系のもので、10点ほど。

 

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3段になった花台と、そのまえにある腰掛みたいなのは7〜8年前から

頼まれていた自宅裏庭用です。

もう一つ座板の付いてない奴は正真正銘の腰掛。

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これはエアコン室外機の上に水道ホースやジョウロなどの用具を

置いておくための台ですが、組立て前に設置可能かどうか、持ち帰って

現場確認します。

 

材は10年ほど前に買っておいたクルミ=英語で言うとウオルナットかな?

ブラックウオルナットの色の黒くない奴です。

 

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少し長めの腰掛け様のもの。端っこに変な台みたいのが付いてます。

 

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こういう風に使います。

これは竹工芸教室用。 付いている道具は、竹ひごの厚みを削るための

道具。他に幅を決めたり面取りするためにナイフを打ち込んで使う台

などがあるんですが、それぞれ専用の台を付けると、教室に通うたびに

重いものを運ばなければならないので、腰掛は教室に置いておき、

コンパクトにした道具類だけを運ぶことにしたんです。

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こっちは自宅用。

テーブルの甲板部にさっきの道具をセットして使います。

竹工芸は伝統的に座業の様で、先生は床に胡坐をかいてやってますが、

私の場合長時間胡坐をかいていると股関節が痛くなるので腰掛が必須です。

自慢じゃないけど、正座は全くできません。神社で神主さんのお祓いを

受ける時も正座はしません(できません)、エヘン!

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合間にこんなものを作りました。

漆で使う金箔を挟む竹箸です。

これは試作品で、師匠の評価を聞いてから下に用意した

ひごで本番用を作ります。

金箔を使う細工はもう少し先になるでしょうが、転ばぬ先の杖って

いうか、泥縄はいかんっていうか・・・ま、道具フェチなんですね

やっぱり。

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屋外で使われる連中は、クレオトップを塗っておきます。

なかなか乾かないんで、3日ほど放置して、

このあと白ペンキを塗ってみようと思います。

 

しかしおいらがやりたかったのは木工なんであって、こういう

日曜大工レベルの事じゃないんだけどなあ。

 

 

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そうこうしていたら、こんなものが持ち込まれました。

前にライティングデスクと電話台を納入したお客さんが

持ち込んだ踏み台です。

しかしまあ、なんといういい加減な作りなんでしょう。

踏板以外は全て9mmのべニア合板で、接続部が剥がれてガムテープで

補修されてます。

「上に乗るとちょっと怖いんで、新しいのを作ってくれい。」

そら怖いでしょう。よくまあこんなものを使ってたもんです。

「作りますけど、こんなヘタな構造にはできませんよ。ある程度

 の強度が無いとダメなんで、少し重くなりますけどよろしいか?」

ってことで、作らせてもらうことにしましたが、

日曜大工レベルなんだから自分で作れよなっていうのが本音です。

 

漆道具を置いておく棚が手狭になったんでもう1つ作らなきゃいけないし、

なかなか本格的な木工に戻れません。

 

本音を言うと、かなり複雑で微妙な細工が要求されるのがわかってるんで、

半分逃げ腰になってるっていうこともあるんです。

 

今月中には掛かろうとは思ってるんですけど・・・・・。

 

 

 

 

 

 

【2017.09.02 Saturday 09:01】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
本棚完成。トホホな結末。

下半分の引き出しで致命的なミスを犯した本棚がようやく完成しました。

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幅750、高さ1600ほどの比較的小振りな物なんですが、苦労しました。

いや、失敗は別ですよ。

苦労したというのは、上部のことです。

部材数を多くすればそれだけ手間が掛かるのはわかっているんですが、

どうしてもこういう風にしたかったんだから、自業自得ではありますがね。

棚板なんか、2枚矧ぎの1枚板にするか、精々端嵌めで反りに対処すれば

簡単なんですが、わざわざ框を組んで薄板を組み込むっていうことに

したので、手間は3倍くらい掛かってると思います。

でも、下半分が重い印象なので、上半分は可能な限り軽快に見えるように

したかったんです。

 

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斜めからだとこんな感じです。

 

金曜日に無事納品しましたが、引き続きこういう物を作ってます。

 

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子供ベンチじゃないですよ。

室内用のグリーンを置く台です。左奥に見えているミニチュアレベルのが

2台と、これ1台で1セットになります。

ベンチの背もたれに当たる部分の下側が微かにカーブしているのがわかりますでしょうか。

中央部で3mm凹になってます。

 

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ココにも小技を使っちゃいました。

こういう処を解説抜きで評価して欲しいけど、やっぱ無理だろうなあ。

 

楔の傾斜角は5度。楔は最後に適当な長さにカットします。

 

これらは「おまけ」です。

少しだけ値の張る造りの本棚を発注してくれたんで、今後ご愛顧

頂くための「餌」っていうか・・・・・。

ほら、魚釣りと一緒ですよ。

でも、こういう物を作ってる時が一番楽しいですね。

アマチュア(セミプロだっていう人もいるけど)木工の白眉ですね。

 

ところで、失敗したやつですけど、売れちゃいました。

 

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こういう風になってます。

どこかで見たような焼き物に注目。

そう、買った人はジブン!!代金もちゃんと払いましたよ!!

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これは同じ部屋にある木工を始めて3年目ぐらで作ったチェスト。

木取りとか細かいテクニックに問題は多いけれども、デザイン的には

明らかにこっちが優れています。

段々下手くそになってるんじゃないかとウナダレてしまいます。

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で、失敗作の天板です。

光を透かして見ると、まだら模様が見えています。

全体的には向こう側から手前に向かって順目ですが、まだらの部分は

その方向だと逆目になります。

逆目を起こさずに鉋掛けできれば、何とも言えない仕上がりになります。

12年かかってようやく朧げに方法が見えてきました。

いや、鉋の切れだけなんですがね。

 

                         SEE YOU

【2017.08.06 Sunday 17:02】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
学習机完成!温暖化の影響蚊い??

ジャカジャン!

学習机が完成しました。

 

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甲板が500*750と、学習机にしては小振りなものですが、

それなりの存在感はあります。

やはり、材(チェリー)そのものの存在感でしょうね。

全体にシンプルの極みみたいな作りなんで、引き出しの引き手だけ

ちょっと遊んでみました。

数日前家財宅急便に引き取られて、大阪方面に行ってしまいました。

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同時進行していた本棚も、ここまで進んで来ました。

下半分が重い印象の作りなので、上半分は軽い印象になるように、

帆立は7本の桟で連結し、背板も8センチ幅の板4枚を隙間を

開けて配置します。

棚板も框組みに薄板2枚で組んであります。

あと3〜4日ってとこでしょうか。

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こちらは失敗した方。

甲板を追加して、いかにも最初から「こういうチェストを作ってみました」

ってすまし顔。

そのうち、このブログを見てない奴に売り付けてやります。

 

ところで、去年もそうだったんですが、今年も蚊の動向が怪しいんです。

工房は郊外の田園地帯、自宅は屋敷廻りに植え込みがあって、いずれも

やぶ蚊のメッカみたいなところなんですが、去年に引き続き今年も

蚊が出てこないんです。

今年はここまで工房で1匹、自宅で1匹見かけただけです。

B型+アルコール臭+高体温で、いつも真っ先に蚊に喰われる

私が、去年も今年も全く食われないんです。

去年は梅雨時に大雨が降ったんで、そのせいかと思ってたんですが、

今年も引き続き、となると理由がわかりません。

ま、こういう時は温暖化のせいにしておくのが無難でしょうか。

 

でも、やっぱり、出るものが出ないと夏らしくないなあ・・・。

あ、いや、シツレイイタシマシタ。

【2017.07.26 Wednesday 07:13】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
お稽古事が増えちゃった

失敗した本棚を、気を取り直して再挑戦するんですが、

転んだ時にはタダでは起きないっていう因果な性格なので、

同時にもう一つ、同時進行でやっつけます。

 

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上が本棚、下が一緒に作るものです。

 

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小振りな学習机なんです。

材はどちらもチェリー。脚や桟の寸法、仕口の形状・寸法などが殆ど

共通なので、仕掛時間の短縮に大幅に貢献するはずです。

 

とはいうものの、最近は実は木工自体はかなり停滞気味なんです。

 

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合間を見計らってこんなものを作りました。

これが何に使う物かわかる人は少ないんじゃあないだろうか。

 

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こういう事を始めたんです。

 

漆修行の方は、ようやく刷毛塗りがどうにかできるようになり、

螺鈿と沈金に進んだところなんですが、まだまだ門前の小僧状態が

続いている状態なんですが、1年ぐらい前から考えていた

「竹工芸」を始めてしまいました。

 

さっきの写真は竹ひごづくりに使う作業台なんです。

 

師匠に「竹ひごが1人前に作れるようになるのに何年かかる?」

って聞いたら、「う〜〜ん、まあ10年かな、10年たっても

駄目な人は居るがね。」

って事でした。

10年かける訳にはいかないんで、編みの方は放っておいて、

当面はひご作りの修行に専念します。

毎日1時間、絶対に休まず1年やり通してみようと思っています。

 

かといって、漆の方も休むわけにはいかないんです。

漆修行も毎日やらないと絶対に進歩しないと分かってるんです。

 

そういう事情で、必然的に木工の時間が削られるって訳です。

 

浮気性じゃないんですよ。

木工も漆も、竹細工も、私としては必然的に行うべき一貫の

工程なんです。

どこまで行けるか、自分としても楽しみです。(怖いけど)

 

 

 

 

【2017.07.02 Sunday 19:30】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
停滞その2

7~8年前、名古屋の木工展に行った時、一目惚れして購入した

CK椅子ですが、ちょっとした不具合が見つかりました。

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左前脚上部に微かな亀裂が見えます。

 

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座ると亀裂が開き、

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サイドがこれこのように・・・・・。

多分最初はごく微かな亀裂だったものが、座るたびに大きく

なってきたものと思われます。

放置しておくと、遠からず使用不能になるので、急遽補修を

試みます。

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座った状態で亀裂を開かせておいて、低粘度型の瞬間接着剤を流し込み、

接着剤が固まるまでクランプで締め付けておいたあと、3mmと6mmの

ドリル穴を開けて接着剤を付けた丸棒を挿入して一件落着。

あとははみだした接着剤やら丸棒やらを綺麗にしてオイルを塗って

完成です。

ね、木工趣味のオヤジが居ると便利な事が多いでしょ。

感謝してよね。

 

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続いてはこちら。

夏も近づいてきて、海釣りのシーズン到来です。

ゴムボートは、人間が座るために両サイドの空気室に板を渡して

座るようになってるんですが、船内での動きが制約されて

何かと不自由なんです。特に2人で乗り込むとかなり窮屈です。

そこで、後方の板は撤去して、こいつに座ることにしました。

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引き出しの中はこうなってます。

道具箱兼用にして、狭い船内を少しでも広く使おうって算段です。

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体重が掛かって引き出しが開かなくなる恐れ(ほぼ確実にそうなる)が

あるので、座面は脚部4点だけで支えています。

 

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サイドと後方はこうなってます。良く言えばスケルトン。

普通に言えば手抜きです。

肩掛けの紐は、不要になる道具箱からちょん切って代用。

よっしゃ、これで準備完了。釣りシーズン開幕じゃ。

 

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停滞の原因を作った本棚の引き出しも、気を取り直して加工開始。

 

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引き出しを組んで、はめ込みの微調整まで完了。

まだ天板が出来ていませんが、もうすぐ完成です。

本棚の下部構造として使うのではなく、天板を付けて単なる

チェストとして使うようにします。

引き出しに何を入れるかは、買った人の自由です。

入る物を入れてくださいな。

 

余りにシンプルなので、引手だけちょっと芸をしました。

チェリーで紫檀をサンドイッチしてあげました。

 

来週から本棚の製作に掛かりまっす!!

【2017.06.10 Saturday 09:17】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
停滞

先日のおバカな失敗のあと、停滞しています。

と言っても、何もしていないということではなく、木取りからやり直して

いるので、用材のシーズニング中で、本箱の作り直しは10日ほど

手が出せない状態なのです。

その間に溜まっている雑用を片付けています。

 

先ずはこれ。

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ケヤキのローテーブルが完成。

脚部はメイプルです。 送ってくれた写真を見ると、前には無かった敷物が

あるじゃないですか。なかなか趣味良くなったねえ。

 

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ボッシュのルーターが壊れた話は前にUPしましたが、結局こいつを新調しました。

ボッシュのは、やはりスイッチの故障でした。

応急処置で使えるようにしてくれたんですが、やはり純正部品を取り寄せた方が良かろう

ということで、電気屋に預けてあります。1か月ぐらい掛かるというこてですが、

直ってきたらルーターテーブル専用にしようと思います。

ボッシュに比べて音が静かで、振動も少なく、使いやすい印象です。

 

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で、2週間ぶりにK君がやってきて作業再開。

ルーター作業は45分ぐらいで完了。その後鉋掛けをしてもらいました。

と言っても、木目の交錯した部分などのポイントはついつい手を出して

しまいます。

本当は最後まで自分でやらせる方が良いのは百も承知なんですが・・・・。

 

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完成させておいた脚部を連結して帰っていきましたが、

予想どおりの事が起きていました。

2週間放置していたせいで甲板に微妙な狂いが出ており、脚を取り付けると

僅かですがガタつきが出ます。

しかし、一から修正しても使っているうちに狂ってくるのは避けられない

でしょうから、今は何度削り直しても無駄でしょう。

そのうち大きく狂ってくるようなら、その時点で削り直しましょう。

この厚み(今65mm)だと反り止めの蟻桟は無意味でしょうね。

だから1枚板は嫌いなんだよね。

 

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塗装は自分でやるように言いましたが、まさか炎天下でやるとは

思いませんでした。

思いついた事があったので電話をしたんですが、丁度塗装作業中で、

「いま庭で蜜蝋塗ってるんですが、太陽の熱で蜜蝋が良く溶けて塗りやすいですわ。

 なんか変な音がするんですけど、何ですかねえ?」

「え、直射日光が当たってるの?やめてくれ!!音は引付の駒と甲板が擦れてる

 、ってことは、甲板が動いてるって事じゃないか。

 すぐ部屋の中に入れろ。」

「はい、もう1時間ぐらいやってて、あとちょっとで終わるんで中に入れます。」

 

これだもんね。 ったく何をしてくれるんじゃい。

 

でもまあ、邪魔になってた奴が無くなったんで一安心です。

 

                         ジャカジャン。

【2017.05.31 Wednesday 06:37】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(4) | trackbacks(0) | -
致命傷!嗚呼・・・・・・・。

今作っているのは、先日納品した電話台の隣に置く本箱。

幅750、高さ1600ぐらいのサイズですが、上下2段に分割して製作しますが、

下半分が大詰めに差し掛かっています。

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両方の妻手側には厚13mmの鏡板を入れるんですが、溝切が終了した瞬間に

ミスに気づきました。

上下の桟は脚から2mm控えた位置に配置してあるんですが、桟の溝を切った

設定のままで、脚側の溝を掘ってしまったんです。

こういうミスは過去にもあったので、慌てることはありません。

すぐにサルベージ。

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こうやって一度溝を埋めてから、正しい位置に溝を切り直します。

埋めた木片は2mm分だけ残るんですが、脚を取った材の端材が残してあるので、

それと知らなければまず気づかれることはありません。

30分程時間をロスしましたが、この程度の誤魔化し、あ、じゃなかった、

修正は随分うまくなってきました。

全然動揺しないもんね。

 

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と、ルンルン気分で組み立てを完了しました。

で、次は組み上げたものを塗装しながら引き出し6杯を作っていくんですが、

引き出しの板を加工していて愕然としました。

 

下半分には2列3段に引き出しを配置し、文庫本を入れるように考えました。

写真は側板と文庫本ですですが、文庫本の短辺は105mm。

側板の上辺から5mm下がった位置に文庫本の背が来れば落ち着いて見えるでしょう。

だから、側板の幅は110mm。

 

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ほんでもって、前板は側板より2mm高く設定してあります。

 

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従って棚口の高さは112mm。綺麗に組み上がっているのが悲しい。

 

ということは、ということは・・・・・・・・。

 

そう、底板はどこに付くんだろう・・・・・・・・。

予定している底板は6mmのシナベニア。摺り桟から4mmの位置に溝を掘って

底板を配置するのが私の引き出しの標準仕様なんで、側板は120mmにしなきゃ

いけなかったんです。

ということは前板は122mmの高さが必要だったんです・。

ということは!!!!棚口の高さも122mm必要って事じゃないですか。

 

要するに、早い話が(ゆっくりでも同じことであるけれども)、この引き出しには

文庫本は入らないって事じゃないの。

じゃあ、何のために引き出しを作ったのよ。

施主様にも、「ここの引き出しには文庫本入れましょう。6杯もあるんでたくさん入りますよ。」

って言ってあるのに・・・・・・。

 

設計図を見直すと、設計段階から棚口高112mmになってます。

つまり、最初から間違えていたって事です。

 

昼飯も食わずに誤魔化す、じゃなかった、回復方法を考えましたが、どう考えてもダメです。

 

3時間考えて最初から作り直すことにしました。

幾つか回復法が無い事はないんですが、いずれも底板の保持強度に不安があるので

却下。10年持つかと言われたら項垂れそうな感じだったもんですから。

 

痛恨事です。丸々1週間の労力と、貴重な材料を浪費してしまいました。

 

北九州方面から緊急会議(飲み会ね)の招集が来てるんですが、そういう場合じゃ

無いような感じなんで、泣く泣く断りの返事をしました。

 

                          うな垂れて寝ましょうかねえ。

 

【2017.05.22 Monday 18:22】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
お魚まつりと、あれやこれや

電話台が完成したので、次は本棚に掛からなければいけないんですが、

ちょっと寄り道。

 

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5月3日は、毎年恒例の「お魚まつり」に行ってきました。

車で30分ほどの近所?の島で、漁協の漁師が開くんですが、

年々魚が取れなくなっていくの良くわかります。

5年ほど前は、タイ・ヒラメ・あこう・タコなどの高級魚が

うじゃうじゃいて、型もタイやヒラメは80センチ強、アコウで

50センチ強なんていうのが普通に沢山いたんですが、

今年は大型のはこの1匹だけ。ヒラメやアコウは小さいのも含めて

1匹もいませんでした。

この鯛は60センチ強、5.2キロです。このサイズは、実はそんなに

おいしくありません。鯛のおいしいサイズは30〜40センチぐらい、

2〜3キロぐらいです。

美味しくないと分かっているのに、なぜこいつを買ったかというと、

狙いは牙。人間でいうと前歯の部分に鋭い牙があるんですが、

それを蒔絵に使うんです。 

でも、帰ってから確認して愕然。牙は1本しか無くて、他は全て折れて

いました。要するに年を取りすぎて永年の酷使に耐えかねて折れたって

事ですね。

「鯛牙」は漆道具店で売っていて、1000円強のものですから、

これは全くの失敗でした。

頭だけ兜煮で食って、身の方は近所中に配っておしまい。

来年はお魚祭りには行かないでしょうね。

 

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これ何だか解りますか?

「リコーダー」っていう、まあ要するに縦笛のスタンドです。

演奏中に大小の音色の違う笛を取り換えながら使うので、こういう物が

要るんだそうです。

片手で運べるように取っ手を付けてあげました。

私が小学生の時には「スペリオパイプ」って言ってて、音楽の授業で

全員吹かされてましたが、これを依頼した人はそういう呼び方が

あるのを知りませんでした。

 

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ついでって訳じゃあないんでしょうがこういう物も頼まれちゃいました。

リコーダーの指掛けです。両面テープで本体の然るべき位置に付けて

使うんだそうです。

どうやって作るかが問題です。この大きさ(長い処で15mm、短い処は

9mmぐらい)で、指や本体に当たるところの局面を作るには工夫が

要りそうです。

果たしてできるんでしょうか?

 

DSCN0483.JPG

突然ですが、ケヤキの1枚板のテーブルに使う脚、でけたで〜〜〜。

 

連休の最終日にK君がやってきて、平面出しに取り掛かりましたが、

始めて15分ほどでルーターが動かなくなりました。

2人で分解してあれこれやってみましたが、お手上げでした。

私の場合、ルーターはあまり好きな工具じゃないので、なるべく

使わない様にしてるんですが、それでも他の工具ではできない工程も

あるので、全く必要ないって訳でもないんです。

曲線部の倣い加工なんかは、ルーター以外ではちょっと思いつきません。

 

出入りの機械屋に修理依頼しましたが、見積もりに2週間、

修理に2週間かかるそうなのでパス。

結局新しいのを買うことになりそうです。

やっぱ、国産じゃなきゃダメだわ。

 

                  物入りなGWでした。

【2017.05.10 Wednesday 08:16】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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