OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
致命傷!嗚呼・・・・・・・。

今作っているのは、先日納品した電話台の隣に置く本箱。

幅750、高さ1600ぐらいのサイズですが、上下2段に分割して製作しますが、

下半分が大詰めに差し掛かっています。

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両方の妻手側には厚13mmの鏡板を入れるんですが、溝切が終了した瞬間に

ミスに気づきました。

上下の桟は脚から2mm控えた位置に配置してあるんですが、桟の溝を切った

設定のままで、脚側の溝を掘ってしまったんです。

こういうミスは過去にもあったので、慌てることはありません。

すぐにサルベージ。

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こうやって一度溝を埋めてから、正しい位置に溝を切り直します。

埋めた木片は2mm分だけ残るんですが、脚を取った材の端材が残してあるので、

それと知らなければまず気づかれることはありません。

30分程時間をロスしましたが、この程度の誤魔化し、あ、じゃなかった、

修正は随分うまくなってきました。

全然動揺しないもんね。

 

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と、ルンルン気分で組み立てを完了しました。

で、次は組み上げたものを塗装しながら引き出し6杯を作っていくんですが、

引き出しの板を加工していて愕然としました。

 

下半分には2列3段に引き出しを配置し、文庫本を入れるように考えました。

写真は側板と文庫本ですですが、文庫本の短辺は105mm。

側板の上辺から5mm下がった位置に文庫本の背が来れば落ち着いて見えるでしょう。

だから、側板の幅は110mm。

 

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ほんでもって、前板は側板より2mm高く設定してあります。

 

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従って棚口の高さは112mm。綺麗に組み上がっているのが悲しい。

 

ということは、ということは・・・・・・・・。

 

そう、底板はどこに付くんだろう・・・・・・・・。

予定している底板は6mmのシナベニア。摺り桟から4mmの位置に溝を掘って

底板を配置するのが私の引き出しの標準仕様なんで、側板は120mmにしなきゃ

いけなかったんです。

ということは前板は122mmの高さが必要だったんです・。

ということは!!!!棚口の高さも122mm必要って事じゃないですか。

 

要するに、早い話が(ゆっくりでも同じことであるけれども)、この引き出しには

文庫本は入らないって事じゃないの。

じゃあ、何のために引き出しを作ったのよ。

施主様にも、「ここの引き出しには文庫本入れましょう。6杯もあるんでたくさん入りますよ。」

って言ってあるのに・・・・・・。

 

設計図を見直すと、設計段階から棚口高112mmになってます。

つまり、最初から間違えていたって事です。

 

昼飯も食わずに誤魔化す、じゃなかった、回復方法を考えましたが、どう考えてもダメです。

 

3時間考えて最初から作り直すことにしました。

幾つか回復法が無い事はないんですが、いずれも底板の保持強度に不安があるので

却下。10年持つかと言われたら項垂れそうな感じだったもんですから。

 

痛恨事です。丸々1週間の労力と、貴重な材料を浪費してしまいました。

 

北九州方面から緊急会議(飲み会ね)の招集が来てるんですが、そういう場合じゃ

無いような感じなんで、泣く泣く断りの返事をしました。

 

                          うな垂れて寝ましょうかねえ。

 

【2017.05.22 Monday 18:22】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
お魚まつりと、あれやこれや

電話台が完成したので、次は本棚に掛からなければいけないんですが、

ちょっと寄り道。

 

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5月3日は、毎年恒例の「お魚まつり」に行ってきました。

車で30分ほどの近所?の島で、漁協の漁師が開くんですが、

年々魚が取れなくなっていくの良くわかります。

5年ほど前は、タイ・ヒラメ・あこう・タコなどの高級魚が

うじゃうじゃいて、型もタイやヒラメは80センチ強、アコウで

50センチ強なんていうのが普通に沢山いたんですが、

今年は大型のはこの1匹だけ。ヒラメやアコウは小さいのも含めて

1匹もいませんでした。

この鯛は60センチ強、5.2キロです。このサイズは、実はそんなに

おいしくありません。鯛のおいしいサイズは30〜40センチぐらい、

2〜3キロぐらいです。

美味しくないと分かっているのに、なぜこいつを買ったかというと、

狙いは牙。人間でいうと前歯の部分に鋭い牙があるんですが、

それを蒔絵に使うんです。 

でも、帰ってから確認して愕然。牙は1本しか無くて、他は全て折れて

いました。要するに年を取りすぎて永年の酷使に耐えかねて折れたって

事ですね。

「鯛牙」は漆道具店で売っていて、1000円強のものですから、

これは全くの失敗でした。

頭だけ兜煮で食って、身の方は近所中に配っておしまい。

来年はお魚祭りには行かないでしょうね。

 

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これ何だか解りますか?

「リコーダー」っていう、まあ要するに縦笛のスタンドです。

演奏中に大小の音色の違う笛を取り換えながら使うので、こういう物が

要るんだそうです。

片手で運べるように取っ手を付けてあげました。

私が小学生の時には「スペリオパイプ」って言ってて、音楽の授業で

全員吹かされてましたが、これを依頼した人はそういう呼び方が

あるのを知りませんでした。

 

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ついでって訳じゃあないんでしょうがこういう物も頼まれちゃいました。

リコーダーの指掛けです。両面テープで本体の然るべき位置に付けて

使うんだそうです。

どうやって作るかが問題です。この大きさ(長い処で15mm、短い処は

9mmぐらい)で、指や本体に当たるところの局面を作るには工夫が

要りそうです。

果たしてできるんでしょうか?

 

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突然ですが、ケヤキの1枚板のテーブルに使う脚、でけたで〜〜〜。

 

連休の最終日にK君がやってきて、平面出しに取り掛かりましたが、

始めて15分ほどでルーターが動かなくなりました。

2人で分解してあれこれやってみましたが、お手上げでした。

私の場合、ルーターはあまり好きな工具じゃないので、なるべく

使わない様にしてるんですが、それでも他の工具ではできない工程も

あるので、全く必要ないって訳でもないんです。

曲線部の倣い加工なんかは、ルーター以外ではちょっと思いつきません。

 

出入りの機械屋に修理依頼しましたが、見積もりに2週間、

修理に2週間かかるそうなのでパス。

結局新しいのを買うことになりそうです。

やっぱ、国産じゃなきゃダメだわ。

 

                  物入りなGWでした。

【2017.05.10 Wednesday 08:16】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
電話台完成とアイドリング

電話台が完成しました。

と言っても4月25日の事ですから、もう1週間も前の事です。

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甲板の高さは少し高めの80センチ。甲板の3辺に「筆返し」を

付けてあげました。

引き出しの前板が周囲より少し薄い色なんですが、1~2か月で

馴染ん来ると思います。

この辺の色合わせは毎回頭が痛いですね。

 

引き出しの引手は思い切って小さくしました。

引き手だけがやけに目立つのはいただけませんものね。

 

左の縦位置の鏡板は嵌め殺しです。

 

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左サイドに扉が1枚。

 

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内部はこうなってます。

電話やPCのルーターが入ります。

配線穴は納品時に開けます。

 

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逆サイドはこうなってます。

 

続いて電話台の横に配置する本棚を作るんですが、ちょっと寄り道。

 

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1枚板の平面出しに使う治具です。

1枚板がすっぽ入る2X材の枠と、3mmのアルミのLアングルで作った

ルーターのレールで構成されてます。

 

そう、この間出てきたケヤキの板を削るための治具なんです。

切削自体はK君にやらせます。

 

仕方がないんで、脚部は私が作ります。

ええ、作りますとも!!

 

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左の8つがバターナイフ。材はチェリー。

右6本は「斧折れカンバ」ペーパーナイフ。

最初中央寄りの2本を作ったんですが、どうにも不細工なので

作り直したのが右の4本。

 

バンドソーで粗々の輪郭をカットしたら、あとは小鉋・南京鉋・切り出しナイフ

と、全て手作業なんで、これだけ作るのに1日半ほどかかります。

これは全くペイしないですね〜。

ま、家具を発注してくれた人におまけで進呈しましょうかねえ。

 

 

【2017.05.03 Wednesday 11:04】 author : OYA-G | 作品 | comments(0) | trackbacks(0) | -
沖縄でヘタばるのこと

もう2週間も前の事ですが、恒例の沖縄ツアーに行ってきました。

いつも行く恩納村のゴルフ場に行ってびっくり。

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真新しい、バブリーなクラブハウスが出来てるじゃないですか。

聞けば4日前にオープンしたばかりとのこと。

以前のクラブハウスはかなり老朽化したもので、従業員の接客態度も

悪く、どちらかというと「あまり行きたくないコース」って感じでしたが、

見違えるような変貌ぶりです。

建物のついでに、従業員も新しいメンバーに若返り、接客態度も変わっていました。

多分経営陣も大幅に変わってると思います(推測ですがね)。

接客態度なんてものは、経営陣の日常の言動を反映したものにすぎないので、

そのように推測する次第です。

コースもあちこち改修されていました。

 

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本部の町からフェリーで30分の沖合に浮かぶ「伊江島」の姿。

20年以上前から一度は行こうと思っていましたが、今回決行。

写真は借用で、行った日は曇天・霧雨のどんよりした天気だったです。

中央部に小高い山(標高176m)がぽつんとあるだけで、あとは

マッ平らな、何の変哲もない島です。

この山、城山(グスクやま)っていうんですが、土地の人は

伊江島塔頭(タッチュウ)って呼んでます。

 

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標高100mプラスにある展望台兼土産物店のところまで車で

行けます。

残り70m弱は、岩肌に付けられた急傾斜の鎖付きの階段を

上って頂上に至ります。

 

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こんな感じです。

いや、登りましたよ。ここまで来て登らない訳ないじゃないですか。

写真みたいな好天じゃなく、小雨が強風で吹き付ける悪条件だったです

けど。

おまけに足元は島草履(ビーサンのことね)。

吹き付ける霧雨が寒く、強風に煽られながら急斜面を上るのはかなり

怖かったですよ。いや、下りの方が倍ぐらい怖かったです。

景色?見てません!!

高所恐怖症じゃなくても、下の景色を見る余裕は無かったです。

 

僅か70m弱ですが、翌日から腿が張ってつらかったです。完治まで

4日かかってしまいました。

 

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海岸沿いにある海食洞。縄文人が住んでいて、出迎えてくれたんじゃあ

ありません。いつもフルアテンドしてくれる琉球人の友人「アラカキ」

さんのむさくるしいお姿です。

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ナントカ(忘れた)っていう海岸の断崖。

地下水が湧き出していて、昔は断崖の下まで水汲みに行ってたらしいです。

 

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写真が寝ててすみません。何故か回転できませんので、ご容赦。

これは伊江島じゃなくって、本部の一角。

「備瀬」っていう、本部半島の先端にある「フクギ並木」で有名?な集落

の外れにある「ワルミ」(多分ワレメの現地語よね)っていう場所です。

普通の観光本には載っていない、ウルトラマイナーな場所のはずだったんですが、

ご覧のとうり。

会話は全て中国語。上海語と広東語が多く、北京官話は聞こえませんでした。

こんなところまで来てるんだねえ。

新婚と思しきカップルの、ね〜ちゃんの方が、場違いにヒラヒラの派手な

ワンピースで写真をとってもらってたのが、馬鹿馬鹿しくて面白かったです。

 

本土に帰ってから3日ほどは疲れで仕事(木工ね)になりませんでした。

 

       以上、遅ればせながら沖縄ツアーの報告でした。

 

 

【2017.04.29 Saturday 08:40】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
スツール完成

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スツール3脚が完成しました。

座幅40cmの一人掛け2脚と、座幅80cmの2人掛け1脚です。

脚部はウオルナット、座面はハードメイプルです。

座面の奥行きは27cmと浅めの設定にしました。

 

新しいデザインの物にしようと試作をしてみましたが、結局

今までのものに近い感じになってしまいました。

 

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来客が多いときの予備の食卓椅子なので、使わないとき、邪魔にならない様に

こういう風に置いてもらいます。

 

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妻手側の幕板を工夫して、座板が浮いているような取り付けにしました。

浮き分は1cmですが、座板の周囲を1cm分シェイプしてあるので

2cm浮いているように見えます。

こういうデザインは好き嫌いがあると思うんですが、OYA-G的には

必須のデザインですね。

いや、施主様がどうしても嫌なら引き下がりますがね・・・・。

 

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これは2人掛け用。 座板が撓む恐れがあるので、幕板中央部にも

座板を支える幕板を配置しました。

脚下部の桟の構造は、一人掛けと違う配置になってます。

強度的にはオーバースペック気味です。

試しに座って前後左右にゆすってみましたが、ビクともしません。

 

週明けから琉球方面に出張予定なので急ぎ完成させて納品しました。

 

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次はこんな感じのもの。

チェリーの電話台です。

 

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スツールの塗装に入った時点で部材加工に取り掛かって、7割がた

進んでいます。

これは出張から帰って完成させましょうね〜〜〜。

 

             じゃ、いってきま〜〜〜す。

 

 

【2017.04.08 Saturday 17:35】 author : OYA-G | - | comments(0) | trackbacks(0) | -
またやってしまった。グスン。

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え〜〜〜と、これは何かっていうと〜〜〜、

元奴隷兼弟子、今木楽亭の営業担当兼得意先(もうからんけど)のK君から

預かったケヤキの1枚板の平面出しをしているところです。

 

元々弊工房奥の和室にあった座卓なんですが、改装の時邪魔なので捨てようと

思っていたら、K君が欲しいっていうんで持ち帰らせておいたものです。

BEDを納品に行ったとき、脚を取り外され、変な形にカットされて庭の片隅に

放置されており、盛大にお椀反りした姿になっていました。

「この反り、どうやったら直りますかねえ?」って言うんで、

「直す方法はあるけど君には無理。道具は貸すし、やり方は教えるから

 暇なときに工房に来て自分でやんな。」

ってことで、持ち帰っておいたんですが、いつまでたっても音沙汰無しなんで、

嫌々始めたって訳です。

厚みは80mm位あって、反りを修正しても60mm弱には上がるだろうと見当をつけて、

先ずは乱暴に手持ちの電気カンナで横摺り・斜め摺り。

粗々平面が出たところで裏面の鉋掛けに掛かった処です。

 

裏面の平面出しが8割方終わったところで暫く時間を置きます。

というか、鉋掛けでへばってしまって、暫くこいつの顔は見たくありません。

 

材の動きが無いようなら裏面を仕上げて、表側をルーターで厚みを決めながら平面出し。

最後に表の仕上げ鉋を掛けて終了ですが、多分全部私がやることになるでしょう。

まんまとはめられた気がしなくもないです。

 

あ、今日の本題はこれ。

 

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杢のカエデの長皿。 表は拭き漆、裏は漆に錫を蒔きます。

このサイズが2枚と、少し短めが1枚で始めて、拭き漆14回目まで

進んで来ました。

「お〜〜、なかなかいい艶が出てきたなあ。あと10日ほどで

 裏に掛かれるなあ。」

と思いながら、ムロの水溜め用のバットにやかんで水を張っていました。

ふとした拍子にこいつを置いていた渡し板が動いて落ちそうになったので、

素早くキャッチし、落下はまぬかれたのですが、翌日こうなってました。

 

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中央部にこういう傷跡がクッキリ。多分やかんの口の部分が当たったんだと

思います。

修復不能!!ここまでの漆は全て剥がして、一からやり直しです。

完成まで事故無く進んだことが無いんだから。まったくもう〜〜〜〜〜。

は〜〜〜〜〜〜。

 

 

 

 

【2017.03.26 Sunday 21:57】 author : OYA-G | | comments(4) | trackbacks(0) | -
これはいけませぬ。

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新しいデザインのスツールの、1回目の試作品を組んでみました。

前後の脚が左右に45mmずらしてあります。

工房から中国山地に20キロ程入った、江戸時代に栄えた街(ということは、

今は寂れているってことね)にある家具メーカーで見つけたアイディアなんですが、

横方向のブレに強いってことで、いつかトレースしてみようと思ってたんです。

 

座板は幕板から20mm浮き上がった位置にあります。

 

頭の中に浮かんだ内容をそのまま形にしてみたんですが、どうにも不格好でいけません。

どこがどういう風にいけないのかもよくわかりませんが、座ってみようという気になりません。

 

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気になる部分を少しづつ修正しながら図面の書き換え。

 

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で、試作品2号が完成。 座面の浮き上がりを20mmから10mmに、

30mm角だった脚は26X40mmに変えて外側をシェイプ。

長手方向を35mm伸ばして座面の幅一杯にしてみました。

 

大分お落ち着いてきましたが、今回の試作はここで休止します。

なぜかって?

美しくないです。

見た目の違和感や不安定な感じはあるんで、当初の目的には近づいているとは

思うんですが、それがどうしたって感じなんです。

 

要するに、初期のアイディアに囚われていて、身近な家具として使うレベルに

達していないです。

反省して出直します。

 

従って、受注分のスツール(一人掛け2脚+2人掛け1脚)は今まで通りの

シンプルなものにします。

4日ほど時間を無駄にしましたが、これは仕方ないでしょう。

 

 

【2017.03.26 Sunday 21:22】 author : OYA-G | 作品 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ガラス修正器昇天するのこと

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8年ほど使い倒した「ガラス修正器」の切れが極端に落ちてきました。

焼結ダイヤモンド砥石で、砥石の修正専用なので独特のパターンの溝が切って

あります。

シャプトンってメーカーのもので、購入価格は1万6千円だったと記憶しています。

こいつを入手してから砥石の修正が格段に速くなって、重宝していました。

それまではHCで売っている安物のダイヤモンド砥石を使っていましたが、

1/3以下の時間で平面が出せるようになったんです。

砥石の平面修正で時間が掛かると、研ぎに回せる時間が減るのでストレスが溜まり、

研ぎの作業が億劫になったりしますので、随分助けられました。

 

ここ半年ほど砥石の修正に時間が掛かるようになっていました。

私的にはそこそこ高価な物なので、我慢していましたが、思い切って買い替えようと

思いましたが、シャプトンの「ガラス砥石シリーズ」が販売中止になっており、

同じメーカーの新作の修正器は5万前後もする値段で売られています。

 

しがない年金生活者にはこの値段は出せません。

こういう時には「曼荼羅屋」に相談するに限ります。

 

「シャプトンのガラス砥石シリーズの修正器を8年使ってきたが、切れ止んだ。

 <空母>って奴があるらしいが、高すぎて手が出せん。何とかしてくれ。」

「<空母>はお勧めいたしかねます。高いからって長持ちするって訳じゃあないんです。

 ここは<なおる>で行きましょう。 電着ダイヤモンドじゃなく、研磨剤を使う鋳物

 で、平面の減りも予想外に少ないです。価格もお手軽です。」

ということで、「なおる」君が送られてきました。

 

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いかつい溝で幅広。荒目と中目の研磨剤に、曼荼羅屋が付けてくれた仕上げ砥石用の

極細目の研磨剤がセットです。

 

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ついでに砥石も#1000・2000・3000を1丁づつ。

これでドレッサーで頂いたお代が佐世保方面に移動してしまいましたが、

それはまあ、致し方のない事です。

赤ちゃんのミルク代を出さなきゃあいけない身分でもないので、笑って

やり過ごせます。

 

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使用後30分の状態です。全体に錆が浮いてます。

#1000〜#3000の砥石は「中目」の研磨剤で、砥石を下に置いて、修正器を

手に持って擦りますが(私の場合はってことよ)、修正器が重いのがちょっとした

難点ですかね。但し、擦り合わせの時間は極端に短いので我慢できる範囲内です。

 

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この写真じゃあ解らないけれども、全体に研磨剤の細かい傷が出来てしまいます。

写真に写っている黒い擦り跡も残ってしまいます。

曼荼羅屋の親爺は極細目のパウダーで仕上げろっていうんですが、この傷を消すには

駄目になりかかっている「ガラス修正器」の方が早いです。

死に掛かっていた道具が新しいミッションで甦るのは、何とも気分の良いものです。

 

取りあえず問題解決です。

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引き続き前回のスライド丸鋸の集塵BOXの結果報告です。

こういう風にセットします。

BOX内には幾分の屑が残り、時々掃除する必要があるので、テーブル甲板への

固定はL字型の部材を蝶型ボルトで固定し、簡単に取り外せるようにしました。

スライド丸鋸自体のメンテにも、簡単に着脱できることは必須条件です。

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今まではこの部分に「なんちゃってサイクロン」を繋いで使っていましたが、集塵率は

半分以下って感じでした。

周辺に切り屑が散乱して、どうかすると日に何度も周りを掃除していました。

多分ですが、舞い上がった屑を大分吸い込んでいたと思います。

排水パイプはBOXの向こう側の集塵ダクトに差し込んであるだけです。

 

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試運転の結果です。20センチ幅の材を30カットした状態。

フェンスの手前には多少屑がありますが、フェンス奥側は殆ど屑がありません。

 

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逆サイドも同様です。

感覚的には95%以上の集塵率だと感じています。

 

予想以上の集塵効果で、びっくりしました。

BOXがあると、気分的にはあまりすっきりしないんですが、この結果なら

文句はありません。

気分の方はそのうち慣れてくるでしょう。

 

 

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今日から変形スツールの試作に入りました。 脚部はこんな感じ。

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妻手側の桟は脚と、相手側の幕板につながっています。

妻手幕板を脚上部に20mmかさ上げし、側に座板が乗ります。

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正面から見るとこんな感じです。

細部の意匠的な加工は明日かな。 大体想定通りの仕上がりには近づいて

いると思います。

狙っているのは、左右にずれた脚部の違和感と、浮いたように感じる座面の

不安定な感覚です。好き嫌いはあるでしょうけどね。

ワタクシとしては、四角四面の物ばかりは作りたくないし、かといって曲線だらけ

だったり、絵画的装飾には全く興味が無いので、こういう不安定な外観の物も

作ってみたかったんです。

 

【2017.03.15 Wednesday 17:08】 author : OYA-G | 刃物と研ぎ | comments(2) | trackbacks(0) | -
ドレッサー完成とアイドリングタイム

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塗装して完成です。

塗装の標準仕様は、「木固めエース」2〜3回のあと「蜜蝋オイル」仕上げ

です。 木固めエースだけだと、乾燥後に表面が白けたように見えることが

あるため、蜜蝋オイル(みんなが蜜蝋ワックスって呼んでる、蜜蝋を乾性油で

湯煎したもの)でしっとり感を確保します。

 

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使う時はこうなります。鏡の前の窪んだスペースに、化粧道具を置いて

使えます。

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鏡はこういう風に下と左右の金具で固定しますが、下の2つは

キッチリとビス固定。左右は金具が動く程度にビスの締め込みを

甘くします。

 

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鏡をセットする前は金具をこのように外側に寄せて置いて、鏡を

入れてから幅を寄せて装着完了です。

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日曜日に施主夫婦が工房に受け取りに来てくれました。

自分としてはいくつか不満な点があったのですが、それなりに

満足して貰えたようで一安心です。

反省点を1つだけ。

甲板の手前15センチぐらいが、奥側に比べて色が薄いでしょ。

甲板は14センチ幅2枚と8センチ幅1枚の3枚で矧いであるんです。

3枚とも23センチ幅ぐらいの同じ荒材から取ったんですが、

手前の1枚だけがほんの少し色が薄いようには感じてたんです。

塗装前は気になる差ではなかったので、「ちょっと引っかかるなあ」

ぐらいの気分だったんですが、塗装を始めてビックリ。塗料の吸い込みが

全然違っており、色の差が拡大する方向に動いてしまったのです。

今までにもこういうことはありましたが、ここまで差が付いたのは

初めてです。 油断大敵じゃねえ・・・・。

 

次回作の木取りのタイミングが悪く、シーズニングの期間が足りないようなので

2〜3日の空白期間が出来てしまいました。

 

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次回作はこれ。前足と後ろ足が左右にずれた、不思議な構造のスツールです。

模型はずんぐりしていて不格好なんですが、寸法を修正して華奢なフォルム

に仕上げるつもりです。

受注したのはスツール2脚と、幅85センチの2人掛けのベンチ型スツール1脚

なんですが、それぞれ工房でキープする分を1脚づつ余分に作るので

計5脚を作ります。

 

続いてチェリーの本棚と電話台。これはペアで作ります。

 

そのあと期待?の人形用ショーケースです。 ま、4月後半ぐらいから掛かる

事になるでしょう。

 

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アイドリングタイムを使ってこんなものを作ってみました。

これは何かというと、スライド丸鋸の集塵用BOXです。

工房移転前から構想していたもので、専用の集塵機まで買ってあったんですが、

何となく手が廻らなくて、今日まで作れなかったんです。

作れなかったのは、効果に確信が持てなくて、ダメだった場合は時間を無駄に

しただけに終わる訳で、そのことが恐ろしかったって事もあるんです。

効果については次回報告します。

 

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こんなものを買いました。「皮切り包丁」です。

刃先角を修正し、全体に少し湾曲した刃にしながら研ぎあげ、

 

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鞘を作ってあげました。

鞘と、柄の仕込み口周辺には布着せして漆塗り仕上げにします。

鋼は安来鋼青2号。見かけは貧弱ですが、よく切れます。

 

これは螺鈿の時、貝を切るのに使います。

【2017.03.14 Tuesday 08:45】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
2日間の停滞と次回作

ネットで購入した鏡が送られてきました。

一緒に購入した取り付け金具の不具合で2日間作業が止まってしまいました。

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上の2つが鏡と一緒に送られてきたもの。

下の4つが追加で送られてきたものです。

 

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左が最初の物で、右が追加分です。

間違いではないのです。最初の方が緩衝材のスポンジが厚く、

追加分の方が薄い事を覚えておいてください。

 

左の方で、金具全体の厚みは10mm、板厚1mm、スポンジの厚み4mm

です。鏡の厚みは3mm。

これだと緩衝材と爪の間に1mmの隙間ができて鏡が固定できません。

すぐにTEL。

「すみません、鏡と金具の間に隙間があって固定できません。

 そういうものなんでしょうか?金具は5mm用と3mm用があるって

 聞いたんですが、ひょっとして間違って5mm用を送られたんじゃあ?」

「あ、隙間がありますか。隙間があってはいけないんで、こちらの間違いですね。

 すぐに3mm用のを遅らせて頂きます。本日発送で明日着荷になります。

 ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。」

 

で、送られてきたのが右の緩衝材の薄い方って訳です。

これってどういう事?日本に来て間がない留学生っていう風でもなかったんだけど

・・・・。

 

もう一回電話しようと思いましたが、更に2日の停滞は我慢なりません。

 

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HCに駆け込んで5mmのスポンジを買ってきました。

貼られていた粘着テープの上に更に粘着テープを貼って隙間を無くして

あげました。

左が最初のもの、右が自分でやり替えたものです。

最初からこうしておけば2日間の停滞は無かったのに・・・・・。

 

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取り付け手順です。

下の2つはビスでしっかり固定します。

左右の2つは長孔になっており、金具が動く程度にビスを打って、

鏡の幅より広くセットします。

金具を取り付ける部分は6mm掘りこんでおきます。

上から鏡を差し込んで、金具を鏡に密着するように寄せて完成です。

まだテスト段階ですので、金具に付いたブルーの保護シートは

付けたままです。

 

甲板に鏡をセットして、組み上がった状態で開閉がうまくいくかどうか

現物確認しないことには組立てが出来ないんです。

全ての部材が揃っており、組立て寸前だったんですが、ここにきて2日間の

停滞は痛かったです。

DSCN0420.JPG

確認が終わったので、甲板が乗る上部の桟を組みました。

真ん中の横方向の部材の向こう側は27度にカットしてあり、

そこに鏡の付いた部分が当たって止まります。

この部材は甲板との間に5mmの隙間ができるようになっており、

鏡が当たらない様にしてあります。

え?黒っぽいラインはなんだって?聞きたい??

いえね、シナベニアが嵌まってるでしょ。その嵌めこみ溝を切るとき、

間違えて上の方に溝を切ってしまったのですよ。

途中で気づいたんですが、時すでに遅し!!

間違えた方には後からローズウッドを差し込んで、いかにも最初から

こういうデザインでしたっていうふりをしてるんです。

 

DSCN0421.JPG

妻手側は既に組み上がってます。

組み上げと塗装、甲板のセットと引き出しの調整であと3〜4日

で完成します。

 

DSCN0412.JPG

2日間遊んでた訳じゃありません。

10年ほど前に買って、主として面取りに使っていた小鉋の

口埋めをしてあげました。

今回は木口面で「富山大学」式。

仕上げ鉋レベルに復活しました。

 

DSCN0407.JPG

 

次回作の模型。 壁面のコーナーに置くショーケースです。

う〜〜〜ん、トップヘビーで何ともバランスが悪いなあ。

DSCN0409.JPG

う〜〜ん、大分良くなったけど、ちょっと威張ってるみたいで

重いなあ。

 

 

これならどうじゃ。 もうちょっとかな?

 

工房移転(2年と5か月前)以前に受注したんですが、構想が

纏まらずに延び延びになっていました。

幅1m弱、高さ1350ぐらいのそこそこの大きさのショーケース

ですが、これ、何だかわかりますか?

わかる訳ないよね。

「バービーちゃん」の洋服を入れるんですと。

いい年こいたおばさん、いや、オねいさんが、全く何考えてるんだか。

 

上部の見えている部分は全てガラスを嵌めます。いや、アクリルですけどね。

 

つまらない人形ケースを作っていたのは、こいつを作るための練習だったんです。

しかし、まだ解決しなければならない課題があります。

もう少し待ってくださいね。

 

 

 

DSCN0410.JPG

 

図面を書き始めました。課題は作りながら考えることにします。

こいつの前に2〜3点小品を作るんで、仕掛かるのは3週間後

ぐらいかな?

【2017.03.07 Tuesday 06:18】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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