OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
チェスト製作-2

チェストと整理棚の天板は、13mm厚の板の廻りを20mm厚の桟で囲った

構造にします。

DSCN0700.JPG

四隅は留めっていう始末で、どこから見ても木の木口(導管が見える部分)が

見えない様にします。

普通は矧いだ板だけで構成する部材なんですが、今回は基本的にこの構造を

多用しようと思います。

何故だか自分でもわからないのですが、琉球の風情に合うような気がしたんです。

評価は分かれるとは思いますが、我慢してくださいませ。

 

DSCN0701.JPG

これは裏側ですね。下から見上げる位置になるので仕上げは表と同じレベルにする

必要があります。ぐるりに回した桟(支輪)の下部は14mm幅の凹曲面を取っています。

DSCN0702.JPG

すぐに塗装が始まるので、塗料を調合しておきましょう。

小さいオレンジ色の缶が「含浸性ウレタン塗料」、大きい青の缶が

希釈剤として使う専用シンナーです。

このシンナーはHCで売ってる奴の10倍近くする馬鹿高シンナーですが、

これ以外で薄めると白濁して使い物になりません。ウレタンがシンナーの

不純物と反応してしまう様です。

配合済みのものも「木固めエース」っていう商品名で売られていますが、

余りに高価なので、業務用の自分で混ぜ合わせるタイプに切り替えました。

季節によって配合比率を変えて、硬化速度をコントロールできるので

この方が実用上便利ってこともあるんです。

 

                         つづく

 

【2018.05.18 Friday 20:06】 author : OYA-G | 作品 | comments(1) | trackbacks(0) | -
チェスト製作開始

連休前に粗取りして寝かせて置いたチェストの材料の頃合いが来たので、

数日前から製作を開始しています。

DSCN0693.JPG

最初はこれ。引き出しや開き扉の取っ手になります。

メイプルの白い木肌に映えるように、派手目のカーリーメイプルに紫檀の

薄板を圧入しました。

これを必要寸法に切って使います。

DSCN0694.JPG

断面はこうなってます。

いつもの「片銀杏型」です。

DSCN0698.JPG

本体部分に掛かる前に、妻手(サイド側ってことね)や扉の鏡板、天板に

なるパーツを準備します。

全部で12枚。板厚13mmに統一してあります。

板を矧いで定寸にカットし、化粧になる傾斜部分と本体に嵌めこむ部分を

加工します。

板厚を統一してあるのは加工時の効率と、失敗を回避するためです。

扉の枠も出来てますね。これはまだ仮組みで、この中に下に見えている

鏡板を組み込んで扉になります。

これらのパーツは組立て前に塗装まで完了しておきたいので、

本体の加工に先行して作るんです。

DSCN0697.JPG

作業台脇の扉に設計図を貼ってあります。

各部の寸法や位置関係、必要なパーツの確認がその場でできるよう、

いつもこの位置に貼っています。

上段左がチェストの、右が棚収納の図面です。

下段は複雑で間違いやすい箇所の部分図です。

DSCN0696.JPG

これはチェストの天板になるパーツの鉋掛け。

薄い板なので、逆目掘れによって厚みが足りなくなると困るので、

神経を使う作業になります。

幸い今回の材料は素直な材だったので、逆目掘れは全く起きていません。

 

                        つづく。

 

【2018.05.18 Friday 06:48】 author : OYA-G | 作品 | comments(0) | trackbacks(0) | -
琉球異聞2

事件4.

到着した日の午後、那覇中心部から車で1時間ほど北上した中城村(ナカグスクソン)

っていう集落に立ち寄りました。

今回どうしても会っておきたかった、琉球螺鈿の匠が住んでいる集落です。

「**漆器店」っていうから、看板があるだろうと思っていたのですが、

地図上の住所近辺に行ってもそれらしきものが見当たりません。

で、TEL。

「近くに来てるんですが、これから寄せて頂きたいんですが。」

「あ〜すみません。病気をして2年前から仕事を辞めてるんです。」

「え!そうですか。煮貝のことを伺いたくて来たんですが。」

「どちらから見えました?」

「広島県です。」

「それは遠いところから。それでしたらお話だけでもさせていただきます。

 え?中城小学校の裏門のまえ?北方向を向いている?後ろに20mほどの

ところです。」

っていうわけで、すぐに発見。普通の民家で、店舗ではありません。

こら解らんはずじゃがな。

 

煮貝って何だって?

螺鈿に使う「夜光貝」っていう、サザエのオバケみたいな貝で、普通は真珠層を

研ぎだして使うんですが、尚氏王朝時代の古文書に「煮貝」っていう記述があって、

その時代の螺鈿作品に不思議な光り方をする部分があり、どうもそれが煮貝らしい

っていうことに気付いたんですと。

古文書には煮貝っていう記述はあるけれども、方法は記述がなく、技術も伝承されて

なくて、「失われた技術」ってことになってたんだって。

それをこの匠が試行錯誤の末に復元に成功したっていうんです。

海水で一晩中コトコト煮て、小さな金槌で全体に万遍なくコンコン叩く。それを

何度も繰り返すと、0.1mm弱の真珠層が剥離してくる。

それを更に両面・表面だけ・裏面だけっていう風に砥石で研いで3種類の材料を

入手する(これは公開されています)、っていうんですが、何とも気の遠く

なるような作業です。

やり方の極意みたいなものがあるはずなんですが、私が知りたかったのは方法論

そのものではありません。職人が血のにじむような思いで獲得した技術を

教えてもらえるって考える程野放図な人間じゃありません。

知りたかったのは、普通の擦り貝とどういう風に違うのかっていうことと、

なぜ復元できたと分かるのかっていうことなんです。

 

「時間はどれくらいありますか?え、20〜30分?それじゃあ急ぎでお見せしましょう」

っていうことで、手持ちの作品を次々に見せて頂きました。

「これは江戸幕府に献上した爪楊枝入れです。琉球王朝時代の螺鈿漆器には

 <進貢品=中国王朝向け><献上品=江戸幕府や薩摩藩向け><贈答品=その他向け>

 っていう3種類があり、図柄や使われる貝の種類などが厳格に区別されていました。

この丸盆の方は進貢品です。龍の図柄は進貢品以外には使われません。

貝は全て摺り青貝です。」

「これが動画でご覧になった丸盆です。琉球螺鈿で使われた全ての種類の貝を使いました。

 煮貝はこの部分です。え?あまり綺麗じゃない?そう仰ると思っていました。」

と、ここからが事件です。

匠はおもむろに立ち上がると部屋の照明を消したのです。

軒の低くて長い琉球の民家ですから、部屋の中は薄暗くなります。

何という事でしょう!!今まで沈んでいた煮貝の部分が得も言われ怪しい光を放つでは

ありませんか。

「昔は電気照明は無いんで、これが本来の螺鈿の見え方なんです。古い螺鈿細工に使われていて、

 今はすたれてしまった煮貝の美しさがわかって頂けましたか?」

ワカリマシタワカリマシタ!!!

「ちなみにですよ、売るとしたらおいくらですか?」

「去年来た人が200万なら出せるって事でしたが、売りませんでした。」

スミマセンスミマセン。聞くだけ野暮でした。

でもまあ、11か月かけてその値段じゃあ食えないわなあ・・・・。

他にもいろいろ教えて頂いたのですが、この辺にしておきますが、最後に

「こういう事をしていると貧乏するんです。」と言われたのが心に残りました。

今回の沖縄旅行の白眉となる事件ではありました。

 

事件5.

 

DSCN0682.JPG

 

これは58号線を北上して旧名護市内入り口の「東江(あがりえ)」交差点の

看板。少なくとも10年以上前から気になっていました。

今までは「日本一大きな車エビ」って書いてあったんですが、日本一は

なくなっていて、「超巨大」っていうフレーズに変わっていました。

反省してくれたのね。

この交差点を右に曲がって太平洋岸に出て、少し南に下がった屋我地っていう

ところにあるらしいんですが、今回行ってみました。

初日の晩飯はバーベキューの予定だったんで、そのメインを張って貰おうって

算段です。

「超特大」っていうのを買いましたが、別に大きくもなんともなかったです。

結局雨でバーベキューは中止。部屋の中で泡盛をぶちかまして茹でて食べました。

ほら、広東料理なんかで芝エビに白酒をかけてバシャバシャ暴れているのを無理やり

茹でて食すっていう残忍かつショウアップされた奴の真似ですよ。

甘味が強くておいしかったよ。

 

事件6.=おまけ

 

到着翌日のゴルフは曇天の中、少し肌寒い中でのプレーでしたが、

1日置いた水曜日は晴れの天気。

DSCN0687.JPG

 

少し風は強かったですが、今回唯一の晴れだったんで気分は良かったです。

気分は良かったんですが、体調を崩してしまいました。

連日の二日酔いもあって、軽い熱中症になってしまったようで、その晩は

不思議とお酒がおいしくなく、食欲もありません。

夜は体中が熱っぽくて眠れませんでした。

体調不良は帰ってきてからも続き、1週間以上調子が出ませんでした。

深酒はいかんねえ、無駄な反省ですけど。

 

              琉球報告は以上です。お粗末様。 

 

【2018.05.04 Friday 07:33】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
琉球異聞

15日から19日まで、4泊5日で恒例の沖縄旅行に行ってきました。

いつも泊まる名護のリゾートホテルが予約できなかったので、大好きな

瀬底島に1棟貸しの古民家ホテルを予約しました。

DSCN0681.JPG

一度こういうのに泊まってみたかったんです。フクギに囲まれた

小さな古民家を改装した施設です。

長くなりそうなので以下箇条書きご容赦。

 

事件1.

 

到着後部屋を点検していて愕然。 鼾の激しい琉球人を寝させようと思っていた

小部屋が雨漏り。その部屋に置いてあった布団も濡れています。

現地スタッフに連絡して代わりの布団を手配。

1部屋に4人で雑魚寝。湿気が強くて弱った。

 

事件2.

 

翌朝雨が上がったので裏に出ると

DSCN0680.JPG

少し大きな無住の古民家。 その奥に何やら近代的な建造物が。

トイレかなあ、そんなはずないがなあ、不釣り合いな建物じゃなあ・・・

と思いながら接近。

DSCN0679.JPG

何やら全体に十文字の切り込みが・・・・

造りは贅沢で、縦長の小窓にはステンドグラスが・・・

右の方に舗装された歩道が・・・・

 

DSCN0678.JPG

 

その奥に上がってみると新築の大きな家が・・・・。

右側の奥から男性が出てきて「ようこそいらっしゃいました。是非中を

ご覧ください。」

「え?これからゴルフ?今コーヒーを飲もうとおもっていたんで、是非にも

ご一緒しましょう。お時間は取らせません。」

っていうので、中に入ってびっくり。

超の付く豪邸です。安く見積もっても6千万、もしかしたら1億近く掛かっているかも

しれないっていう感じ。

「1か月前に東京から越して来ました。妻と2人で暮らそうとこの家を建てたんですが、

 引っ越しの1か月前に妻が亡くなったので、一人で越して来ました。」

「下の建物は、<お御堂>っていうんですが、キリスト教徒の礼拝所です。

 2人ともクリスチャンで、あれを作るのが妻の希望だったんです。今となっては

 私にとってお御堂は妻そのものです。」

「今晩よろしかったら晩御飯をご一緒していただけませんか。一人の食事は

 味気ないものですから。」

 

そうと聞いては拒否する理由はありません。ゴルフの後、食材を買い込んで

再訪し、痛飲しながら会食しました。

ついでに、下着やタオルを収納するチェストを受注しちゃいました。

 

事件3.

 

到着3日目は観光デー。この日も朝から雨。観光ったって、大概行きつくしたんで

遅めの昼を食べて早々に宿舎に帰って一杯(いっぱい?)飲もうっていうので2時過ぎに

帰還。荷物を置いていた部屋がまたも雨漏り。幸いバッグが濡れただけで済んだんですが、

嫌になってしまいます。

「あのね、また別の所から雨漏りなのよ。幸いベッドルームに何とか4人寝られるんで

 良いんだけど、早く直した方が良いよ。雨漏りは電灯を伝って水が落ちてるんで、

 漏電が怖いよね。」

「それでしたら、私共の方で代わりの宿を手配しますので、宿替えをお願いできませんか?

 今日の宿泊は不泊扱いにさせていただき、最初の2泊分は半額にさせていただきます。」

「宿の手配が出来ました。5キロほど離れたところなんですが。」

「5キロ?4人とも酒を飲んでるのにどうやって移動するの?飲酒で捕まったら150万ぐらいは

 取られるよ。そんな金お宅じゃふたんできないでしょ。

 100mぐらい離れたところに宿があるんで、今からこっちで交渉してOKなら

 そこに移動しても良い?宿泊費は後で降り込んでくれたらいいよ。」

「代金にもよりますし、私一人では決済できませんので、後程電話いただけますか。」

「あのねえ、一人¥3,800で泊めるって。どうする?」

「結構です。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。」

来るときにホテルの場所がわからなくて、小ぎれいな民宿兼カフェで教えてもらったんですが、

次来るときは断然こっちだよねって話していたところに泊まれちゃいました。

結局1泊分の代金で3泊出来たっていう、夢みたいなお話でした。

 

      まだまだ続くんですが、長くなってしまうので今日はこの辺で。

 

 

【2018.04.23 Monday 22:18】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) | -
大工さんの道具箱

春になって嬉しいんですが、1つだけ嫌なことがあります。

花粉症じゃありませんよ。

鉋の台が狂いやすくなるんです。

DSCN0647.JPG

 

エース級の鉋がほぼ全て狂っていました。

晴れると乾燥注意報が発令されるほどの乾燥状態、雨が降ると

湿度が60%を超えるような状態が交互にやってくるので、

この時期は台が狂いやすくなるようです。

梅雨時から夏にかけての高湿度が続く時期より、春先の方が

狂いやすいように感じます。

2日間で小鉋も含めて8丁の台直しをしました。

 

DSCN0648.JPG

 

作っているのは「大工さんの道具箱」です。

時代劇で飲兵衛の大工が肩に担いでいる奴だと思ってください。

こどものころからあこがれていたんですが、この際作っちゃえって

ことでやってみました。

本当は桧で作りたかったんですが、材料費が嵩むのは嫌なので

安物の2Xで作ります。

 

DSCN0649.JPG

完成です。途中経過はありません。

外側はオスモのダークウオルナットで古びた感じにしました。

でも、2xはオイルの吸い込みムラが激しくて汚い感じにしか

なりません。やっぱり材料費をケチっちゃいけませんね。

DSCN0650.JPG

材がヤワなんで、当たり傷を防ぐために4隅にチェリーのプロテクターを

付けてあげました。

DSCN0654.JPG

角材をL字型にカットして作りました。

 

DSCN0652.JPG

底の4隅に脚。

図面も描かずにはじめ、作りながら考えるとこういう不格好なことに

なります。

DSCN0653.JPG

内側はこうなってます。こっちはオスモのナチュラルを塗ります。

 

DSCN0660.JPG

右側に鉋。寸八が2丁、小鉋2丁が収まります。

左側は鑿やらドリルなど雑多なものを。

DSCN0656.JPG

その上に浅いトレーを3枚配置し、曲尺やら鋸、ナイフなどの

繊細な道具類を置けるようにしました。

トレーの内側に見えている小さな角材は手掛けです。

DSCN0661.JPG

こういう風に収まるんです。

 

DSCN0649.JPG

で、こういう風になるんですが、完成してから思いました。

「作ってみたけど使うのは年に1回あるかなあ?」

何しろ重いんです。

江戸時代の大工さんは体力があったんかなあ???

 

DSCN0664.JPG

今まで納品なんかの時に必要な道具類はこいつに詰め込んで持って行ってました。

ちょっと格好を付けようと思ってたんですが・・・・・。

 

なんでこういう物を作っているかというと・・・・・・

次のミッションである「贅沢椅子」に掛かるのに逡巡しているからです。

アイドリングタイムっていうか・・・・敵前逃亡っていうか・・・・

モラトリアム症候群っていうか・・・・・

つらいなあ〜〜〜〜。

 

ご要望に応えて、

 

DSCN0644.JPG

先日から作っている「香筒」ですが

 

DSCN0646.JPG

内部はこうなってます。

20mm角の仕上げですから、14.5mmX30mmの材2枚を用意し、

最初に9mm幅、深さ4.5mmの溝を中央に切り、溝を内側にして2枚を

接着。接着面が頂点に来るように45度カットして目的の20mm角の

筒が出来ます。お香は四角な穴に収納されます。

そのあと上下に蓋になる薄板を接着し、本体と栓の部分に切り離し、

両方に12mmの丸穴を掘って完成です。

後で考えたんですが、丸穴は本体と栓を切り離す前に開けた方が

良かったですね。

追加注文があったらそのようにさせていただきます。

無いだろうけどね、フン!!

 

 

【2018.04.08 Sunday 18:41】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(0) | trackbacks(0) | -
ようやくできました2

漆の進捗状況です。

DSCN0635.JPG

 

5枚組の螺鈿・卵殻加飾の銘々皿が完成しました。

ベースは1インチのカーリーメイプルを半分に挽割って

130mm0角の正方形とし、拭き漆仕上げにして、加飾部分には

黒漆ベースにしてあります。

 

春夏秋冬と正月用の5枚です。

例によって細部はお見せできるレベルに達していませんが、

漆の塗り方のレベルは相応に上がってきて、自分なりに上達の

方向性が見えてきた感じです。

DSCN0636.JPG

これは正月用。

冨士山(誰が何と言おうが富士山です)は卵殻、太陽(誰が何と言おうが

太陽です)は鮑貝に金箔を貼ったものを、丹沢山系はキンマ剣の点刻に

銀の消粉を蒔いてあります。

DSCN0641.JPG

これは秋。

太陽と同じ、アワビ貝に金箔を貼って、ひらひらと舞い落ちる

銀杏の葉っぱを表現しました。

DSCN0642.JPG

裏はこうなっています。

高台の内側周辺部がうまく加工できなかったので、麻布を貼って

錫粉を蒔いて誤魔化しました。こういう部分を加工する専用の刃物

を誂えないとダメでしょうね。

DSCN0632.JPG

次回はこれ。

お茶で使うお香を入れて置く「香筒」です。

黒柿はちょっと使えそうなものだと数万円はくだらないので、

通販の写真だけでは怖くて買えません。

1本は拭き漆仕上げとし、1本は黒漆に螺鈿飾りとします。

DSCN0633.JPG

全体の加工を終わってから指物用の精密鋸で切り落としたんですが、

1本は成功、1本は失敗です。

矢印の所が失敗したところ。ベンキョウシマス。

DSCN0634.JPG

今日のオマケです。

1年半ほど前に三木で入手した鉋刃。

こいつを希望の幅(今回は1寸)にカットして、ちょっと変形した

南京鉋を作ります。新作の椅子用です。

切り方?地金の部分をグラインダーでカットし、鋼部分はアンビルに

当てがっておいて槌でコンって折ります。

やってみたら意外に簡単でしたよ。

【2018.02.28 Wednesday 08:00】 author : OYA-G | | comments(2) | trackbacks(0) | -
ようやくできました

苦節8か月、ようやく基本の六つ目編みの花籠が出来た様です。

DSCN0629.JPG

編み方を覚えながら都合12個目でようやく合格点に到達です。

「粗製乱造は駄目。」

「私の言ったとおりに、素直にやらなければ上達しません。」

って言うだけで、どこがどう悪くて、どうやって直せばいいのかについては

全く触れないのです。

自分でも、どことなく締まった感じがしないのはわかっていました。

DSCN0630.JPG

先日ようやくどこが悪いのかについてご教示頂きました。

矢印の部分、底を編み終わって1本目の廻しひごを、上から見たところ

ですが、この部分が外向きに開いています。

1本目の廻しひごを入れながら、底から側面に向かって全体を起こして行く

んですが、廻しひごが起こした面にぴったり沿っていないと全体の形が

決まらないっていうんです。

「ちゃんと下腹に抑え込んで、左手でひごが緩まない様にするって

 何度も言ったでしょ。」

あ、そら何度も聞きましたけどね、その時の力加減についちゃあ何にも

聞いとらんもんね。

廻しひごが緩んじゃダメって聞いてりゃあ、最初からそうしてましたよ。

DSCN0631.JPG

ほらね、こうやりゃあ良いんでしょ。

今までのは全て解いて、割れたひごを没にして編み直しましたって

いうのが最初の写真です。

あとはこれに持ち手を付けて完成ですが、

それにしてもここまで7か月は長すぎます。

よく考えれば、その間にひごとの付き合い方が上手になってくるのを

待ってくれていたとも考えられるんですが、

まえにも愚痴ったように、教えるべきポイントがわかってないんじゃあ

ないだろうか?

こういう人と付き合ってると、持病の短気の虫が騒ぎ出しそうで怖いです。

【2018.02.24 Saturday 15:12】 author : OYA-G | 竹工芸 | comments(0) | trackbacks(0) | -
次!!!

ひと段落したので作業台の上を片付けました。

DSCN0616.JPG

いつもこういう風だと良いんですがなかなか・・・・。

写真に靄が掛かっているのは、このところの低温でカメラのレンズに

湿気が付着しているんだと思います。

 

DSCN0614.JPG

 

次はこういう椅子を作ろうと思います。

まだ構想段階で、細部は自分でもわかっていませんが、接合部を曲線で

結ぶようなフォルムを想定しています。

「横浜家具」みたいなやつです。

ちょっとくつろぎたい時に座ってもらう椅子。

オットマンも付けた方が良いかもしれません。

DSCN0623.JPG

 

ちょっと気になっていたこども椅子の改良版の試作も。

原寸図ですが、前に破損した前脚部の改良方法を仲間が考えてくれていましたので

拝借。 座面に前脚のホゾを組み込むことにしました。

幕板は栗原師匠の指示で50mm幅、子根付きホゾとします。

DSCN0617.JPG

前から気になっていた座面。

一回り大きくしようと思います。

今までの座面では育ち盛りの幼児はすぐに座れなくなってしまう

という弱点がありました。

DSCN0619.JPG

 

型紙から6mmシナベニアの型板を製作。

DSCN0620.JPG

 

それを元に18mmランバーコアで加工用の型板を作ります。

製作時間はここまで30分ぐらいでしょうか。

DSCN0621.JPG

新旧の型板です。

もう少し長方形に近い形にすれば座の面積は容易に確保できるんですが、

「おむすびコロリンこども椅子」ってタイトルなので、この形は

譲れないんです。

 

こども椅子の試作、立礼卓の追加の丸椅子、筒香の試作、バービーちゃん

陳列棚の追加分のミニチェスト、玄関椅子等々の小物を同時進行で

やっつけながら、冒頭の椅子の構想を進めていきます。

 

                つかれるわあ〜〜〜〜。

 

 

【2018.02.09 Friday 22:04】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
立礼卓納品

1月は野暮用が多く、正月休みも入れて16日間も木工を休んで

しまいました。

制作中の「立礼卓」は最後の追い込みです。

DSCN0611.JPG

同好の皆さんが作られている「バンドソー用サークルカット治具」

です。

治具は19mmのシナベニアをバンドソーのテーブルに合わせてカット

し(別に合わせなくても良いけど)、裏側の右端と手前側に10mm角の

レールをくっつけてあります。

最初に右側のレールをテーブルに合わせて置いて、徐々に前方に繰り出していって

基準になるカットラインを入れます。手前側のレールがテーブルに接触したら

ストップ。

ストップした位置から直角(厳密である必要なし)な線を引き、希望の半径

の位置(今回の場合直径280mmなので140mm)に真鍮釘の頭を飛ばした

ピンを植えます。ピンの太さは1mmなので植え込みの穴も1mm。

ワーク側の中心点に打つ穴は1.5mmにしました。

1mmではピンを差し込む時手間取ってしまいます。

あ、ワーク側の穴は完成時裏になる方に開けてくださいね。

要らぬお世話かもしれませんが、この手のミスは心理的

ダメージが大きいですからね。

 

DSCN0613.JPG

で、ランバーコアの端材を使ってテストカット。

うまくいきました。

DSCN0612.JPG

本番もこの通り。

この後カット面に鉋(南京)掛けして凹凸を均し、表側にボーズ面

を取って椅子の座板が完成です。

 

治具は邪魔になるので即刻ゴミ箱行き。取っておいても良いんですが、簡単に

作れるし、取っておいてもいつ使うかわからないで邪魔になりますもの。

DSCN0615.JPG

出荷待ちです。

メインテーブルは組み立て式。脇卓は分解できません。

棚板の下にメインテーブルの楔を入れて置く小さな引き出しが

隠れています。

椅子は重ねて置けるようにしました。

DSCN0625.JPG

納品時の写真。

DSCN0624.JPG

逆側からもう1枚。

DSCN0626.JPG

お道具をセットしてもう1枚。

え?テーブルの端っこ?

あ、これはですねえ、カーリーメイプルを嵌めてあります。

主たる目的はデザイン又は無用の芸、

従たる目的はせめてもの反り止め。

余り効果は期待できないとの声多数ですけれども・・・。

 

納品時、組立て中に施主様が「あの〜、私間違えてたんですけど、椅子は

3脚要るんです。席主と脇侍、後見人(普通師匠が務めるそうです。

ま、監視役又は検査官みたいなもんでしょうね。)で3脚です。

追加料金は払いますから、作って貰えませんか?」

「解りました。(最初に言ってくれよな〜〜)」って事になりました。

ゴミはまだ処理してないので、治具はサルベージできます。

でも、手間は余分に掛かるなあ・・・と、客には言えませんがちょっと

ブルーな気分です。

ついでという訳ではないんでしょうが、「香筒」も受注しました。

手持ちのが市販の安物なので、ちゃんとしたのが欲しいんですと。

「出来たら黒柿が良いです。」だって。

香筒?線香を入れて置く20角280長ぐらいの小物です。

私の専攻は家具であって小物じゃないんだけど、まそのうち

作ってあげましょう。

黒柿、探さなきゃ・・・・・。

 

             以上、立礼卓納品報告でした。

【2018.02.04 Sunday 06:30】 author : OYA-G | 作品 | comments(0) | trackbacks(0) | -
ミニチュアフライドエッグ

漆も毎日やっていると惰性に流れてしまいますが、私の師匠は

飽きない様に次の課題を繰り出して来ます。

DSCN0595.JPG

今回はこれ。ウズラの卵殻です。

「漆で白を表現する方法はこれしかありません。いずれ覚えなければ

 いけないでしょうから、少し練習しておきましょう。」

 っていうことでお稽古。

順を追って解説しましょう。

 

1.「使い物になるのは100個のうち1個か2個です。私の場合最低50個

  以上は買います、1か所で買わずに2〜3軒回って買う方が良いです。」

 「凝る人は自分でウズラを飼って、貝殻なんかを食べさせて硬くて厚い

  卵殻を手に入れる人もいますが、そこまですることもないでしょう。」

  飼いません!!

2.「買ってきた卵をひたひたの穀物酢に漬けてください。すぐにプクプク泡が

  出てきます。泡が出てきたらすぐに取り出して酢を洗い流しながら安物の

 スポンジたわしで表面をこすり、斑模様を取り除きます。力を入れると卵殻が

 割れてしまいますから、なるべくソーっとやってください。」

 「私は先生から酢酸を使うように教わりましたが、穀物酢で十分です。

  一番安いので良いですからね。」

 何でも安いのが良いのね。財布に優しいのね。

3.「少しこすると斑が取れて白い部分が出てきます。その段階でベージュっぽいのや

 青っぽいのがありますが、そういうのはものだけ使えませんからこの段階で除外します。

 真っ白なものだけ残すように。」

 「え、除外した方?勿体ないですから食べたら良いんじゃないでしょうか?」

4.「次に、先のとがった方に大豆くらいの穴を開け、反対側に更に小さな穴を開けて

  そこから息を吹き込んで中身を出します。

  中身を出したらその中に酢を入れて、中の薄皮が少し剥がれてくるまで待ち、

  小さなハサミで縦に半分に切って、薄皮をピンセットでソーっと剥がして

  いきます。剥がしたらすかさず水洗い。くどいほど洗ってください。

 少しでも酢が残っていると殻が弱くなって使えませんからね。」

 「え、中身?これも勿体ないでしょうから食べたら良いんじゃないでしょうか?」

 ウズラの卵50個?食えるかなあ???

DSCN0594.JPG

中身を取り出した段階。

DSCN0593.JPG

今日のお題の画像。ミニチュアフライドエッグです。

勿論サニーサイド。

ネコに食べさせるつもりなので塩コショウ無し。

でも、ネコはちょっと匂いを嗅いでソッポを向いてしまいました。

仕方がないので塩コショウして自分で食べました。

普通の目玉焼きと同じ味。さしておいしいものではありませんでした。

 

                   ジャカジャン!

【2018.01.15 Monday 06:14】 author : OYA-G | | comments(0) | trackbacks(0) | -
CALENDAR
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>
RECOMMEND
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
入場者数
ブログパーツUL5
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
SEARCH
PAGETOP