OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
越翁口埋めで機能アップ!

もう10年近く使い倒している替刃式鉋「越翁」。

替刃式にありがちな鉋枕を回避するために、刃先は500Rに

なっていて、切れ味もよく長切れもするので、手放せない道具です。

手垢まみれのきちゃない姿が恥ずかしいです。

 

DSCN0573.JPG

 

謳い文句は「超仕上げ鉋」っていうんですが、これは購入当初から

疑問符が付いていました。

何しろ刃口が1.5〜2mmも開いていました。

出入りの棟梁に見せましたが、ふっと目をそらして薄笑いしたのを

記憶しています。

 

でもまあ、中仕込として使うには重宝だったので、今まで不満なく使ってきました。

 

先日下端調整をしていて、ふと思い立って口埋めをしてみました。

DSCN0574.JPG

 

刃口は0.1〜0.2mmの間ぐらいです。

DSCN0575.JPG

 

 

前から気づいていましたが、台に対して刃の出は直角にはなっていません。

ま、削りにはさして影響ないって事なんでしょうね。

台付きで購入した鉋の内、4割ぐらいはどちらかに傾いてますね。

口埋めの時、無造作にやるとこういう事態に対処できなくなります。

 

で、結果ですが、本当に「超仕上げ」になっちゃいました。

 

私の場合、引き出しの中子にはHCで売っている「ホワイトファー」を

使うのが通例です。

1.いつでも必要なだけ入手できる。

2.通直な柾目で狂いが少ない。

3.色が白く爽やかな印象がある。

というのが主な理由ですが、難点が一つだけあるんです。

 

それは、全身これ「杉の白太」状態で、研ぎの甘い鉋では

順目方向に鉋掛けしても微細な掘れが出てしまうんです。

 

何という事でしょう、越翁君、軽々とクリアーしてしまいました。

 

鉋刃の研ぎは杉の白太が仕上げられるかどうかというのが分岐点

っていうんですが(知ってるよね)、びっくりしました。

薄削りには刃口の狭さが必須とはわかっていたんですが、

やってみるもんですねえ。

 

遅々として進まないバービーちゃんの陳列用チェストですが、上部の骨格の

仮組みまでたどり着きました。

DSCN0571.JPG

 

組立てには複雑な当て木の製作が必須の様です。

DSCN0569.JPG

これは正面開口部の扉です。

ホゾ部を養生してあるのは、部品の状態で塗装するためです。

扉にはアクリル樹脂を使うのですが、木固めエースはアクリル樹脂を

溶かしてしまうので、手間はかかるのですが仕方ありません。

DSCN0570.JPG

中間の仕切りの桟の細部です。

ちょっといびつ? 努力に免じて許してやって頂戴な・・・・。

 

11月の後半に恒例のタイ旅行に行っていたりして年内納品が

危うくなってきました。

 

                がんばるど〜〜〜〜。

 

 

 

 

 

【2017.12.10 Sunday 21:03】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(2) | trackbacks(0) | -
200均?!クランプ

木工仲間の皆が愛用?している100均のクランプ、ご存知ですよね。

DSCN0386.JPG

これです。

順次買い足して、一時は25本以上あったのですが、残すところ12本。

内4本も竿尻の脱落防止用の突起が機能しなくなったり、締め込みネジ先端の可動顎

(丸い部分ね)が外れかかったりして余命僅かです。

何より、固定顎先端のプラスティック部品がありません。

この部品はすぐに外れてしまい、気づかずにいると所在不明になってしまいます。

 

壊れやすくてショボいクランプですが、圧倒的な価格の安さが取り柄なんです。

 

しかし、ここ3〜4年前からいくら探しても店頭から姿を消してしまい、困っていました。

(みんなも困ってるよね)

 

DSCN0383.JPG

 

見つけました。 但し、お値段は倍の200円。その代わりという訳ではないんでしょうが、

有効長200mmと、以前の倍になっています。

懐は50mmのまま。

 

DSCN0384.JPG

左が従来品、右が新規開発品。

値段が倍になったと言ってもたったの200円です。

これで頭痛の種??が一つ解消しました。

 

DSCN0385.JPG

抜けやすいこの部分には両面テープを張っておきます。

これでそうそう簡単には抜けないと思います。

 

DSCN0388.JPG

とりあえず20本ゲットしておきました。

微妙に不揃いで、さすが中国産の雰囲気全開ですが、腹も立ちません。

200円ですもの。

でも、さっきの抜けやすい部品ですが、従来品に比べて1mm弱、横幅が狭くなっていました。

ダイソー君も改良努力はしてるんだねー、感心カンシン。

 

DSCN0389.JPG

三郎は稼働開始しました。急ぎ引き出しやらの収納部分を作ります。

【2017.01.26 Thursday 07:44】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(3) | trackbacks(0) | -
座編み つづき
DSCN0211.JPG
座編みの紐の折り返しの写真を押さえておきました。右側から来た紐は
穴を通って戻り、隣の穴を抜けて外側に出ます。
この紐は片面をグリーンで汚してありますので、解りやすいでしょ。
向こう側にある紐は裏面になっています。
DSCN0212.JPG
で、折り返して表側が出ます。
まあ、普通にやれば自然に表側が出るんですが、これを1か所づつ確認
しながら進めないと、あとで泣きを見ることになります。

DSCN0193.JPG
締め込みが終わったら、各接点に瞬間接着剤を塗り、端をハサミで切ってから
切り口をライターで炙ってほつれない様に処理します。

DSCN0194.JPG
反対側の半分も同じことを繰り返して、横方向が張り終わりました。
ここまで約30分。
織物で言うと、経糸の準備が出来たってところです。
DSCN0195.JPG

横糸も同じように中央の穴から始めます。
中央から始める理由は、紐を手繰る長さを短くしたいから。端から始めると、最初の内は
14mを手繰らなければいけないので、時間が掛かりすぎます。
先ずは長い方の棒を、経糸が1本交互に上下になるように差し込んで、90度廻して
立ててやります。そうすることで横糸が通る空間が確保します。
DSCN0196.JPG
こんな感じですね。
織物で言うと、「筬」の役目をしている訳です。

DSCN0198.JPG
隙間にもう1本の、先っぽにフック型の切り込みの入った棒を差し込んで、フックに
紐を引っかけて横糸になる紐を通します。
織物で言うと(しつこい?)シャットル(飛び杼)の役目をする訳ですね。
最初に座編み椅子を作った時、紐を交互に上下に通す方法を考えていて思いつきました。
現役時代の知識(ってほどのもんじゃあないけれども)が役に立ったぞ!
DSCN0199.JPG
今度は逆側から。
後は同じことの繰り返しです。

DSCN0200.JPG
横糸を張り終わるのに1時間。
1脚張り終わるのに1時間半ほど掛かります。
その気になれば1日に5脚ぐらいはできる計算ですが、1日2脚までに
しています。手に掛かる負担が大きすぎて、鉋も握れなくなるのは
嫌だもんね。

この椅子ですが、ほぼ狙っていたレベルに達したと思うので、木楽亭の
定番椅子1号とします。
肘掛の形と、下2本の背もたれの幅、取り付け位置はもう少し改良の
余地ありですけれども・・・・。

以上、座編みの講座でした。 退屈だったかしら?
 
【2016.05.24 Tuesday 07:47】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(2) | trackbacks(0) | -
南京鉋遊び終了
DSCN0061.JPG

手持ちの南京鉋の曲率は40Rでした。 ただ、局面がかなりアバウトだったのと、
今回の奴が40R以上の曲率にすると刃の表が当たる部分の厚みが足りなそうなので、
新しい方を40Rに仕上げました。
なんと真鍮板も鉋で削れました。極く薄で慎重にやってみたところ、削れたんです。
さすがに最後までやり通す勇気は無くて、途中から鑢に登場願いましたが、
やってみるものです。
鉋の刃(削った方のですよ)に刃こぼれはありませんでした。

DSCN0068.JPG
以前からの手持ちの南京は、30Rに仕立て直しました。
更に25R・20Rぐらいまでは必要だと考えています。

DSCN0062.JPG

Rを付けていくと、刃の表が当たる部分が薄くなり、刃の出入りが緩くなってきますので
その辺に転がっていた名刺を貼ります。ちなみに、購入してから表なじみは一切触って
いません。自分で掘るときはこの辺の塩梅が重要になると思います。
新品の道具にこういう処置はしたくないですものね。

DSCN0069.JPG
この後バンドソーで大まかな台の形を切り出し、整形して完成。
気を付けたのは握った時親指の腹が当たる部分の角度。当たった部分の
延長線上に刃先の中心が来るようにしました。
削っている位置がわかるようにしたかったんです、

これで40Rと30R2丁が揃いました。

次は反り鉋かな?

                      お粗末様。



 
【2016.01.19 Tuesday 20:48】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(0) | trackbacks(0) | -
南京鉋遊び終了
DSCN0061.JPG

手持ちの南京鉋の曲率は40Rでした。 ただ、局面がかなりアバウトだったのと、
今回の奴が40R以上の曲率にすると刃の表が当たる部分の厚みが足りなそうなので、
新しい方を40Rに仕上げました。
なんと真鍮板も鉋で削れました。極く薄で慎重にやってみたところ、削れたんです。
さすがに最後までやり通す勇気は無くて、途中から鑢に登場願いましたが、
やってみるものです。
鉋の刃(削った方のですよ)に刃こぼれはありませんでした。

DSCN0068.JPG
以前からの手持ちの南京は、30Rに仕立て直しました。
更に25R・20Rぐらいまでは必要だと考えています。

DSCN0062.JPG

Rを付けていくと、刃の表が当たる部分が薄くなり、刃の出入りが緩くなってきますので
その辺に転がっていた名刺を貼ります。ちなみに、購入してから表なじみは一切触って
いません。自分で掘るときはこの辺の塩梅が重要になると思います。
新品の道具にこういう処置はしたくないですものね。

DSCN0069.JPG
この後バンドソーで大まかな台の形を切り出し、整形して完成。
気を付けたのは握った時親指の腹が当たる部分の角度。当たった部分の
延長線上に刃先の中心が来るようにしました。
削っている位置がわかるようにしたかったんです、

これで40Rと30R2丁が揃いました。

次は反り鉋かな?

                      お粗末様。



 
【2016.01.19 Tuesday 20:47】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(0) | trackbacks(0) | -
南京鉋遊び
年が明けてからは小物ばかりつついていました。

DSCN0060.JPG

標本箱みたいなケースが6個。基本的に同じ作りですが、左の3個はウールの
織物、右の3個が絹紡糸(半端な長さになってしまった絹の繊維を4センチ弱に
切り揃え、紡績して糸にしたもの=絹としては等外品ですね)の織物を飾ります。
よせばいいのにウールと絹のセットの仕方を変えたために厚みやら縦横の寸法が
微妙に違っています。
メイプルの本体にチェリーのカンザシ+アクリルの構成です。
例の滋賀県針江地区のホテルの客室の装飾品になります。

DSCN0053.JPG

左下の糸を巻き付けてあるのは、この織物に使われた糸3色を巻いたもので、本当は
横糸を打ち込む時に使うシャットルの中にセットする糸巻きです。(どうでもいいけど)
この右に何で染めたかという説明書きが入ります。
写真では見えていませんが、アクリル板を差し込んである溝は2.5mm-なんですが、
鋸刃の焼け焦げが所々に付いてます。これを取る方法、又は焼け焦げが付かない方法を
だれか知りませんか?

DSCN0057.JPG

こっちは難航していた時計の文字盤。ようやく6枚分使えるレベルの物が揃いました。
右に重ねてある7枚は没。
左2枚がバーズアイ、右4枚がカーリーです。好き好きだけれども、カーリーの
方が見栄えはしますね。
剥離が起きないやり方は大体わかりました。
1.貼り付けるベースのシナべニアの表面の平滑性を上げること。
2.接着剤の選び方と厳密な使用法を守る。
3.べニアシートに貼られた和紙と、シート自体のグレード
ちなみに、近所の府中家具組合から送られてきたものは全てバツ。
岐阜のべニア専業業者からの物がベストでした(ちょっとだけ割高?)
今は下塗り剤を塗ってサンディングした状態。
上塗り材の到着待ちです。

DSCN0055.JPG

小物ばかりつついているとイライラしてくるので、精神のリハビリ。
昨年秋三木まで出向いて買ってきた掘りかけの南京鉋の仕込みに入りました。
刃が出るところまで掘り進め、2mmの真鍮板を刃口に仕込み終わった状態です。
下にあるのはカーブの型。取りあえず30〜100mmまで10mm刻みで作って
あります。
下の凸で型取りし、削り具合をチェックするのが上の凹です。
しかし、これは手順前後。先に真鍮を仕込んでどうするのよ。
アルミと違って鉋じゃあ削れないでしょ!
ま、何とかなるでしょ。

続きはまた今度。
こういう事をしてる時が一番楽しいなあ。少しづつ進めていって、2〜3日は
楽しめそうです。

                       SEE YOU
 
【2016.01.17 Sunday 07:52】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(2) | trackbacks(0) | -
仕事始め
もう2日も前のことですが、3日から工房に入りました。
家にいると無節操に飲んでしまうので、正月休みは早々に切り上げた方が
良かろうと思った次第です。

DSCN0051.JPG

とは言っても、年末年始4日間休んだおかげで、身体は本調子ではないので、年末手が廻らなかった
鉋の調整から。研ぎに終わり、研ぎに始まった年末年始となりました。
左の寸8は去年1回も使わなかった「千代鶴」と「彩華」。その右のは年末に買った雛鉋36mmの内
の1丁です。 普通に使えるように仕込みましたが、暫くこの状態で使いながら馴染ませて最終的には
反り台に作り変えます。
一番右のクランプに挟まれているの48mmの小鉋。口埋めしてます。半年ぐらい前から調子が悪く、
放っておいたものですが、この際ですから再生しておきます。

DSCN0048.JPG

正月休みの間に自宅で作っておいた反り台鉋用の型紙です。400〜150までの6枚。

DSCN0049.JPG
こっちはその雌型側です。
年末に作ったカット用コンパスはこのために作ったのです。
あ、念のため言っておきますが、すぐに6丁作るつもりはありません。
必要に応じて1丁づつ、気長に揃えていくつもりです。

DSCN0050.JPG

これも年末に仕込んでいた時計の文字盤なんですが、心配していた事が起きていました。
写真で横方向に走っているのは、杢ではなくてインディゴを染めた後にべニアが膨張と収縮した
皺で、ボコボコニ波打ってます。
かなり強力な接着剤で4mmのシナべニアに貼った後でインディゴを染めたんですが、
やはり無理だった様です。
これでは使い物にならないので、手順を変えてやり直しです。

てなわけで、今年の木工人生がスタートしました。

申し遅れましたが

明けましておめでとうございます。



 
【2016.01.05 Tuesday 20:18】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(2) | trackbacks(0) | -
仕事納め
25日から年末モードに入り、年明けに製作予定のものの準備を
したり、工房の片づけをしたり、機械の刃の交換やメンテをしたり
してきましたが、今日が今年最後の工房行きです。

DSCN0044.JPG

昨日三木からこんなものが届きました。
左の長めの台の奴は去年の秋、三木に南京鉋を探しに行った時買ったもので、
今回届いたのは右のずんぐりした5丁です。刃はいずれも「福寿」銘の36mm。
所謂「ひな鉋」って奴ですね。
「福寿」の小鉋は左のと、もう1丁42mmのを持ってますが、いずれも研ぎやすく
切れ味が良いです。
南京鉋を欲しいのですが、まずは反り台鉋を何丁か作ろうと思い立ったので
三木にTEL。
「あ、去年の秋南京鉋を探してもらった福山のKですが、その時36mmのひな鉋
 も頂いてるんです。台は長めの22センチぐらいのに入ってます。刃は「福寿」
 って刻印がありますが、おなじものをあと4〜5丁欲しいんですが、在庫あるでしょうか?」
 反り台に仕立てたいんで、台の長さには余り拘りませんが。」
「あ〜〜覚えてます。36mmの刃幅で22センチ幅の台?そういう事をする人もいますなあ。」
「いや、台の幅じゃなくって長さです。。」
「すぐ調べて返事します。あったと思うがなあ。」
5分後架電。
「ありますよ。何丁送りましょう?」
「何丁ぐらいありますか?」
「あ〜、20丁以上あります。」
「じゃあ、とりあえず5丁送ってください。」
ってことで届いたものです。会話にならん爺さんと話すのは疲れるなあ。

って訳で、今日は朝からこいつに刃を付けていました。DSCN0045.JPG

裏押しから始めて裏金の合わせまで、5丁全部を研ぎ終わりました。

DSCN0046.JPG
こっちは1年間随分活躍してくれた平待ち鑿。ご苦労さんって事で綺麗に研ぎあげておきました。
来年も頑張ってくれよな。

DSCN0041.JPG

これは秋に三木で購入した南京鉋。都合良く、台打ちの途中でやめたものです。
手を付けずにおきましたが、年明けには使いたいので続きの掘りを始めました。
(これは昨日の仕事です)
DSCN0043.JPG

肝心な部分の寸法を計測して記録しておきます。次に刃を購入して自分で量産する時に
役立ってくれるでしょう。
仕込み勾配は一般的な台鉋によくある8分勾配です。

DSCN0042.JPG
刃が出る寸前で堀を中断していた様ですが、刃口側の勾配は刃裏の勾配
と同じになっています。これでは屑が出ませんので、少し立ててやり、
表なじみを触って刃先が出るところまで追い込みました。
この後刃口に摩耗止めの真鍮版を埋め込むんですが、それは来年ということに
します。

DSCN0047.JPG

最後に申し訳程度に工房内の雑巾がけをして仕事納めとしました。

皆様、どうぞ良い新年をお迎えください。

                            また来年。
【2015.12.29 Tuesday 18:40】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(0) | trackbacks(0) | -
スランプは脱出したけれど・・・・
最近「新道具箱」カテゴリーの記事はとんとご無沙汰でしたが、
先日三木(兵庫県)に行ってきたので報告します。

DSCN0183.JPG

買ったのはこれだけ。
本来の目的は、「切れる南京鉋」を見つける事。
最近鉋をよく買っている「K林木工」に行ってきました。
大工道具のコレクションを見られる、私設の展示場も前から見たかったんです。
事前に南京鉋について電話で取材。
「いくつか持ってるんですが、切れないんです。良い南京鉋はありませんか?」
「何丁か持ってるけど、切れる自信は無いなあ。普通に売ってる奴と一緒です。
 台鉋とは作り方が違うんで、まあ切れ味はそこそこ以上にはならないです。」
「切れる刃は無いんですか。」
「ありますよ。私はもってないので、鍛冶屋を紹介します。無ければ頼んで
 打って貰えばいいんです。それで高くなるようなことはありません。
 ただし三木には南京の台打ちはもういないんで、台を自分で打つ必要があります。」
「そんなこと言ったって、どうやって打てばいいか勘所がわからないんで無理ですよ。」
「じゃあ、遊びがてら来てみてください。それまでに良いものがあるかどうか
 探しておきます。保証はできませんが。」

っていうことでゲットしたのが一番左の1丁です。
他に同じ一寸二分の刃を使った完成品もあったのですが、掘りかけの奴を
買ってきました。
これがあれば台は何とか打てそうです。
2〜3回練習して、何とか打てると分かった時点で刃を探そうと思います。

その右、もうそろそろ鉋欲しい欲しい病から脱出したかったのですが、
展示場のケースの中にこいつを発見し、思わず衝動買いしてしまいました。
「堅木の家具に使うんなら青紙が無難で良いと思うがなあ。こいつは刃付けが難しいんですよ。
 そのかわり長切れします。硬めの鋼ならこっちのスェーデン鋼がお勧めですよ。」
と、あまり売りたくない風情でしたが無視。
多分今後そんなに出てこないと思うし、未使用の新品で出所(鍛冶)も解ってるんで
絶対掘り出し物なんだもの。
いや、使いこなせるかどうかは別問題ですよ、今回に限っては。
今、少しづつ仕込みをしていますが、後日一括して報告します。
一つだけわかった事は、「青紙に比べてよく切れるって訳じゃあないです。
唯、長切れすることは確かです。」って事でしたが、私の下手くそな研ぎ
レベルだと切れ味が明らかに違うようです。
ヘタクソは良い鉋を使えってことかしら。

三木で手道具をゲットしたので、テンションが上がって木工スランプは
脱出したようです。
ここ5日ほどはシャカリキで整理棚の製作に没頭しています。
DSCN0179.JPG
ようやく帆立側の組み立てまで漕ぎつけました。これで1台分。2台目は明日
組み付けます。
部材数が多く、加工も込み入っているので部材加工に思わぬ時間が掛かって
しまいました。

DSCN0180.JPG

ここにも・・・・・

DSCN0181.JPG

こっちにも・・・・ 
加工済みの部材がテンコ盛りです。
例によって部材数をカウントしてみると、1台分で64パーツになりました。
2台で128パーツ。鉋掛けだけでも一気には無理です。
自分なりに設定した製作日数は3週間ですが、とんでもない思い上がりでした。
倍ぐらい掛かってしまうと思います。  は〜〜〜〜。

 
【2015.08.31 Monday 18:35】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(4) | trackbacks(0) | -
道具遊びその後
記事更新の期間が長くなっていますが、木工から遠ざかっていた
訳ではありません。
前回更新以降も、山陰に釣行した3日間以外は休まず木工していました。
原因はPCの前に座る時間が短くなったこと。
会社員時代は要するに暇だったのかしら????

IMGP4602.JPG
このあいだ作っていた道具箱が1段落したので、全員集合。
左の大きい4段重ねは、京都から来た細工用の鉋が入ります。
右のサイズがバラバラな薄手の方は、一番下が小刀類、他は鑿
が入居します。
全て桐集成材13mm厚、塗装は外側だけオイル塗装です。

IMGP4607.JPG

鉋の方はこういう風に入ります。 下に2本の薄いレールを敷いたのは
万一刃を出したままで入れても刃が底板に当たらない様にするためです。

IMGP4606.JPG
主力の追い入れ鑿10丁組み。 作業台脇の場所から引っ越してきました。

IMGP4605.JPG

一番小さなのは「柏木クン」7丁用。
この7本は通常の鑿より刃先を寝かせてあり、先端も2段研ぎにしないで
鋭利なままに研ぎあげました。
細かい、微妙な用途に使う予定です。
この桐集成材は多分中国産材だと思うんですが、国産の桐とは
似て非なるものです。研ぎの甘い鑿で突いたりするとサクッと欠けて
くれます。 鉋も研ぎが甘いとうまく掛からず、粉が出てしまいます。
そういう意味では刃物の研ぎあがりを試す良い先生なんですが、
柏木クンはキッチリ切れました。

IMGP4604.JPG
小刀10丁。今まで裸だったんですが、鞘に入って居心地良さそうです。

IMGP4598.JPG
反り鉋の中に「忠次」の刻印があるのを見つけていました。
左には「鉄石切可」裏には「入神技」と念の入った宣伝文句が
刻んであります。
期待して研ぎ直したのですが、残念ながらこれはダメでした。
右1/3ぐらいの刃先が曇って見えますよね。この部分、既に
鋼がありません。左2/3ぐらいの暗く映っている部分が鋼です。
使い込んで、「使い切った」もののようです。

IMGP4600.JPG
上端は3mm程削ってあるのですが、刃先が出るところまで刃を入れると
こういう状態です。
陳列用かな。

今週から第3工房の改修が始まっており、暫くはそっちに掛かり切りに
なるでしょう。第3工房改修顛末記に乞うご期待。

 
【2014.08.02 Saturday 06:54】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(2) | trackbacks(0) | -
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