OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
テーブルソー近影
ご要望に応えて、工房の主力機械であるテーブルソーを紹介します。

DSCN0016.JPG

購入時からは随分と違った姿になりましたが、「スポークシェイブ」10インチ
テーブルソーです。
モーターは3馬力。それなりの力は発揮しますが、刃径が小さいので
限界もあります。
チェリーやメイプルといった硬い木だと、一発切断は5センチぐらいが
限界の様です。
それ以上になると加工中に回転が落ちてきたり、場合によっては電源が
ダウンしてしまうことがあります。
縦挽き中にダウンすると厄介な事になりますので、最近は厚物の縦挽きは
専らバンドソーに頼っています。

左側は昨年導入したスライドテーブルですが、これは随分重宝しています。
当然ながらこの手のテーブルソーは基本縦挽きが主たる任務であり、
横挽きには適していません。
購入時ついていた横切り用の三日月定規は、全く使い物にならないので
即刻お役御免になり、横切りBOXを作ったり、みんなが良いと言っている
クロスカット用のパーツを買ったりしましたが、いずれも不満が残る結果でした。
一時はスライドテーブルを自作しようかとも思いましたが、昨年思い切って
こいつを導入しました。
結果的には正解だったようで、精度と作業性が大幅に改善されました。
縦切りの時には赤いフェンスを取り外す必要があるのと、手前側に張り出した
スライド用のベースが邪魔になって身体を軸線上から避け難い事が不満と言えば
不満ですが、値段以上の働きはしています。

DSCN0018.JPG

右ウイングはルーターテーブルに置き換わっています。
テーブル面の反射が違う部分が後で付け替えたものですが、
スペースの限られたなかでは、このセッティングは有用だと
思います。
ルーター作業と鋸挽きを同時にすることは無いのですから。

フェンスも作り変えて、購入時とは随分変わってしまいましたが、
一応の仕事はこなしてくれています。

テーブルの平滑性やら主軸の剛性については、比較できる相手が
いないのでわかりませんが、特に問題ない様に思います。

このテーブルソーは、主軸のベアリングが購入時からいかれていた
り、各部の取り付けネジの品質が悪く、ちょっと力を入れて締めると
折れたりして随分と泣かされました(この点は他の機械も一緒です。
中国のネジに使われている鋼材の一般的な弱点で、これはあと3千年
位は改善されないでしょうね)が、アマチュアが使う機械としては
合格点だと思います。

こんなんでよろしかったでしょうか?小林君。

DSCN0012.JPG

今日のおまけはこれ。そう、障子もどきです。
製作期間3日。部材は前の工房のガラス障子の流用でタダ。

これがどういう使い方をされるのか、乞うご期待です。
桟の噛み合わせが少しでも狂っていると絶対に組みあがらず、その時点で
全てゴミ箱行きになりますので
噛み合わせ部分の相欠きの加工に随分と気を使いましたが、
無事組みあがりました。
この状態で2枚を横に並べて使うんですが、左右と真ん中の縦框の
幅が違うのに気付いて頂けましたでしょうか?
ここを見てほしいんだよね、ワタクシトシテハ。

DSCN0014.JPG

おまけのおまけ。
次に作る椅子の材料です。引っ越し前に粗取りしてあったチェリーを
出して来ました。これで2脚分です。
先ずは1脚分を作り、そのあと同じものを一気に6脚作ります。

上にある細い部材は何でしょう?

DSCN0015.JPG

正体はこれ。引き出しやら開き扉の引手です。
このあいだから嵌まっている「銀杏型引手」。幅8mmのと11mmのと
2種類作りました。
テレビ台に続き、このあとチェリーの箱物をいくつか作るので、
ストック分も一緒に作っておきました。

                    以上!!



 
【2015.03.30 Monday 04:01】 author : OYA-G | 新道具箱(木工機械編) | comments(8) | trackbacks(0) | -
報告しまっす!! 4
tosimさんの要請が気がかりだったので、今日の午前中はバンドソー
関係で時間を使ってしまいました。

IMGP4796.JPG
まずはご要望のあった200mmのテストカット。材は堅くもなく柔らかくも
なくっていう、「ハン」の20センチ厚。 前に2mm厚に挽いて名刺に使っていた
材です。
このあいだの穴あきレンガの錘では全く切れ進まないので、手で押しました。
25秒で133mm。まあまあ切れてるって感じです。カットラインは真っ直ぐです。

IMGP4797.JPG
続いて刃をチップソーに替えて同じ時間カット。2x材の40mm弱と比べると、
差は大きくt縮小していますが、チップソーの場合は少し押す力が強くなってしまった
感触がありますので、5倍弱の差が2倍弱に縮小したっていう感じです。
切り口はチップソーの方が均一です。

200mmでこういう硬さの木を挽くなら、チップソーの方を選択するって意見も
あるでしょうが、何しろ値段が違いすぎます。 4倍近いお金を払う様な利点は
無いと思います。そんなことするなら、レギュラー刃を2本買っておいて、
切れ味が落ちたら研ぎに出す方が良いでしょ。

この後丸鋸刃3枚を持って例の機械屋さんに直行。

「え〜〜っと、これ研ぎに出してほしい。それと、こないだ新調した帯鋸の
 刃なんだけど、今度は違う種類の奴を新調したい。刃幅75mmで総長285センチ。
 リョービの320mm用なんだけどわかるよね。俺じゃなくって仲間のなんだけど、
 取りあえず見積もりして頂戴な。」
「ところで、このあいだ帯鋸刃を受け取りに来た時、<研ぎ屋がチップソーを一目見て
 「これは切れんじゃろう」>って言ったと聞いたんだけど、どうしても理由が知りたいんで
電話して聞いてもらえんかなあ。」
「はい、わかりました。 ・・・このあいだのお客さんが、なんで一目で切れないと言った
か理由を知りたいんだって、え、近所に出かける用事があるんで5~6分待ってもらえたら
こっちに寄る? どうします、お客さん・」
「あ、待ちます待ちます。」

「え〜と、理由は2つあってですねえ、1つ目は腹側、わかるかなあ、内側の方ね、
 そこの部分が全然ダメなんですね。 腹の底から刃先に向かっては、真っ直ぐなって
 るのが普通なんですが、あれは腹ボテになってたんです。すり減って中凹みになった
 砥石で研いだと思います。ダイアブリックで修正しながら研ぐんですが、そういう
 事をしてないと思います。しかも、普通僕らは機械をセットしてやるんで、刃の
 角度は基本的に揃うんですが、あれはバラバラだったです。手作業で見当でやってると
 思うんですが、ちょっと信じられないです。
 え?腹ボテだとなんで切れないかって? 刃先が切ろうとして食い込んだ直後に
 腹が当たって邪魔するんですねえ。
 大袈裟に言えば刃先が木に食い込む前に腹が当たってるってことです。
 2つ目はですねえ、チップの角度がいい加減すぎます。 普通刃先は27〜30度
 ぐらいにするんですが(え、鉋や鑿と同じだって、お客さん解ってますねえ)
 、元々の鋼部分の角度がバラバラな上に、チップの角度が悪すぎます。
 刃によっては50度以上のがあるし、まあ平均で精々40度ってところじゃ
 ないでしょうか。 あれで切れたら不思議ってものです。
 え?あれで2万円以上ですか? ま、悪い女に引っかかったと思いなさいな。」

IMGP4798.JPG

う〜〜ん、確かになあ。これって垂直方向に対して80度以上あるんじゃないの?
ベースの刃が垂線に対して30度ってのは一つも無いです。

ショックついでにもう一つ。

「え?ああリョービの半ステ? あれは絶対に切れないです。保証します。
 ステライトって、私はお勧めしませんが、どうしてもって言うんなら
 全ステじゃなきゃ意味がありません。全ステだと高くなるんで、ああいう
 半ステみたいなものを考えたんでしょうが、売ってる奴らも解ってると
思いますよ。標準装備にしてるのは、多分時流に流されて大量に作ったんでしょうね。
在庫があるからじゃないですか?追加注文は来ないでしょうから。
私の客であれを使ってる人はいませんね。」

デ・ス・ト・・・・・・。

どう?ご期待に沿えましたでしょうか? tosimsさん?

ちょっと疲れてきたけど、頑張るド!

IMGP4792.JPG

次は治具ネタ。
ご覧のとおり、テーブルソー用ナンチャッテ レイズドパネル治具です。
私のテーブルソーは右傾斜なんで、スライドテーブルを付けると本来のフェンスを
刃の左には移動できません。
で、前回のホゾ切り治具と同じ発想で、すぐに作れていつでも捨てられる簡単
治具を作りました。

IMGP4789.JPG
先ずはベースになる第1パーツ。 50センチ四方ぐらいの大きさです。
IMGP4790.JPG

こいつを希望の角度に1カット。今回は13度です。
次に違う角度を作りたいときは、ベースをちょっと右に送って同じように
1カットすれば良いので、何回かは使いまわせます。
IMGP4791.JPG
第2パーツがこれ。基本的には前回のと同じ考え方ですが、扱う材が幅広
なので、その分だけフェンス部分が大きくなっています。

動きがスムースなので、以前の様に焦げる事は無くなったようです。
クランピングにもう一工夫要るようですが、使えると認めます。
IMGP4793.JPG


加工が終わった12枚の鏡板。 加工時間は途中休憩を含めて45分ぐらい
です。

          報告しまっす!!はこの辺で終わらせて頂きまっす!!
【2014.12.22 Monday 21:40】 author : OYA-G | 新道具箱(木工機械編) | comments(6) | trackbacks(0) | -
報告しまっす!!3
1. バンドソーの刃

  Tosimさんから催促があったので、途中経過ですが報告します。

IMGP4772.JPG

このあいだやった方法と全く同じ条件で、地元産の刃の試し切りをしてみました。

IMGP4773.JPG

右が前回のティンバーウルフの背研ぎ後の結果でした。
左が今回購入した刃。 何もせずにそのままテストしたんですが、ティンバーウルフの
何もなしバージョンより良いですが、背研ぎしたものより劣ります。
材が微妙に違うので正確には解りませんが、ま、大差無しと思います。
新しい刃も背研ぎしてみろって? ちょっと待って!!今忙しい。

でも、松本さんが聞きたかったのは、なぜプロの研ぎ屋が「これは切れんじゃろう」
って言ったかってことよね。 それもちょっと待って。 今度丸鋸刃を研ぎに出すんで、
その時に聞いてきます。 今は丸鋸刃もフル回転してて、研ぎに出す時間が無いんです。

今までのテストだと、要するにチップソーは高いだけで意味なしってところでしょうか。
いくら長切れしたって、切るスピードがあれだけ遅くては役に立ちませんよね。

2. これはisuakiraさん向け。

テーブルソーのスライドテーブルを利用したホゾ切りJIGです。

IMGP4784.JPG

ランバーコア合板でこういう物を作りました。これがJIGのベースになります。

IMGP4785.JPG

第1ステップ。 スライドテーブルのフェンスに仮止めして1カット。

IMGP4786.JPG

2つ目のパーツ。 

IMGP4787.JPG
これはこういう風にセットします。 ベースのカットラインに加工材の罫書き線を
合わせた位置で2本のクランプで固定。

IMGP4788.JPG
で、加工材をクランプしてカットすれば良いわけです。

これで重いだけで役立たずの例のJIGから解放されます。
動きが格段にスムースなので、加工精度もこっちが上。
材の固定もスムースで快適です。 前のはこの80mm仕上げの2X4を
こういう向きでは固定できませんでした。
カット時に材に掛かる圧力は微々たるものなので、動きがスムースなら
このクランプで全く問題ありません。
これで現在制作中の1050mmまでは全く問題無くカットできました。

クランピングをもう少し工夫すれば更に快適になるとは思うんですが、
このJIGはここまで。
やはり1500とか1800の材を立ててホゾ切りする勇気は無いので、
丸鋸利用のホゾ切り盤を作りますので、その時には速やかにゴミ箱に
行って頂く所存です。

                    以上、報告終わりまっす!!
【2014.12.19 Friday 19:19】 author : OYA-G | 新道具箱(木工機械編) | comments(9) | trackbacks(0) | -
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