OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
重要なお知らせ

この度思うところあって、当ブログを移転することになりました。

関係の諸官に速やか、かつ適切な処置を要請する。

 

移転先

 

   http://kirakutei.online

 

 

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

                 OYA-G

【2018.08.05 Sunday 18:55】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
琉球異聞2

事件4.

到着した日の午後、那覇中心部から車で1時間ほど北上した中城村(ナカグスクソン)

っていう集落に立ち寄りました。

今回どうしても会っておきたかった、琉球螺鈿の匠が住んでいる集落です。

「**漆器店」っていうから、看板があるだろうと思っていたのですが、

地図上の住所近辺に行ってもそれらしきものが見当たりません。

で、TEL。

「近くに来てるんですが、これから寄せて頂きたいんですが。」

「あ〜すみません。病気をして2年前から仕事を辞めてるんです。」

「え!そうですか。煮貝のことを伺いたくて来たんですが。」

「どちらから見えました?」

「広島県です。」

「それは遠いところから。それでしたらお話だけでもさせていただきます。

 え?中城小学校の裏門のまえ?北方向を向いている?後ろに20mほどの

ところです。」

っていうわけで、すぐに発見。普通の民家で、店舗ではありません。

こら解らんはずじゃがな。

 

煮貝って何だって?

螺鈿に使う「夜光貝」っていう、サザエのオバケみたいな貝で、普通は真珠層を

研ぎだして使うんですが、尚氏王朝時代の古文書に「煮貝」っていう記述があって、

その時代の螺鈿作品に不思議な光り方をする部分があり、どうもそれが煮貝らしい

っていうことに気付いたんですと。

古文書には煮貝っていう記述はあるけれども、方法は記述がなく、技術も伝承されて

なくて、「失われた技術」ってことになってたんだって。

それをこの匠が試行錯誤の末に復元に成功したっていうんです。

海水で一晩中コトコト煮て、小さな金槌で全体に万遍なくコンコン叩く。それを

何度も繰り返すと、0.1mm弱の真珠層が剥離してくる。

それを更に両面・表面だけ・裏面だけっていう風に砥石で研いで3種類の材料を

入手する(これは公開されています)、っていうんですが、何とも気の遠く

なるような作業です。

やり方の極意みたいなものがあるはずなんですが、私が知りたかったのは方法論

そのものではありません。職人が血のにじむような思いで獲得した技術を

教えてもらえるって考える程野放図な人間じゃありません。

知りたかったのは、普通の擦り貝とどういう風に違うのかっていうことと、

なぜ復元できたと分かるのかっていうことなんです。

 

「時間はどれくらいありますか?え、20〜30分?それじゃあ急ぎでお見せしましょう」

っていうことで、手持ちの作品を次々に見せて頂きました。

「これは江戸幕府に献上した爪楊枝入れです。琉球王朝時代の螺鈿漆器には

 <進貢品=中国王朝向け><献上品=江戸幕府や薩摩藩向け><贈答品=その他向け>

 っていう3種類があり、図柄や使われる貝の種類などが厳格に区別されていました。

この丸盆の方は進貢品です。龍の図柄は進貢品以外には使われません。

貝は全て摺り青貝です。」

「これが動画でご覧になった丸盆です。琉球螺鈿で使われた全ての種類の貝を使いました。

 煮貝はこの部分です。え?あまり綺麗じゃない?そう仰ると思っていました。」

と、ここからが事件です。

匠はおもむろに立ち上がると部屋の照明を消したのです。

軒の低くて長い琉球の民家ですから、部屋の中は薄暗くなります。

何という事でしょう!!今まで沈んでいた煮貝の部分が得も言われ怪しい光を放つでは

ありませんか。

「昔は電気照明は無いんで、これが本来の螺鈿の見え方なんです。古い螺鈿細工に使われていて、

 今はすたれてしまった煮貝の美しさがわかって頂けましたか?」

ワカリマシタワカリマシタ!!!

「ちなみにですよ、売るとしたらおいくらですか?」

「去年来た人が200万なら出せるって事でしたが、売りませんでした。」

スミマセンスミマセン。聞くだけ野暮でした。

でもまあ、11か月かけてその値段じゃあ食えないわなあ・・・・。

他にもいろいろ教えて頂いたのですが、この辺にしておきますが、最後に

「こういう事をしていると貧乏するんです。」と言われたのが心に残りました。

今回の沖縄旅行の白眉となる事件ではありました。

 

事件5.

 

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これは58号線を北上して旧名護市内入り口の「東江(あがりえ)」交差点の

看板。少なくとも10年以上前から気になっていました。

今までは「日本一大きな車エビ」って書いてあったんですが、日本一は

なくなっていて、「超巨大」っていうフレーズに変わっていました。

反省してくれたのね。

この交差点を右に曲がって太平洋岸に出て、少し南に下がった屋我地っていう

ところにあるらしいんですが、今回行ってみました。

初日の晩飯はバーベキューの予定だったんで、そのメインを張って貰おうって

算段です。

「超特大」っていうのを買いましたが、別に大きくもなんともなかったです。

結局雨でバーベキューは中止。部屋の中で泡盛をぶちかまして茹でて食べました。

ほら、広東料理なんかで芝エビに白酒をかけてバシャバシャ暴れているのを無理やり

茹でて食すっていう残忍かつショウアップされた奴の真似ですよ。

甘味が強くておいしかったよ。

 

事件6.=おまけ

 

到着翌日のゴルフは曇天の中、少し肌寒い中でのプレーでしたが、

1日置いた水曜日は晴れの天気。

DSCN0687.JPG

 

少し風は強かったですが、今回唯一の晴れだったんで気分は良かったです。

気分は良かったんですが、体調を崩してしまいました。

連日の二日酔いもあって、軽い熱中症になってしまったようで、その晩は

不思議とお酒がおいしくなく、食欲もありません。

夜は体中が熱っぽくて眠れませんでした。

体調不良は帰ってきてからも続き、1週間以上調子が出ませんでした。

深酒はいかんねえ、無駄な反省ですけど。

 

              琉球報告は以上です。お粗末様。 

 

【2018.05.04 Friday 07:33】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
琉球異聞

15日から19日まで、4泊5日で恒例の沖縄旅行に行ってきました。

いつも泊まる名護のリゾートホテルが予約できなかったので、大好きな

瀬底島に1棟貸しの古民家ホテルを予約しました。

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一度こういうのに泊まってみたかったんです。フクギに囲まれた

小さな古民家を改装した施設です。

長くなりそうなので以下箇条書きご容赦。

 

事件1.

 

到着後部屋を点検していて愕然。 鼾の激しい琉球人を寝させようと思っていた

小部屋が雨漏り。その部屋に置いてあった布団も濡れています。

現地スタッフに連絡して代わりの布団を手配。

1部屋に4人で雑魚寝。湿気が強くて弱った。

 

事件2.

 

翌朝雨が上がったので裏に出ると

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少し大きな無住の古民家。 その奥に何やら近代的な建造物が。

トイレかなあ、そんなはずないがなあ、不釣り合いな建物じゃなあ・・・

と思いながら接近。

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何やら全体に十文字の切り込みが・・・・

造りは贅沢で、縦長の小窓にはステンドグラスが・・・

右の方に舗装された歩道が・・・・

 

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その奥に上がってみると新築の大きな家が・・・・。

右側の奥から男性が出てきて「ようこそいらっしゃいました。是非中を

ご覧ください。」

「え?これからゴルフ?今コーヒーを飲もうとおもっていたんで、是非にも

ご一緒しましょう。お時間は取らせません。」

っていうので、中に入ってびっくり。

超の付く豪邸です。安く見積もっても6千万、もしかしたら1億近く掛かっているかも

しれないっていう感じ。

「1か月前に東京から越して来ました。妻と2人で暮らそうとこの家を建てたんですが、

 引っ越しの1か月前に妻が亡くなったので、一人で越して来ました。」

「下の建物は、<お御堂>っていうんですが、キリスト教徒の礼拝所です。

 2人ともクリスチャンで、あれを作るのが妻の希望だったんです。今となっては

 私にとってお御堂は妻そのものです。」

「今晩よろしかったら晩御飯をご一緒していただけませんか。一人の食事は

 味気ないものですから。」

 

そうと聞いては拒否する理由はありません。ゴルフの後、食材を買い込んで

再訪し、痛飲しながら会食しました。

ついでに、下着やタオルを収納するチェストを受注しちゃいました。

 

事件3.

 

到着3日目は観光デー。この日も朝から雨。観光ったって、大概行きつくしたんで

遅めの昼を食べて早々に宿舎に帰って一杯(いっぱい?)飲もうっていうので2時過ぎに

帰還。荷物を置いていた部屋がまたも雨漏り。幸いバッグが濡れただけで済んだんですが、

嫌になってしまいます。

「あのね、また別の所から雨漏りなのよ。幸いベッドルームに何とか4人寝られるんで

 良いんだけど、早く直した方が良いよ。雨漏りは電灯を伝って水が落ちてるんで、

 漏電が怖いよね。」

「それでしたら、私共の方で代わりの宿を手配しますので、宿替えをお願いできませんか?

 今日の宿泊は不泊扱いにさせていただき、最初の2泊分は半額にさせていただきます。」

「宿の手配が出来ました。5キロほど離れたところなんですが。」

「5キロ?4人とも酒を飲んでるのにどうやって移動するの?飲酒で捕まったら150万ぐらいは

 取られるよ。そんな金お宅じゃふたんできないでしょ。

 100mぐらい離れたところに宿があるんで、今からこっちで交渉してOKなら

 そこに移動しても良い?宿泊費は後で降り込んでくれたらいいよ。」

「代金にもよりますし、私一人では決済できませんので、後程電話いただけますか。」

「あのねえ、一人¥3,800で泊めるって。どうする?」

「結構です。ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。」

来るときにホテルの場所がわからなくて、小ぎれいな民宿兼カフェで教えてもらったんですが、

次来るときは断然こっちだよねって話していたところに泊まれちゃいました。

結局1泊分の代金で3泊出来たっていう、夢みたいなお話でした。

 

      まだまだ続くんですが、長くなってしまうので今日はこの辺で。

 

 

【2018.04.23 Monday 22:18】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) | -
更に什器備品系に淫する

え〜〜と、これは何かっていうと、・・・・。

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インドネシア辺りで作られたお土産物のお面だと思います。

右が男で左が女。

このあいだヨレヨレの踏み台を持ち込んだ客が、一緒に持ってきたものです。

ベースの部分が傷んできたので、新しく作り直してくれっていうんで、

邪魔臭いけどやってあげました。

ベースは9mmのシナベニア、縁周りはカーリー杢のメイプルです。

よせばいいのに拭き漆仕上げにしてしまい、1か月近くかかってしまいました。

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銘板の表記をご覧ください。

1966年にシンガポールで、北斗丸っていう運輸省の練習船の乗組員が

無聊をうっちゃるために作ったと思えます。

北斗丸っていうのは、他の練習船と違って帆船ではなく汽船なんですが、

デッキや内装部分は木造で、その補修のために専任の船大工を帯同してた

ようです。

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その大工に作ってもらったらしいです。

ショボい合板のベースに安物の模様入りの縁。練習船の内装っていうのは

こういう安物の材料で作ってあったんですね。

 

それにしても、50年前の代物ですよ。

こういうのを持ち込まれると、労をいとわずやるっていうのが私の病気ですね。

踏み台の方はお代を頂きましたが、こっちはおまけって事にしました。

漆仕上げにしてくれって頼まれた訳じゃないものね。

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バービーちゃんのコーナーチェストもいよいよ始動です。

 

見付側の棚口の仕込みに入りました。桟の厚みは10mm。

合計9枚の引き出しを仕込むのですが、何しろ華奢なので少しの加工誤差が

命取りになるので気を使います。

この左右に脚が付きますが、普通は外側から寸法決めして順次内側に追い込んでいきますが、

今回は内側から外に向かって寸法決めしました。(わからんじゃろうね)。

普通1週間でこなせる工程に2週間半も掛かっています。

年内に納品できるんじゃろうか?

 

                        困惑してます。

 

【2017.10.08 Sunday 20:13】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) | -
什器備品系に淫する

9月になって急に秋めいてきました。

今朝なんかは寒いぐらいでした。

湿度も低く(乾燥注意報発令中)、木工シーズン突入の感があります。

 

8月は何かと野暮用が多く、なんと17日間も休んで(木工をってことね)

しまいました。

 

次に作るのはバービーちゃんのお洋服を飾るショーケースなんですが、

取り掛かったらかなりの期間掛かりっきりになることが予想されるので、

その前に気になっていた身に廻りのあれこれをかたずけておきます。

いずれも自家用の「什器備品」系のもので、10点ほど。

 

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3段になった花台と、そのまえにある腰掛みたいなのは7〜8年前から

頼まれていた自宅裏庭用です。

もう一つ座板の付いてない奴は正真正銘の腰掛。

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これはエアコン室外機の上に水道ホースやジョウロなどの用具を

置いておくための台ですが、組立て前に設置可能かどうか、持ち帰って

現場確認します。

 

材は10年ほど前に買っておいたクルミ=英語で言うとウオルナットかな?

ブラックウオルナットの色の黒くない奴です。

 

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少し長めの腰掛け様のもの。端っこに変な台みたいのが付いてます。

 

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こういう風に使います。

これは竹工芸教室用。 付いている道具は、竹ひごの厚みを削るための

道具。他に幅を決めたり面取りするためにナイフを打ち込んで使う台

などがあるんですが、それぞれ専用の台を付けると、教室に通うたびに

重いものを運ばなければならないので、腰掛は教室に置いておき、

コンパクトにした道具類だけを運ぶことにしたんです。

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こっちは自宅用。

テーブルの甲板部にさっきの道具をセットして使います。

竹工芸は伝統的に座業の様で、先生は床に胡坐をかいてやってますが、

私の場合長時間胡坐をかいていると股関節が痛くなるので腰掛が必須です。

自慢じゃないけど、正座は全くできません。神社で神主さんのお祓いを

受ける時も正座はしません(できません)、エヘン!

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合間にこんなものを作りました。

漆で使う金箔を挟む竹箸です。

これは試作品で、師匠の評価を聞いてから下に用意した

ひごで本番用を作ります。

金箔を使う細工はもう少し先になるでしょうが、転ばぬ先の杖って

いうか、泥縄はいかんっていうか・・・ま、道具フェチなんですね

やっぱり。

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屋外で使われる連中は、クレオトップを塗っておきます。

なかなか乾かないんで、3日ほど放置して、

このあと白ペンキを塗ってみようと思います。

 

しかしおいらがやりたかったのは木工なんであって、こういう

日曜大工レベルの事じゃないんだけどなあ。

 

 

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そうこうしていたら、こんなものが持ち込まれました。

前にライティングデスクと電話台を納入したお客さんが

持ち込んだ踏み台です。

しかしまあ、なんといういい加減な作りなんでしょう。

踏板以外は全て9mmのべニア合板で、接続部が剥がれてガムテープで

補修されてます。

「上に乗るとちょっと怖いんで、新しいのを作ってくれい。」

そら怖いでしょう。よくまあこんなものを使ってたもんです。

「作りますけど、こんなヘタな構造にはできませんよ。ある程度

 の強度が無いとダメなんで、少し重くなりますけどよろしいか?」

ってことで、作らせてもらうことにしましたが、

日曜大工レベルなんだから自分で作れよなっていうのが本音です。

 

漆道具を置いておく棚が手狭になったんでもう1つ作らなきゃいけないし、

なかなか本格的な木工に戻れません。

 

本音を言うと、かなり複雑で微妙な細工が要求されるのがわかってるんで、

半分逃げ腰になってるっていうこともあるんです。

 

今月中には掛かろうとは思ってるんですけど・・・・・。

 

 

 

 

 

 

【2017.09.02 Saturday 09:01】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
お稽古事が増えちゃった

失敗した本棚を、気を取り直して再挑戦するんですが、

転んだ時にはタダでは起きないっていう因果な性格なので、

同時にもう一つ、同時進行でやっつけます。

 

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上が本棚、下が一緒に作るものです。

 

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小振りな学習机なんです。

材はどちらもチェリー。脚や桟の寸法、仕口の形状・寸法などが殆ど

共通なので、仕掛時間の短縮に大幅に貢献するはずです。

 

とはいうものの、最近は実は木工自体はかなり停滞気味なんです。

 

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合間を見計らってこんなものを作りました。

これが何に使う物かわかる人は少ないんじゃあないだろうか。

 

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こういう事を始めたんです。

 

漆修行の方は、ようやく刷毛塗りがどうにかできるようになり、

螺鈿と沈金に進んだところなんですが、まだまだ門前の小僧状態が

続いている状態なんですが、1年ぐらい前から考えていた

「竹工芸」を始めてしまいました。

 

さっきの写真は竹ひごづくりに使う作業台なんです。

 

師匠に「竹ひごが1人前に作れるようになるのに何年かかる?」

って聞いたら、「う〜〜ん、まあ10年かな、10年たっても

駄目な人は居るがね。」

って事でした。

10年かける訳にはいかないんで、編みの方は放っておいて、

当面はひご作りの修行に専念します。

毎日1時間、絶対に休まず1年やり通してみようと思っています。

 

かといって、漆の方も休むわけにはいかないんです。

漆修行も毎日やらないと絶対に進歩しないと分かってるんです。

 

そういう事情で、必然的に木工の時間が削られるって訳です。

 

浮気性じゃないんですよ。

木工も漆も、竹細工も、私としては必然的に行うべき一貫の

工程なんです。

どこまで行けるか、自分としても楽しみです。(怖いけど)

 

 

 

 

【2017.07.02 Sunday 19:30】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
停滞その2

7~8年前、名古屋の木工展に行った時、一目惚れして購入した

CK椅子ですが、ちょっとした不具合が見つかりました。

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左前脚上部に微かな亀裂が見えます。

 

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座ると亀裂が開き、

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サイドがこれこのように・・・・・。

多分最初はごく微かな亀裂だったものが、座るたびに大きく

なってきたものと思われます。

放置しておくと、遠からず使用不能になるので、急遽補修を

試みます。

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座った状態で亀裂を開かせておいて、低粘度型の瞬間接着剤を流し込み、

接着剤が固まるまでクランプで締め付けておいたあと、3mmと6mmの

ドリル穴を開けて接着剤を付けた丸棒を挿入して一件落着。

あとははみだした接着剤やら丸棒やらを綺麗にしてオイルを塗って

完成です。

ね、木工趣味のオヤジが居ると便利な事が多いでしょ。

感謝してよね。

 

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続いてはこちら。

夏も近づいてきて、海釣りのシーズン到来です。

ゴムボートは、人間が座るために両サイドの空気室に板を渡して

座るようになってるんですが、船内での動きが制約されて

何かと不自由なんです。特に2人で乗り込むとかなり窮屈です。

そこで、後方の板は撤去して、こいつに座ることにしました。

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引き出しの中はこうなってます。

道具箱兼用にして、狭い船内を少しでも広く使おうって算段です。

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体重が掛かって引き出しが開かなくなる恐れ(ほぼ確実にそうなる)が

あるので、座面は脚部4点だけで支えています。

 

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サイドと後方はこうなってます。良く言えばスケルトン。

普通に言えば手抜きです。

肩掛けの紐は、不要になる道具箱からちょん切って代用。

よっしゃ、これで準備完了。釣りシーズン開幕じゃ。

 

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停滞の原因を作った本棚の引き出しも、気を取り直して加工開始。

 

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引き出しを組んで、はめ込みの微調整まで完了。

まだ天板が出来ていませんが、もうすぐ完成です。

本棚の下部構造として使うのではなく、天板を付けて単なる

チェストとして使うようにします。

引き出しに何を入れるかは、買った人の自由です。

入る物を入れてくださいな。

 

余りにシンプルなので、引手だけちょっと芸をしました。

チェリーで紫檀をサンドイッチしてあげました。

 

来週から本棚の製作に掛かりまっす!!

【2017.06.10 Saturday 09:17】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
停滞

先日のおバカな失敗のあと、停滞しています。

と言っても、何もしていないということではなく、木取りからやり直して

いるので、用材のシーズニング中で、本箱の作り直しは10日ほど

手が出せない状態なのです。

その間に溜まっている雑用を片付けています。

 

先ずはこれ。

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ケヤキのローテーブルが完成。

脚部はメイプルです。 送ってくれた写真を見ると、前には無かった敷物が

あるじゃないですか。なかなか趣味良くなったねえ。

 

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ボッシュのルーターが壊れた話は前にUPしましたが、結局こいつを新調しました。

ボッシュのは、やはりスイッチの故障でした。

応急処置で使えるようにしてくれたんですが、やはり純正部品を取り寄せた方が良かろう

ということで、電気屋に預けてあります。1か月ぐらい掛かるというこてですが、

直ってきたらルーターテーブル専用にしようと思います。

ボッシュに比べて音が静かで、振動も少なく、使いやすい印象です。

 

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で、2週間ぶりにK君がやってきて作業再開。

ルーター作業は45分ぐらいで完了。その後鉋掛けをしてもらいました。

と言っても、木目の交錯した部分などのポイントはついつい手を出して

しまいます。

本当は最後まで自分でやらせる方が良いのは百も承知なんですが・・・・。

 

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完成させておいた脚部を連結して帰っていきましたが、

予想どおりの事が起きていました。

2週間放置していたせいで甲板に微妙な狂いが出ており、脚を取り付けると

僅かですがガタつきが出ます。

しかし、一から修正しても使っているうちに狂ってくるのは避けられない

でしょうから、今は何度削り直しても無駄でしょう。

そのうち大きく狂ってくるようなら、その時点で削り直しましょう。

この厚み(今65mm)だと反り止めの蟻桟は無意味でしょうね。

だから1枚板は嫌いなんだよね。

 

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塗装は自分でやるように言いましたが、まさか炎天下でやるとは

思いませんでした。

思いついた事があったので電話をしたんですが、丁度塗装作業中で、

「いま庭で蜜蝋塗ってるんですが、太陽の熱で蜜蝋が良く溶けて塗りやすいですわ。

 なんか変な音がするんですけど、何ですかねえ?」

「え、直射日光が当たってるの?やめてくれ!!音は引付の駒と甲板が擦れてる

 、ってことは、甲板が動いてるって事じゃないか。

 すぐ部屋の中に入れろ。」

「はい、もう1時間ぐらいやってて、あとちょっとで終わるんで中に入れます。」

 

これだもんね。 ったく何をしてくれるんじゃい。

 

でもまあ、邪魔になってた奴が無くなったんで一安心です。

 

                         ジャカジャン。

【2017.05.31 Wednesday 06:37】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(4) | trackbacks(0) | -
お魚まつりと、あれやこれや

電話台が完成したので、次は本棚に掛からなければいけないんですが、

ちょっと寄り道。

 

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5月3日は、毎年恒例の「お魚まつり」に行ってきました。

車で30分ほどの近所?の島で、漁協の漁師が開くんですが、

年々魚が取れなくなっていくの良くわかります。

5年ほど前は、タイ・ヒラメ・あこう・タコなどの高級魚が

うじゃうじゃいて、型もタイやヒラメは80センチ強、アコウで

50センチ強なんていうのが普通に沢山いたんですが、

今年は大型のはこの1匹だけ。ヒラメやアコウは小さいのも含めて

1匹もいませんでした。

この鯛は60センチ強、5.2キロです。このサイズは、実はそんなに

おいしくありません。鯛のおいしいサイズは30〜40センチぐらい、

2〜3キロぐらいです。

美味しくないと分かっているのに、なぜこいつを買ったかというと、

狙いは牙。人間でいうと前歯の部分に鋭い牙があるんですが、

それを蒔絵に使うんです。 

でも、帰ってから確認して愕然。牙は1本しか無くて、他は全て折れて

いました。要するに年を取りすぎて永年の酷使に耐えかねて折れたって

事ですね。

「鯛牙」は漆道具店で売っていて、1000円強のものですから、

これは全くの失敗でした。

頭だけ兜煮で食って、身の方は近所中に配っておしまい。

来年はお魚祭りには行かないでしょうね。

 

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これ何だか解りますか?

「リコーダー」っていう、まあ要するに縦笛のスタンドです。

演奏中に大小の音色の違う笛を取り換えながら使うので、こういう物が

要るんだそうです。

片手で運べるように取っ手を付けてあげました。

私が小学生の時には「スペリオパイプ」って言ってて、音楽の授業で

全員吹かされてましたが、これを依頼した人はそういう呼び方が

あるのを知りませんでした。

 

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ついでって訳じゃあないんでしょうがこういう物も頼まれちゃいました。

リコーダーの指掛けです。両面テープで本体の然るべき位置に付けて

使うんだそうです。

どうやって作るかが問題です。この大きさ(長い処で15mm、短い処は

9mmぐらい)で、指や本体に当たるところの局面を作るには工夫が

要りそうです。

果たしてできるんでしょうか?

 

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突然ですが、ケヤキの1枚板のテーブルに使う脚、でけたで〜〜〜。

 

連休の最終日にK君がやってきて、平面出しに取り掛かりましたが、

始めて15分ほどでルーターが動かなくなりました。

2人で分解してあれこれやってみましたが、お手上げでした。

私の場合、ルーターはあまり好きな工具じゃないので、なるべく

使わない様にしてるんですが、それでも他の工具ではできない工程も

あるので、全く必要ないって訳でもないんです。

曲線部の倣い加工なんかは、ルーター以外ではちょっと思いつきません。

 

出入りの機械屋に修理依頼しましたが、見積もりに2週間、

修理に2週間かかるそうなのでパス。

結局新しいのを買うことになりそうです。

やっぱ、国産じゃなきゃダメだわ。

 

                  物入りなGWでした。

【2017.05.10 Wednesday 08:16】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
沖縄でヘタばるのこと

もう2週間も前の事ですが、恒例の沖縄ツアーに行ってきました。

いつも行く恩納村のゴルフ場に行ってびっくり。

DSCN0469.JPG

真新しい、バブリーなクラブハウスが出来てるじゃないですか。

聞けば4日前にオープンしたばかりとのこと。

以前のクラブハウスはかなり老朽化したもので、従業員の接客態度も

悪く、どちらかというと「あまり行きたくないコース」って感じでしたが、

見違えるような変貌ぶりです。

建物のついでに、従業員も新しいメンバーに若返り、接客態度も変わっていました。

多分経営陣も大幅に変わってると思います(推測ですがね)。

接客態度なんてものは、経営陣の日常の言動を反映したものにすぎないので、

そのように推測する次第です。

コースもあちこち改修されていました。

 

塔頭.png

本部の町からフェリーで30分の沖合に浮かぶ「伊江島」の姿。

20年以上前から一度は行こうと思っていましたが、今回決行。

写真は借用で、行った日は曇天・霧雨のどんよりした天気だったです。

中央部に小高い山(標高176m)がぽつんとあるだけで、あとは

マッ平らな、何の変哲もない島です。

この山、城山(グスクやま)っていうんですが、土地の人は

伊江島塔頭(タッチュウ)って呼んでます。

 

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標高100mプラスにある展望台兼土産物店のところまで車で

行けます。

残り70m弱は、岩肌に付けられた急傾斜の鎖付きの階段を

上って頂上に至ります。

 

tatyuu3.png

こんな感じです。

いや、登りましたよ。ここまで来て登らない訳ないじゃないですか。

写真みたいな好天じゃなく、小雨が強風で吹き付ける悪条件だったです

けど。

おまけに足元は島草履(ビーサンのことね)。

吹き付ける霧雨が寒く、強風に煽られながら急斜面を上るのはかなり

怖かったですよ。いや、下りの方が倍ぐらい怖かったです。

景色?見てません!!

高所恐怖症じゃなくても、下の景色を見る余裕は無かったです。

 

僅か70m弱ですが、翌日から腿が張ってつらかったです。完治まで

4日かかってしまいました。

 

CIMG06171.jpg

海岸沿いにある海食洞。縄文人が住んでいて、出迎えてくれたんじゃあ

ありません。いつもフルアテンドしてくれる琉球人の友人「アラカキ」

さんのむさくるしいお姿です。

CIMG06131.jpg

ナントカ(忘れた)っていう海岸の断崖。

地下水が湧き出していて、昔は断崖の下まで水汲みに行ってたらしいです。

 

CIMG06231.jpg

写真が寝ててすみません。何故か回転できませんので、ご容赦。

これは伊江島じゃなくって、本部の一角。

「備瀬」っていう、本部半島の先端にある「フクギ並木」で有名?な集落

の外れにある「ワルミ」(多分ワレメの現地語よね)っていう場所です。

普通の観光本には載っていない、ウルトラマイナーな場所のはずだったんですが、

ご覧のとうり。

会話は全て中国語。上海語と広東語が多く、北京官話は聞こえませんでした。

こんなところまで来てるんだねえ。

新婚と思しきカップルの、ね〜ちゃんの方が、場違いにヒラヒラの派手な

ワンピースで写真をとってもらってたのが、馬鹿馬鹿しくて面白かったです。

 

本土に帰ってから3日ほどは疲れで仕事(木工ね)になりませんでした。

 

       以上、遅ればせながら沖縄ツアーの報告でした。

 

 

【2017.04.29 Saturday 08:40】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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