OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
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isuakira 特別号と前回の続き
先ずは前回の続き。 玉手箱です。

IMGP4595.JPG

生地で400番まで磨き上げ、「木固めエース」で仕上げしました。
全体に黄味の強い沈んだ色合いになりました。
写真ではわからないのですが、光を受ける角度によっては、深い位置から
反射して光っているように見えます。
明日の朝最終1500番でサンディングして完成です。

IMGP4594.JPG

でも、みんなが見たいのはここだよね。 やっぱり腕が付いていきません。
木目の合う部分を選んで埋め木しましたが、慎重に掘りこんだつもりですが
境界部分がクッキリ見えています。
サクイい木なので、押し込む時肝心な角の部分が圧力で欠けるようです。
接着用に瞬間接着剤を使ったのもいけなかった様です。

IMGP4593.JPG
内部はこうなっています。 切り離した部分の沿いがなかなか合わず、
少し苦労しました。

ちょっとした思い付きで作った小箱ですが、結構たくさんの留意点が
見つかりました。 次回作に生きてくれるといいのですが。

サイズは万円札が楽に入ることになっています。
300枚ぐらいは入りますので、ご要り用の方はご一報ください。

本題です

IMGP4587.JPG

小倉の飲み会で依頼しておいたコマが届きました。
依頼先は皆さんご存知の遠賀川のコマ博士、isuakiraさんです。

コマにしては柄が長いのと、柄の下部が変な形状になっています。

これは、会社時代の後輩で糸紡ぎをやっている奴に進呈する
スピンドル(紡錘)なんです。
アンデスの現地人の婆さんやら小母さんやらが手にぶら下げて
グルグルやってる奴です。
物としてはコマそのものなんで、「コマっていえばisuakiraさんだよね」
って言って、強引に依頼してしまいました。

自分でも一つ作ってみたんですが、ターニングのできない私ですので
トリマーで円盤を作って見事に撃沈。 均一な、真円に近い円盤を
切り出すのは無理と思い知りました。

IMGP4588.JPG

キッチリ廻ってるでしょ。 軸が長いので多少揺らぎながら廻っていますが、
見事なもんです。

IMGP4589.JPG

中心部の厚み15mm、外周部の厚み9mm、軸は下部末端55mmから上は
6mm、そこからテーパーして太くなり下部先端で円錐になります。
円盤に開いた穴もテーパーしています。
円盤は木のメイプル、軸は山桜です。
ややこし要求をキッチリ仕上げてくれたisuakiraさん、さすがです。

多分世界中に存在しない豪華なスピンドルって事になるでしょう。

IMGP4596.JPG

木固めエースで塗装して、スピンドル2個完成です。
軸の上部についている金具に糸を引っかけて撚りの起点にします。

これを進呈する後輩が、百金のコースターとひん曲がった菜箸でやっていて、
グラグラ揺らいでいかにも使いにくそうなのを見て、
思わず「俺がもっとちゃんとした奴を作ってやるから待っとけ。」
と言っってしまったんですが、これで後輩にもいい顔ができるってもんです。
持つべきものは仲間ですね。

IMGP4590.JPG

isuakiraついでってことはないんですが、遠賀川式ナイフ研ぎ治具を作りました。
ナイフの鎬角は浅く、丸研ぎになる確率が高いのに悩んでいました。
前から気になっていたんですが、鑿研ぎ治具に続いて再度拝借です。
IMGP4591.JPG


これは肉薄の切り出しで、角度を寝かせすぎたので立てようとしている
最中です。 砥石に当たった部分をみると、角度だけでなく刃渡り方向も
狂っていることがわかりますよね。全体の1/3ぐらい研いだ状態です。
この人の作る治具は、実に理に適っているといつも感心させられます。
多分夢の中でも考えてるんだろうね。

IMGP4597.JPG

治具にセットして研ぐと、確かに誤差なくビシッと鎬が付くのですが、
角度を大きく変える場合はちょっと問題があります。
治具で研ぐと大きな力が伝わりにくく、時間が掛かりすぎる嫌いが
あるんです。
そういう訳で、半分ぐらい鎬面ができたところで治具を外し、フリーで
研いでみました。
上の写真がその結果です。
鎬面の上1/3は以前の寝た鎬面のままです。
刃先7mm位と根元4mm位の部分が砥石に当たっていません。
このナイフは厚みが薄いので、左手の指先で抑える力で刃が撓んでいるんだと
思います。
左の押さえが弱いと研ぎあがりに時間が掛かりすぎます。

治具で研ぐのと手で研ぐのとでは、こういう風に微妙な差異が出るようですが。
どちらが良いということではないと思うんです。

治具で基準になる鎬面を作っておき、ある程度できたら手で研いでスピードを
追及するっていうのが、現在の私の結論です。

                isuakiraさん感謝編でした。



 
【2014.07.20 Sunday 21:04】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(4) | trackbacks(0) | -
コメント
isuakiraさん、廻しましたとも、何度も何度も。
軸の先っぽにヒートンを付けたら途端に回らなくなりましたけど。
微妙なもんですねえ。
【2014/07/21 10:50 PM】 OYA-G |
う〜〜ん、難しいですね。留めを一気にテーブルソーでやると、サクい木なんで先っぽがささくれ立ってしまうんです。
今回はなるべく機械に頼らずにやるってのがコンセプトだったんですが・・・。
角が尖ったままだと確かに隙間は見えにくい(接着の時目視確認できるので)んですが、
すぐに角が欠けてきそうで怖かったんです。
おいらの腕じゃあまだまだダメですね。
【2014/07/21 10:46 PM】 OYA-G |
褒め過ぎですが、お役に立てて良かったです。
やっぱり回しましたか、予想が当たりました(笑)。
【2014/07/21 9:47 PM】 isuakira |
玉手箱、大分隙間が出来てしまいましたね。
角面や丸面にすると隙間が余計目立ちます。
いっそピン角のままが良かったかもしれません。
手鉋を使わずにテーブルソーだけで仕上げた方が
結果は良かったと思います。
手鉋を使う時に留めの面が微妙に丸くなるのが
隙間の原因だと私は思っています。
【2014/07/21 9:28 AM】 acanthogobius |
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