OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
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座編み=OYA-G流
半田のプロ木工家、「工房 斎」の斎田さんが考案したポリエステルフィラメントの
6mmの袋編みの紐を使った椅子の座編みに魅せられて、最近は作る椅子殆ど全て
この座面です。
通算20脚目を先日仕上げましたが、今日はその細かいやり方を公開します。

そもそも斎田さんの座編み椅子に出会ったのは7~8年ほど前、名古屋で開催された
プロ木工家の合同展。
「CK椅子」(CK=チョー軽いですと)という名で出品されていました。
夜の飲み会に強引に合流してすかさず注文。1か月ほどして我が家にやって来ました。
総重量310g程度の、本当に軽くって華奢な椅子です。見た目には、座ったら壊れるんじゃあないの
という感じなんですが、それから7年(8年かもしれません)間、かなりの重量に成長した
持ち主のおばはんの体重にも耐えて、健気に頑張ってます。

何が良いかというと、板座の椅子に比べて軽い事。
それと、座った時お尻のカーブにぴったりフィットして違和感がなく、
座り心地が良い事です。

さて、「斎田式座編み椅子」の座編みの詳細です。

DSCN0186.JPG
これは私が使っている秘密兵器です。
一番右は「組立てグリップ」。紐を絞り込む時手にかかる負担を軽くして
くれます。その左、ライターと竹串。竹串は短く切って、先のとがった部分をカット
しておきます。1脚で4本必要です。
上の方にあるクランプは、ワンタッチで解除できるレバーが付いています。
HCで数百円の安物ですが、紐を固定したい時に重宝します。
その下、浸透性の瞬間接着剤(アロンアルファEX)とハサミ。
一番左の木片2本が秘密兵器中の秘密兵器。
1本は幅10mm、厚さ3mm程の木片を50センチ弱にカットした
だけの物。もう1本は片方の先端部に切り込みを入れてフック型にしたもの
です。 いずれも鉋掛けの後面取りして木固めエースで仕上げてあります。
これらの道具を使って座編みの開始です。

DSCN0189.JPG
教材は先日納品したばかりの麻雀用の椅子。
先ずは両サイド側から正対して左右になる側から始めます。
この椅子は大きめのサイズなので穴の数は25穴。穴径は6mmで両サイド面取り
してあります。穴は幕板の幅の中央に開けてあります。

両サイドの幕板の外々寸法は47センチ、幕板の幅は4センチなので51センチx25
=1275mmですが、紐は14mにカットしてあります。
紐の端から7,3mの位置を幕板中央部付近に固定し、端から13番目(つまり中央の穴)
の穴の内側から外に向かって紐を抜きます。

DSCN0187.JPG
前後しちゃいましたが、その前に紐の準備です。
紐の長さは14mなので、まずは7m分を手繰りだし、その部分をさっきのクランプ
で挟んでおいてから残りの7mを繰り出してカットします。
カットした両方の端に竹串を差し込みます。竹串を差し込む前に瞬間接着剤を塗って
置き、紐と竹串が固定されます。
カメラのピンが床面を拾って、肝心な部分はボケてます。スミマセヌ。

DSCN0188.JPG

紐の切り口のボサボサは、編み込む時穴に引っかかって邪魔になるので
ライターで炙って溶かしてしまいます。
この時接着剤に引火しやすいので気を付けましょう。
竹串は紐を穴に通す時役に立つんです。これが無ければモタモタして
時間が掛かってしまいます。
最初の座編みの時思い付きでやってみたんですが、具合が良いので
ずっとこのやり方です。
紐は袋状になっていますが、巻取り癖が付いていますので、接着剤を付ける
前に一度竹串を押し込んで癖を取っておくと、接着剤を塗った後差し込む時
スムーズに入ります。
今度はピンに気を付けて撮りました。

DSCN0190.JPG

順番に穴を拾って一番端まで来たら、こういう風に内側の穴を渡っている部分に絡めて
行きます。端から4個目まで絡めて半分が完成です。
何故4個目までかというと、斎田さんのがそうなっていたから。
この時点では紐は締めこんでなく、フリーに近い状態です。
紐を通す時気を付ける点は、紐の巻取り癖の平らな面がよれない様にする事。
幕板を渡っている部分だけでなく、穴の中でも撚れていてはいけません。
この後紐を締めこむのですが、撚れているとその撚れが表に出てきて収拾が
付かなくなります。
紐を編み込んでいくときは、1か所ずつすべての紐を手繰って置くことも重要です。
焦って途中で次の穴に通してしまうと、途中で紐が絡んだり、ヨレを直すのに手間取ったり
して、かえって時間が掛かってしまいます。
DSCN0191.JPG

真ん中にあったクランプを一番端にセットして締めこみを開始します。締めこむ強さは、
最強。これ以上伸びません、という処まで締めこみます。
紐の幅が3mm位になった処が限界でしょうね。締め込んだら親指で抑えて置いて、
もう一方の手で余った紐を手繰ります。
このとき「組立てグリップ」が重宝なんです。
素手では紐が滑って緩むのと、締めこむ時に手に大きな負担が掛かるので、
翌朝手がむくんで歯ブラシも持てなくなります。
いや、本当ですよ。私は最初の時1週間ぐらい難儀しました。

 まだまだ先があるんですが、長くなりすぎるので今日はこの辺で。
続きは次回ということにさせていただきます。


 
【2016.05.16 Monday 18:59】 author : OYA-G | 作品 | comments(0) | trackbacks(0) | -
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