OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
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コーナーチェスト途中経過と子供椅子

いきなりで恐縮ですが、コーナーチェスト下部を仮組みしてみました。

DSCN0556.JPG

ちょっとアンバランスに見えますが、これで良いのであります。

DSCN0558.JPG

普段は本体を組み立ててから、塗装中(3~4日)に引き出しを組むんですが、

今回は先に引き出しを組み立ててありますので、仮に差し込んでみました。

複雑な引き出し用の桟の配置なので、加工誤差等があった時、引き出しの寸法で

調整するんですが、今回は引き出しにひと手間掛かりそうなので、エイヤで

作っちゃいました。

DSCN0550.JPG

前板の配置を見ているところですが、奥に見えているのが側板と先板です。

使ったのは6mmのシナベニア。何しろ華奢な引き出しなので、なるべく薄くし、

なおかつ一定の強度を確保するにはべニアの方が適していると思っての採用ですが、

思わぬ手間が掛かってしまいます。

 

DSCN0552.JPG

これは側板の下になる方。 2mm厚のチェリーの薄板が貼ってあります。

摺り桟に当たる部分なのでなるべくスムースな面が欲しいんですが、

べニアの木口・木端は積層材が露出してガサ付いていますので、こういう

事をしなければなりません。

DSCN0553.JPG

こっちは上側。機能的な問題はないんですが、引き出しを開けた時積層面が

見えるのはいただけませんものね。

ま、所謂お化粧ですね。市販の「シナ木口テープ」を貼ってあります。

 

このあと仮組をばらしてから仕上げの鉋掛け、サンディング、塗装と進みます。

DSCN0557.JPG

逆目傷の様子。 途中の鉋掛けでいたるところに出来ます。

ウオルナットの逆目は他の樹種に比べて格段に厄介です。

木目の素直な部分が少なく、どこかで木目の交錯した部分に当たる確率が

高いです。かといってそういう部分を捨てていると歩留りが悪すぎて、

殆ど捨ててしまうことになります(ちょっと大げさですけど実感です)。

 

あいや、愚痴ですね。使う側には何のかんけいもない事でした。

DSCN0551.JPG

 

これは縞黒檀の引き出しのつまみです。

この後小刀で面取り整形しますが、必要な10個の加工に3時間ぐらいは

掛かりそうです。

この材は堅いんですが意外にサクい材で、ちょっとした加減で木目に沿って

割れ、小刀の刃が滑ってしまいます。

持っている指の位置と刃先の方向を常時慎重にチェックしながらでないと、

左手は血まみれって事になりがちです。

気力が充実してくるまでお預けですね。

あ、いや、生理的食塩水とカットバンは常備してあるので、大丈夫ですけどね。

 

 

下部の目途が立ったので、もうすぐ上部のショーケース部分に掛かるんですが、

まだ設計図も出来ていません。考えるだけで尻込みしそうなんで、なるべく考えない

ようにしています。できる事なら作らずに済ませてしまいたいんですが、

そうもいかないでしょうね、やっぱり。

DSCN0554.JPG

お題の2つ目。横浜方面から帰ってきた子供椅子の無残な姿。

 

最初写真が送られてきて来た時は、夫婦喧嘩でもしてぶん投げるかなんか

したんだろう位に思ってました。(すんません)

現物が帰ってきて子細にチェックしましたが、投げたりすると必ず付くであろう

凹み傷はありませんでした。

「なおせますか?」

「なおせません。代わりの物を送ります。」

って事にしましたが、不思議です。

DSCN0555.JPG

 

1本は客先で折れた方。もう一方は私が試しに折ったものです。

前脚の先を持って後脚側に強い力を持続的に掛けていくとこういう風に

ホゾ部分が破断することが解りました。

逆側(後脚と反対側)に引っ張ると、座面が抵抗になって折れません。

う〜〜〜む、こういう事が起きるんだなあ・・・って感心している

場合じゃありません。

 

丁度小倉で同好の緊急集会(飲み会のことね)があったんで持参して

諸賢のご意見を拝聴しました。

本家のシンプルさん(知ってるよね)のご意見。

「ホゾ幅が華奢すぎますねえ。私の場合この桟の幅は50mmです。

 最初30mmにしてた時は何度かこういう事が起きました。

 ホゾ幅をなるべく取るために小根付きホゾにした方が良いでしょう。

 子供は思わぬことをしますから、大人用以上の強度がないと怖いです。

 勉強して出直してください。」

 

ってことで、子供椅子は基本設計からやり直します。

丁度座面の寸法も、もう少し大きくしようかと思っていたところだったんですが、

これで踏ん切りがつきました。

 

                  出直しまっす。

 

 

 

 

【2017.10.16 Monday 07:56】 author : OYA-G | 作品 | comments(4) | trackbacks(0) | -
コメント
楽しかったですねえ。今度は年末か年明けですね。
それまで地道に仕事?してます。
スクレーパーは使ったことがないんで解りませんが、部分的に使うとそこだけが凹んで塗装後に影響が(光の反射が変わるなど)出そうな気がしますねえ。刃幅10mm位のミニ南京でやったりしてましたが、そういう理由で今は使ってません。
どうしてもだめな場合は瞬間接着剤に頼ることにしてます。
【2017/10/19 6:27 AM】 OYA-G |
ウオルナットは目が粗いっていうより、木目の通直性が悪く、目がぐにゃぐにゃ曲がってる感じがします。その曲がった部分が順逆入り混じってしまうので、どうかすると70センチの長さで3回逆目に当たったりします。
【2017/10/19 6:20 AM】 OYA-G |
ご無沙汰しております。
先日の緊急集会はお疲れ様でした。
楽しかったですね。
ギター作りなどで使うスクレーパーでアバタ対策はできませんでしょうか。
このような家具は作ったことがないのでよく分かりませんが、椅子の座ぐりの仕上げにも使うので可能では?。
【2017/10/17 11:07 PM】 isuakira |
めずらしくウォールナット使いですね。
でも、このウォールナット見るからに目が粗くて逆目に苦労しそうな材です。
子供椅子ですか?
ホゾの太さ、というより構造的に無理がありそうな感じ。
【2017/10/17 12:58 PM】 acanthogobius |
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