チェストと整理棚の天板は、13mm厚の板の廻りを20mm厚の桟で囲った
構造にします。
四隅は留めっていう始末で、どこから見ても木の木口(導管が見える部分)が
見えない様にします。
普通は矧いだ板だけで構成する部材なんですが、今回は基本的にこの構造を
多用しようと思います。
何故だか自分でもわからないのですが、琉球の風情に合うような気がしたんです。
評価は分かれるとは思いますが、我慢してくださいませ。
これは裏側ですね。下から見上げる位置になるので仕上げは表と同じレベルにする
必要があります。ぐるりに回した桟(支輪)の下部は14mm幅の凹曲面を取っています。
すぐに塗装が始まるので、塗料を調合しておきましょう。
小さいオレンジ色の缶が「含浸性ウレタン塗料」、大きい青の缶が
希釈剤として使う専用シンナーです。
このシンナーはHCで売ってる奴の10倍近くする馬鹿高シンナーですが、
これ以外で薄めると白濁して使い物になりません。ウレタンがシンナーの
不純物と反応してしまう様です。
配合済みのものも「木固めエース」っていう商品名で売られていますが、
余りに高価なので、業務用の自分で混ぜ合わせるタイプに切り替えました。
季節によって配合比率を変えて、硬化速度をコントロールできるので
この方が実用上便利ってこともあるんです。
つづく