OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
百花蜜
 昨晩家に帰ると、こんなものが届いていました。

ブログをリンクしている宮城県蔵王山麓の「顔黒の野人」さん、ことFさんが送って
下さいました。

Fさんは「毎日1作品」と言っていいほどのスピード木工が身上らしく、その
精力的な姿勢には驚かされますが、同時にテニスやキノコ栽培、そして
「日本ミツバチ」の飼育もされています。 その合間に親しい人たちとの飲み会
や食べ歩きもこなされており、この人にだけ1日は50時間ぐらいあるのかしら?
という方です。

そのFさんが、自家製の蜂蜜を送って下さったのですが、BLOGで蜜蝋も
採取したと書いておられました。てっきり木工作品の仕上げに使うんだろうと
思って要らぬ書き込みをしてしまったのですが、本当は来年の春に新しい
ミツバチの群れの捕獲に使うんだそうです。

木工の仕上げに使うんだったら手持ちの別の蜜蝋を送ってあげるよ、という
事で、右側のものも一緒に入っていました。

よく見ると蝋燭になっています。 ということは購入品。何かおねだりしたみたいで
恥ずかしかったです。

蜂蜜の方は早速味見。市販品と違って、濃厚な蜜の香りが口の中にパッと
拡がって、何とも言えないおいしさです。
一口だけでストップを掛けられてしまいました。

中国に馬鹿みたいに高い「天山蜜」というのがありますが、そいつを食べた
時の感じに似ています。
え?なんで買って帰らなかったんだって? 飯屋で出てきたんであって、
探したけど無かったんです。
え?じゃあ何で馬鹿高いって知ってるんだって?むむむ・・・・。

食いしん坊の妹猫も覗き込んでいましたが、お相伴させて貰えなかった
ようです。 この猫、甘い物も喰うんです。ホントに猫かい?おまえさん。



ということで、ご厚意を無駄にしないために早速蜜蝋ワックスを作ります。
ナイフで削って瓶の中に。
右手の親指が気になりますが、何とか完了。



荏胡麻油を注いで湯煎します。 その辺りにこぼすと、荏胡麻油の臭いでばれてしまい、
きついお叱りを被るので、いつになく慎重に作業しました。
この油は、最近使っている「匠の塗油、荏油」と同じメーカーのもので、匠の塗油に
比べると乾燥時間の永い(普通の)タイプです。



台所の物入れの隅っこにあった容器に入れて冷却。 完成です。
今作っているメイプルのお肌にすり込んでつるつるピカピカにしてあげます。

野人さん、有難うございました。




【2009.10.30 Friday 10:36】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(4) | trackbacks(0) | -
先週の続き
 先週末は最後の所で怪我をしてしまい、写真を撮れなかったものがありますので、
追加です。



押し入れ整理棚1号の両サイドの側板です。 押し入れが上下2段なので
2つ要るのですが、とりあえず1つ作ってみて、使い勝手を見てから2号に
取りかかる予定です。
下側だけ長手側横框は通しほぞになります。 どうしてかって?
ただなんとなくです。



居間の絵が掛かっている壁面で、絵の下の空間が間延びしているので、
高さ700ぐらいのチェストを作りますが、その天板の型を作っています。
幅900の見付け側を緩いカーブにします。
中心になる頂点から、両サイドで2センチ控えたカーブを描きました。
中心線を基準に、両サイドに釘を打って墨線を入れます。



こんな感じ。 左手は健在です。



手のこで不要部分を落し、カンナで墨線まで追い込み、ペーパーで仕上げです。
このカーブが全ての基準になるので、とっても大事なジグということになります。
少しカーブが緩すぎたかもしれません。

今までは直線主体のデザインだけで押し切ってきましたが、何だか知らないけど
曲線を使ってみたくなりました。
メイプルの白い肌を見ていたら、どうした訳かそう思い始めたのです。
いえ、変なことを想像してる訳じゃありませんよ、誓って。

向こう側にあるのは天板や脚の材料です。
天板は木裏を上に使うのが原則でしょうが、木目のかげんで今回は木表を
上にします。 原則より見た目なんです、私の場合。



こっちは怪我の原因となったミニチェストの部材です。



機械室の裏庭のコスモスが咲いていました。 やはり植える時期が遅すぎた
様で、何とも貧弱なお姿です。 来年は一面のコスモスというのも一興かも
しれません。



冬大根を植えてあります。 年末にはこいつでおでんかな?
【2009.10.29 Thursday 09:44】 author : OYA-G | 作品 | comments(6) | trackbacks(0) | -
は〜〜〜、またやっちゃった
 

昨日の日曜日、夕方4時過ぎの私の右手です。親指の第一関節の腹側を
怪我してしまいました。 握りしめた拳が悔しさを良く表現しています。

何でこうなったかは、話したくないのですが、カテゴリーに「事故報告」を作って、
事故については隠さず報告し、余人の役に立てるというコンセプトがある以上、
正直に告白せざるをえません。

そもそも、先週末は久しぶりに野暮用が入らず、秘密基地に入り浸って過ごせた
んです。 おかげで作業はすいすい捗って、とっても気持ちの良い日曜日の
午後を迎えました。

押し入れ整理棚の側板2枚を組み立て、acanthogobiusさんのご指摘どおり
扉を嵌める上框の溝を深く切り直しておいて、整理棚は中断。 何故かというと
長手側も組上げてしまうと、その辺に放置すれば邪魔になります。
さりとて、押し入れの中の所定位置に入れるためには、押し入れの中にある
あれやこれやを引っ張り出し、再度整理棚に入れ直さなければなりません。
それでは整理棚はほぼ完成したことになり、今回の「5作品同時進行」という
勝手に作ったテーマに反する事になってしまいます。

本当は、片付けなんかする時間があったら、切ったり削ったりという木工らしい??
作業をしていたかっただけなんですけど。



これは前回とんでもない失敗をして、足元灯の台に格下げされたパソコン台
のリベンジ用の材料。両面の鉋掛けも終わっており、後は接合部を留めに切って
接合し、塗装するだけです。材はメイプル。
テーブルソーには縦引きの刃が付いており、留めの加工は次回に持ち越しです。



こっちはDVD機器の置き場になるチェストの部材です。 天板、引き出しの前板、
側板、背板、幕板、脚等の主要部材が勢揃いです。同じく全てメイプル。

実は事故の遠因はここにありました。 誰とは言いませんが、滋賀県の方の
木工人が先週完成されたチェストが、私が考えていた形とそっくりさんだったのです。
ごくオーソドックスなスタイルなので当然といえば当然なのですが、同じような
時期に同じデザインのものを作るのはちょっと・・・・と思ったのが運の尽き。
ちょっとだけデザインを変えようと思ってしまったのです。



しなベニアに緩いカーブの脚の形を描いて、糸鋸で大まかにカット。上端55ミリ、
下端28mmにします。 カーブの仕上げは反りガンナです。 この手のカーブなら
ベルトサンダーよりこいつの方が正確にいくようです。 何より削りすぎてパーという
事がありません。



で、バンドソーの刃を3mmに付け替えて脚を大まかにカット。 この後さっきの
型板を使ってルーターで墨線どうりにカットしてあげます。 脚の外側を微妙な
カーブにし、見た目の印象を変えようという作戦です。

それにしても脚は3本しかありません。

そうなんです。3本目の脚の挽き終りに、一緒に自分の親指も挽いてしまったのです。
キズの深さは約3mm、長さは1センチ強。 アサリが大きいせいでぱっくり口を
開いてました・・・怖くてよく見ていませんが・・・・。
少し太めの血管を切ったらしく、血が沢山出て閉口しました。

すぐ近所に外科医院があって、救急外来もやっていたのですが、医者には
行きませんでした。

2日間軽快に作業が進み、この脚のカットが済んだら右側にチョコット写っている
背板や側板の材料を自動に掛けて今日の作業は終了。
「いやーはかどったなあ、帰ってちょっとだけ飲んでからマッサージに行ってこよう、
フフフン。」なんて鼻歌交じりで脚を押していました。

切り終わりに親指がちくっとしたような・・・何で押し棒を持っていないの???
理由なんかわかりません。 意識して持たなかった訳でもないのです。
身体は押し棒を持ったつもりで動いていたようです。
前2本はちゃんと押し棒をもっていました。??????

理由はわかりません。わかりませんが、それでは余人への警告にはなりません。
強いて理由を挙げれば、バンドソーの一見安全そうな雰囲気に嵌められたんだと
思います。 よほどの事が無ければ怪我はしないという、理由のない奢りがあった
と思います。

怪我自体はそれほど深刻なものではないのですが、ちょっとショックでした。

この週末にはゴルフもあるのに・・・・。









【2009.10.26 Monday 10:35】 author : OYA-G | 事故報告 | comments(13) | trackbacks(0) | -
製材所???
 

先週の成果?です。集塵機の乗っかっていた部品をそのまま使った、仕掛り品
ワゴンにこれから作る作品の材料が乗っかっています。 同時に5作品を作る
予定なので、材料もかなりの量です。 殆どがメイプル、一部2X材が混ざっています。
まだ一部の材料の荒木取りが終わっておらず、この1.8倍ぐらいになります。

先週はひたすら手押しと自動カンナ、テーブルソーの作業に終始したわけです。
その間に出した削り屑は200Lの袋2つ分。 朝から晩まで殆ど休憩もせずに
頑張りました。 まるで製材所のおじさんみたいに、木屑まみれになりながらの
作業で、夕方家に帰っても耳鳴りがしていました。

朝から夕方までずっと機械の音をさせていたわけで、近所の人はうるさかったと
思います。



夜は新しい作業に向けて刃物を研ぎました。組鑿10本のうちの9本と、白柿です。
研ぐ必要の無い物もあったのですが、新作に掛かる前の心構えというか、気合いを
入れる意味もあって2時間ほどひたすら研ぎに専念しました。気持ちが良いです。



押し入れ整理棚1号の側板側の桟にホゾを切り、シナベニアを嵌め込む溝を切りました。
(短い4本)。長手側の横桟4本にもホゾを切り、手前側2本には扉用の溝も切ってあります。
下框の方は、本当は留めの溝にすべきですが、面倒なので引き通しました。
幅10mm、深さ4mmの溝を7mm間隔で2本切っています。 扉の框の厚みは16mm、
扉同士は1mmの間隔で引き違いになります。
扉がひずんで接触したらどうするって? その時はカンナで削っちゃいます。
何しろ単なる押し入れの整理棚なんですから。



縦框4本にはホゾ穴を開けてやりました。
整理棚1号・2号を作った経験で、ここまで殆ど考えることなく作業し、ほぼ3時間
ぐらいで完了。 ホゾの嵌め合いの微調整と、側板になるシナベニアや棚板の
集成材の切り出しをすれば組み立てに入れます。

整理棚の時に比べると1/4以下の時間で作業が進んでいます。
やはり経験というか、自分で作った物の手順を踏襲すると、作業スピードも上がるし
仕上がりも良くなっていくようです。

今週は忙しくて、昨日の日曜日から東京に来ています。金曜日の夜自宅に
帰って、24日の土曜日に秘密基地に行くまでしばしのお別れです。

                                再見!



【2009.10.19 Monday 09:44】 author : OYA-G | 作品 | comments(6) | trackbacks(0) | -
台湾出張
 休み明けの13・14日と台湾に出張していました。
先週の休みは比較的長時間秘密基地に居たのですが、その話は
次に廻します。

出発空港(広島)のロビーに、面白い絵があります。
平山郁夫先生の描かれたものです。



先ずは左側から。 描かれているのは厳島神社なのですが、大鳥居が画面左側
に見えています。 写真を撮ろうとする直前に、修学旅行の一団が絵の前に割り込んで
来ました。 邪魔な奴らです。



画面のほぼ正面から。 大鳥居は中央に見えています。



最後に右側からです。 大鳥居は画面左側に移動しています。

左右の建物の見え方も大きく変わっているのに注目して下さい。
絵の知識の殆ど無い私には、どうやったらこういう事になるのかわかりません。

開港間もない頃、この絵の前を歩いていて、何気なく目に入ってくる画面が
動いているような気配を感じて気づいたのです。

しかし、邪魔な奴らです。 写真を撮り始める少し前から教師が「ここにまっすぐ
並んで荷物を右側に置いて座れ」と大きな声で何度も叫んでいるのですが、
撮影を終わってもこの有様です。
わずか40人足らずの団体で、教師が3人も居るのにこのていたらく、私が
教師ならとっくの昔に手や足が出ているに違いありません。
教師にならなくて良かったです。



14日朝の「故宮博物院第1展示館」です。兎に角デカい。

今回の出張は契約に関する交渉が主要目的だったのですが、かなりシビアー
な交渉になると覚悟していました。 朝9時の飛行機で台北に入り、夕方5時の便で
帰る事も出来るのですが、交渉がもつれることも考えて1泊で来ていました。
交渉の方は4時間程で何とか決着し、翌14日の夕方までの時間が空いたので、
タクシーを飛ばして来てみました。
9時開館の入り口付近ですが、撮影したのは9時4分です。まだ人影はまばら
です。 12時半まで3時間半で、駆け足で見ようと思います。

それにしてもデカい。 大きいと聞いてはいたのですが、これほどとは・・・・。



先ほどの位置から、カメラを左に振ってみました。 第1展示場の左ウィングと、
更に左側に別の建物があります。これはレストラン棟です。



更に左に振って「第1行政棟」、まあ、事務所棟でしょうね。
更にこの左に「第2展示棟」があります。 馬鹿馬鹿しくなって写真は撮りません
でした。

内部は当然撮影禁止なので、写真はありません。 今回初めてなので、まあ
将来(いつのことかはわかりません)本格的に来たときの下調べということで、
ざっと目に付いた物だけ見て回りましょう。

と思って入館し、最初の展示室で早くも挫折しそうになりました。 兎に角
展示物が多く、簡単な説明を読むだけにしたのですが、最初の部屋を出たのは
20分後。 第1展示棟1階には展示室が8つ。 全ての展示品を見るのではなく、
ざっと見渡して目に付いた物だけを見ても20分ですから、1階だけで今日は
タイムアップという事になります。
しかも、最初に入ったのは一番小さな展示室です。 多分、一通りざっと見て回るだけで
最低3日は必要な感じがしました。
それでも展示してあるのは多分全収蔵品の何分の1の筈です。


玉で作った白菜(お姫様の嫁入り道具らしいです)や、象牙で作った入れ子の球体の
バスケットなどの、超有名な収蔵品も展示してありました。
正直な感想は、「ふ〜ん、すごいね。それで?」という所でしょうか。

比較的狭いエリアでしたが、清朝時代の家具の展示もありました。少し時間を掛けて
見ましたが、個人的には装飾過多であまり好きではありません。作れはしないけど。

ほんの一部だけを見て、こういう事を言うのは不遜ですが、中国の古い文物は、
感心したり驚いたりはしますが、何故か好きになれません。

その原因が今回おぼろげながら解り始めて来たような気がします。

永い時間を掛けて、職人達の技や術は徹底的に精緻になって行き、清朝の時代
になってそのピークに達した様に見えます。 
しかし、意匠面では盛唐の時代以降殆ど停滞してしまったように感じるのです。
じっと見ていると、薄暗い工房で延々と作業に没頭する職人の姿が想像でき、
そのことには深い感銘と絶望?を感じるのですが、出来上がって「至宝」と呼ばれる
作品そのものは、なんとも味気ない、抜け殻のように見えてしまいます。
「ああ、これは良いからレプリカでも窓辺に飾っておこうか」という気になれないのです。

デザインが停滞するということは、社会の全てが停滞するということを表しているのかも
しれません。

まあ、時間が取れるようになったら、1ヶ月ぐらい滞在してもっと詳しく見てあげましょう。
出来ればまだ感受性のかけらが残っている間に。

それにしても、団体客の多いのには参りました。 例外なく館内ガイドが付いているのですが、
彼らは規定時間以内に一通り見せて、次の客を捕まえるという切実なミッションが
あります。 他の客が居ようが居まいが、何の斟酌もせずに「はい、皆さん次はこっちです」
と言って平気で割り込んで来ます。 観光客も、見ている私と陳列ケースの間に平気で
身体を入れてきます。 妙齢のお嬢さんなら手で押しのけるのですが、相手を見ると
とてもそんな気は起きません。 「出来たら割り込まないでくれませんか」と低い声で
注意するのが精一杯です。そのときは、ほぼ例外なく日本語が理解できなくなるようです。
けっ!日本語しかわからない癖しやがって。 くやし〜〜〜〜。
故宮博物院の職員さん、団体客お断りの日を作ってくれないかしら?




【2009.10.15 Thursday 10:53】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(7) | trackbacks(0) | -
番外編--くどいかな?
 昨日のGOLFの話ですが、なぜイップスが直ったかというと、一緒に回った
強いと評判の(本当に強いですよ)同業のTさんのおかげです。
実は前から密かに推測していたんですが、このTさんも実はイップスだったんです。

何度か一緒に回った事があるんですが、その都度パッティングスタイルが変わって
いたり、パターが違っていたので、「もしや」 と思っていたのです。

スタートホールのグリーン上。 「あ〜、つらいじゃろうなあ。気持ちはわかるよ。
良くわかる。」と言われたので、「え、Tさんもイップスだったんですか?」
「ああ、もう7年位になるかなあ。 何とか押さえ込んどるけどなあ。」とのやりとり。

この一言で気が楽になりました。何故だかわかりません。4番目のホールを終わった
時点で、イップスはウソのようにどこかに消えていってました。

午後のラウンドで46も叩いたのは、実はそのせいです。イップスが直った途端に
強気になって、薄めに狙って強く打つという暴挙に出てしまったのです。
ボギーで済ませるべき所をダボにするという結果で、ハーフのパット数21という
ていたらくでした。 朝のハーフは15ですから、丁度パット数の差がスコアの差に
なっています。

私のイップスが直ったせいで、Tさんのイップスが再発してしまいました。
「明日はクラチャンの予選があるのに、どうしてくれる。」と仰ってました。

ゴルフネタは写真がないので、仏壇、もとい、タンスシリーズのおまけです。



ドアの上部木端部分は、サクラの薄板を貼っています。 実は縦横の框の目違い
を払っていて、一部に逆目掘れが起き、修正していて削りすぎてしまいました。

それならついでに薄板を貼って、縦框の鏡板を嵌める溝の跡も隠しちゃえ、
ということで、こうなりました。 表側の端から2mm程控えた位置に貼りました。
こうしないと、扉を閉めた状態で接合部分が見えてみっともなかろうかと・・・。



左右の隙間が少し違っています。 左が逆目ぼれで削りすぎた方、
右はそれに合わせて(あってませんが)削った方です。
この隙間に合うように、薄板の厚みを調整してあります。

つまり、左右の扉を同じ大きさに出来なかったということです。 この辺に
いい加減な性格が色濃く反映されています。



こちら次回作に使うメイプルです。 4枚の板を適当な長さにカットして、手押し・
自動まで終わっていましたが、 それぞれの板で微妙に厚みが違っていました。
再度全ての材を自動に掛け、厚みを揃えました、 21.6mmになっています。

その後、テーブルソーで幅決めしました。 幅方向は、4枚の板でそれぞれ可能な
最大幅を残しました。

一番上にあるのが、テーブルソーで落とした端っこの木っ端です。
こんな物でも何かに使えないかと思って捨てられない、ケチなワタクシなのです。



3mm程の木っ端に鉋を掛けて、こんな物をつくってみました。 サイダさんが
書いてたオイル用の木のへらです。 先っぽを斜めにカットして、手元側は持ちやすいように
若干幅狭にしました。 1枚作って馬鹿馬鹿しいので止めました。

この木っ端を全部へらにしたら何枚取れるんだろう? そんな時間があったら、
他のことが出来るでしょ、馬鹿者。
【2009.10.06 Tuesday 13:41】 author : OYA-G | 作品 | comments(7) | trackbacks(0) | -
納品と思いきや・・・・
 この週末は多忙で、土日とも日中は所用がありました。
従って木工は早朝と夕方のわずかな時間出来ただけです。

土曜日はGOLF。 肝炎の治療を始めてから3年弱、
治療中極端に体力が落ちるせいでGOLFから遠ざかり、
木工に嵌っていたせいもあって、ますます縁遠くなり、このまま
止めてしまうんだろうかと思っていました。

ここ2ヶ月ほど、ビギナーにGOLFを教えることになり、それが
きっかけで練習場に行くようになり、復活の兆しが見え始めて
いました。

土曜日は、実に3年ぶりにGOLFらしいGOLFになり、大満足
の1日でした。 回数をこなしていないのでパーオンはなかなかしない
のですが、ショットは安定してきており、大きなミスショットは2回だけ
でした。 
3年来の宿痾になっていたイップスも完治の兆しを掴んだようです。
近隣の同業の間で強いと認められている人と一緒に回って、ある程度
緊張感を持って臨んだのと、ビギナーに教えるために、スイングを基本から
おさらいし直したのが良かったようです。
前半は40、後半は緊張が途切れて46のスコアでしたが、忘れていた
GOLFの勘所を掴みなおした感じで、実に爽快でした。
 
この状態であと2〜3回ラウンドすれば、往年のGOLFに戻れるような
気がします。 GOLF仲間の皆さん、又むしってあげますからね。



ということで、いきなりこうなりました。 今朝の写真です。
蝶番部分の飾り板と、ドアの取っ手を作り替え、セットし終わりました。
火曜日からは出張なので、どうしても月曜日に納品すべく頑張ったのです。



こちらは先週の写真です。ドアの取っ手を大きくし、蝶番の飾り板を華奢にして
みたのですが・・・・。この写真では良く解りませんね。



作り替えた飾り板8枚です。 3mmのアルミ板を1mmに変更しました。



裏側はこうなっています。 ビスの頭が邪魔する部分を覗いて、周囲に同じ
1mmのアルミ板をコの字に接着しました。
こいつを瞬間接着剤で貼り付けるだけです。 そのうち剥がれるでしょう。



納品しようと支度を始めて、アリャリャ??です。 台輪の隅木を忘れていました。
このままで知らん顔しようかと思いましたが、やっぱ良心が許しません。
あくまで本物らしく、がコンセプトだったんですから。



引き出し裏の蓋も取り付け忘れです。

この時点で7時50分。時間切れです。 夜会社から帰ってやります。
今週の納品はお預け。来週まで待ってね〜〜。

ということで、永かった洋服ダンスシリーズも、これで最終回とさせていただきます。
長々とお付き合い下さり、誠に有難うございました。
やってる本人が飽きてきたぐらいですから、下らぬ記事にお付き合いいただいた
皆様の気持ちが良くわかります。
次回からは新シリーズが始まります。 期待してて下さいね〜〜〜。

最後に一言。 誰が何と言おうが、これは徹頭徹尾洋服ダンスです。断じて仏壇なんかじゃ
ありません。

                                  SEE YOU!!
【2009.10.05 Monday 09:44】 author : OYA-G | 作品 | comments(4) | trackbacks(0) | -
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