OYA-Gの木工狂躁曲

タイトルは誤字・誤植ではありません。
こんな気分なんです。
200均?!クランプ

木工仲間の皆が愛用?している100均のクランプ、ご存知ですよね。

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これです。

順次買い足して、一時は25本以上あったのですが、残すところ12本。

内4本も竿尻の脱落防止用の突起が機能しなくなったり、締め込みネジ先端の可動顎

(丸い部分ね)が外れかかったりして余命僅かです。

何より、固定顎先端のプラスティック部品がありません。

この部品はすぐに外れてしまい、気づかずにいると所在不明になってしまいます。

 

壊れやすくてショボいクランプですが、圧倒的な価格の安さが取り柄なんです。

 

しかし、ここ3〜4年前からいくら探しても店頭から姿を消してしまい、困っていました。

(みんなも困ってるよね)

 

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見つけました。 但し、お値段は倍の200円。その代わりという訳ではないんでしょうが、

有効長200mmと、以前の倍になっています。

懐は50mmのまま。

 

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左が従来品、右が新規開発品。

値段が倍になったと言ってもたったの200円です。

これで頭痛の種??が一つ解消しました。

 

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抜けやすいこの部分には両面テープを張っておきます。

これでそうそう簡単には抜けないと思います。

 

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とりあえず20本ゲットしておきました。

微妙に不揃いで、さすが中国産の雰囲気全開ですが、腹も立ちません。

200円ですもの。

でも、さっきの抜けやすい部品ですが、従来品に比べて1mm弱、横幅が狭くなっていました。

ダイソー君も改良努力はしてるんだねー、感心カンシン。

 

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三郎は稼働開始しました。急ぎ引き出しやらの収納部分を作ります。

【2017.01.26 Thursday 07:44】 author : OYA-G | 新道具箱(手道具) | comments(3) | trackbacks(0) | -
三郎完成間近

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製作中の作業台三郎、ほぼ完成しました。

先に甲板下のスペースに設置する引き出しや収納を作ろうと思っていましたが、

加工した材が動くと、組み上げられなくなる可能性が大きいので、先に組み上げることに

したんです。

妻手側にフロントバイス、長手左端に国産の木工バイスを配置するのは、今までの

作業台と同じです。

国産バイスの位置にショルダーバイスを付けるかどうか随分悩んだんですが、結局

却下しました。

確かに有用だと思い、一時は必須と思っていましたが、框部分の構造が複雑になって、

手間が掛かりすぎる事、長手左側に大きな突起部分があるのは、身体の動きが制約される、

つまり「邪魔」になる可能性が大きい事、今まで特に不自由を感じなかった事などで、

同じ形に落ち着いた訳です。

 

皆がやってるように妻手側にフェイスバイスを配置して任意の長さの材を固定するスライド

部を設ける事も考えましたが、今までのやり方で不自由を感じていないので、これも却下。

 

部材は引っ越し前に揃えてあったので、取り掛かれば思ったより早く形になりました。

W/1260・D770・H800 です。

次郎に比べWが150長く、Dは30短くなっていますが、ほぼほぼ同サイズです。

違うのは重さ。ざっと計算しただけでも2.5倍ぐらいにはなっています。

 

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逆サイドから。

甲板の真ん中の開いた部分には着脱可能な材を置いて、中央部でクランプできるように

します。次郎での経験では、これは有用です。

無塗装で行こうと思っていましたが、汚れや接着剤の付着除けに蜜蝋を塗ることに

しました。 脚部は塗布済み、甲板部はこれからです。

 

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邪魔者になった次郎は、外作業場に出しました。

ちょっと寒いけど、2月上旬の引き取りまでここで我慢して貰います。

 

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この部分には苦労しました。 いえ、苦労というより、不良品かと思って捨ててしまう

ところでした。

クイックリリースの機構部なんですが、バイスを締め込もうとすると「カタッ」という

音がして締めこみが緩むんです。

突起の付いた部分は円筒を2枚に縦割りしたようになっており、向こう側にもう半分のパーツがあります。

ハンドルを緩む方向に回すと2枚のパーツが割れて自由に動かせるって訳です。

締め込む時には向こう側のパーツが自重でこちら側に倒れ込み、手前側のパーツを押して、

画面下の突起に手前側のパーツを押し付けた状態になって、ネジが噛み合うんです。

よく観察してみると締め込んで行くとき、この2つのパーツが写真で左の方向に僅かに動いて、左の

4mm程の隙間が無くなり、右の方に隙間ができます。

さらにじっくり観察すると、その僅かな動きの時に接触している突起部分が微妙に動き、

向こう側のパーツを押し戻してしまう様です。

ほんの思い付きというか、ダメもとで2つの突起部の当たっている部分の塗装を

ヤスリで落としてみました。

何という事でしょう!あっさり問題解決。塗装面の凹凸が原因だったんですね。

問題解決までに半日以上掛かりました。

でも、このバイス、他にも買った人がいるんじゃないだろうか?

みんな問題なく使ってるんだろうか?

このバイス、形状やサイズ・CHAINAの刻印、表面感など、グリズリーのバイス

そのものなので、中国のグリズリーの委託先から仕入れて(もちろん黙って)売ってる

に違いないと思うんですが、売ってる人は多分自分で使ったことは無いので、こういう

不具合には気づいていないと推察されます。

中国産の安物を買うと、いつもながら思わぬ不具合に遭遇しますね。

ま、これも楽しみ?のうちかもね。

 

                       SEE YOU

 

【2017.01.23 Monday 07:48】 author : OYA-G | 工房 | comments(4) | trackbacks(0) | -
作業台三郎 途中経過

「作業台三郎」君の加工は順調に進んでいます。

 

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脚部の加工はほぼ95%ぐらいまで進み、もう少しで組立てに掛かれます。

でも、組んでしまうと置き場所に困りそうなので、ホゾ組みになっている

妻手側だけを組み、引付ボルトで組む長手側は最後に回します。

 

その間に甲板の框組部分の加工を進めます。

写真の黒いバイスは、isuakiraさんに教えてもらってGETした、クイックリリース

機構付の物です。今の作業台に付いているのと全く同じ物の様で、違うのはクイックリリース機構と

ペンキの色だけです。

値段は半額!!得したね。

こいつも買ってから2年以上放置してました。梱包さえ解かずに放置してたんですが、

不具合があってもクレーム期間は過ぎてますよね。

 

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これが甲板の框部分の部材。

ショルダーバイスを付けようか? みんながやってるようにフロントバイスを装着しようか?

随分考えましたが、基本的に現状の仕様に準じて、シンプルに仕上げる事にしました。

この辺の事情は次回ですね。

 

一気に仕上げればあと3〜4日ってところですが、実はそういう訳にはいかないんです。

三郎が完成すると次郎(今使ってる奴ね)は邪魔者になります。

そこで、次郎は元奴隷兼弟子のK君に払い下げることになってるんですが、K君の

受け入れ準備が遅れている様なんです。

 

そういう事情で、先に甲板下に組み込む予定の引き出しやら物入れやらを先に作って

時間稼ぎをします。

2月上旬、それも全般の方までしか待てませんからね、K君。

10日過ぎたらそっちの都合は無視して庭先に納品しますからね。

 

次回は甲板の框部分の仕掛けなんぞをUPしましょう。

 

                                SEE YOU!!

【2017.01.15 Sunday 17:05】 author : OYA-G | 工房 | comments(2) | trackbacks(0) | -
仕事始め

今年の仕事始めはこれです。

 

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「作業台三郎」の甲板用の板の集積。

28mm*40mmの角材を11本矧いで31センチ弱の幅の板2枚を作りました。

 

3年前の11月に今の工房に引っ越してきたんですが、移転したら作業台を新調しようと、

使い道のないタモを切ったり張ったりして材料を整えておいたんです。

引っ越しから丸2年、粗取り状態で放置しておいたんですが、意を決して取り掛かりました。

 

というか、この板矧ぎを効率的かつ上手にやってのける方法が思いつかなかったという

こともあったんです。

 

大竹さん(知ってるよね?)のブログを見ていてピンときました。

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これは最後の11本目を矧いだところです。

糊を付けるー目違いが出ない様に両側からアクリルの板を当ててクランプー幅方向

をクランプで圧着ー5か所をビス止めー圧着時間経過後ビスを抜く

という作業手順で、1本ずつ積層していくんです。

作業台の甲板にビスを残して置くわけにはいかないので、一度に出来るのは1本だけで、

時間は掛かります。

 

接着剤は速乾性の白ボンドなんで、圧着時間は1時間半ほどです。朝から始めて

夕方までに5本が1日に可能な進行で、この写真は3日目の朝1番の写真です。

1時間半、何をしてるんだって? やることはいくらでもあるんです!!

 

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目違いは殆どなく、キッチリ着いています。

この後自動鉋に通して目違いを払いましたが、40mmの材料で仕上がりは38mm強

になりましたので、うまくいった方でしょう。

 

甲板はこの板2枚と、周囲の框(山桜)で構成します。

框の方は組手(包み蟻)まで進んでいますので、ここからはそれ程悩むことなく

進行すると思います。

引き出しや、電動工具などの収納、鉋掛けなどを組み込もうと思うので、

時間は掛かるでしょうけれど。

 

年初に大物をやっつけて、次に予定している複雑で繊細さを要求される作品に

取り掛かる気力を充実させようって魂胆です。

【2017.01.13 Friday 06:19】 author : OYA-G | 工房 | comments(0) | trackbacks(0) | -
明けましておめでとうございます。

皆さん

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

例によって更新に間が開いてしまいましたので、12月のまとめから。

 

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麻雀テーブルを作り変えました。

 

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変えたのはこの部分。

右が最初の脚部ですが、テーブルトップが左右に揺れるのです。

理由はよくわかっていませんが、イライラするので思い切って作り変えた次第です。

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小さなテーブルトップを付けて、ちょっとした物置に使って貰います。

捨てるのは癪ですものね。

 

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「おむすびコロリン子供椅子」(=シンプル式)5脚完成。

注文があったのは一番後ろの背の高いもの1脚なんですが、1脚だけ作るのはつらい

ので、一度に5脚作ってしまいました。 4脚は在庫です。

 

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これはまあ、室内物干しですね。使わないときは折りたたんで厚み20mmで収納できます。

脚を引っ張っているのは2mmのワイヤーと小さなターンバックルです。

 

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高さ1400のハンガーラック。

 

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こういう細工をするから時間が掛かるんですよね。

でも、この部分を単純に仕上げたのでは面白くないんですよね、OYA-Gとしては。

年明け一番に塗装して納品します。

 

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というわけで年末31日の工房です。あちこちに散乱していた端材などを全て捨て、

大掃除をし、鉋や鑿の研ぎを済ませ、自動と手押しの刃の交換を済ませて、2016年の

仕事納めとしました。

 

年明けからは、工房移転以来の課題だった、「作業台三郎」に掛かります。

 

 

【2017.01.03 Tuesday 11:17】 author : OYA-G | 作品 | comments(4) | trackbacks(0) | -
椅子6脚完成と小物たち

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自宅のダイニングの椅子が壊れたので、新しく作りました。

4脚は背もたれの低い、背筋をまっすぐ伸ばして座るタイプです。

内2脚は座編み(いつものサイダ式です)、2脚は板座としました。

板座にしたのは、キッチンの上の収納に物を出し入れする時の

踏み台にする為です。

でもこの4脚は、まあ予備ですね。

常時使う2脚は背もたれの高い、8度だけ後ろに寝かしたタイプです。

ちょっとだけふんぞり返る?事が出来ます。

置いた時にはこのタイプで揃っている方が見栄えはするんですが、

加工が煩雑なので6脚全てという訳にはいきません。

お代もきっちり頂きましたよ。自分の口座からだけどね、フン!!

 

椅子とのマッチングが悪いので、テーブルも作り変える所存です。

 

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椅子が終わったので、気になっていた小物を一気に片付けます。

先ずはまな板4枚。(ピンボケじゃなあ)

自宅で何枚か使ってきましたが、たまに使用中に反りやヨレが出ることがあるので、

最近は専らこの形(端嵌め付き)に落ち着いています。

1枚は自宅用、2枚が行先決定済み、残り1枚は予備の在庫です。

 

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これは何でしょう?5つ分の小さな部材が並んでいますが、大体の形はわかりますよね。

 

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こういう物になりました。

実はこれ、バターケースなんです。 バターを普通のプラケースに入れて冷蔵庫

に入れておくと、不必要に硬くなってパンに塗りにくくなりませんか?

こいつに入れておくと、適度な硬さが維持できるんです。(っていう話です)

何かの雑誌に載っていたんで、前から作ろうとは思っていたんです。

サイズは普通に売っている100gの細長い奴用です。包装紙は全て剥がして、

裸で入れて使ってください。

暫く自宅で実験的に使ってみて、結果良好ならマーケットリリースします。

 

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まな板を作った端材で、大きなカッティングボードを作ってみました。

バンドソーでザクッと形を切り出して、あとは鉋数台を駆使して仕上げ。

今後の端材利用のために試しに作ってみました。

もう一工夫すれば物になると思います。

ま、これは冗談の部類ですけれども。

 

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シンプル式(わかるよね)子供椅子5脚。

背の高いのは行先決定分。残り4脚は在庫分です。

 

2年ほど前に勤め先の娘の出産祝いで進呈したんですが、2人目の子供が出来、

よちよち歩きになってきて、兄弟で取り合いをしているっていうんで、最初の子供

用に少し大ぶりなのを作ります。

いえ、これは進呈するわけじゃあありません。何人かでお金を出し合ってプレゼントに

してもらいます。

「おむすびコロリン 子供椅子」って名前にします。

 

え〜〜と、それから、在庫しておいた「斧折れ樺」でバターナイフとペーパーナイフ

をそれぞれ10本ずつほど作ろうと思っています。

 

これが今年の最後の仕事かなあ・・・・。

 

 

 

【2016.12.05 Monday 09:22】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
助っ人

う〜〜〜ん、忙しかったですう〜〜〜。

 

10月初旬から今月初めにかけて、行事が目白押しでした。

10/8〜12  佐賀・小倉方面周遊

10/13    毛細管腫瘍摘出手術

10/14〜18  手術の傷のため木工は不可。漆に沈没

10/18・19  漆教室・抜糸

10/27 麻雀

10/28〜11/1 沖縄方面周遊

11/5 三木金物祭り

 

何と1か月足らずのうちに19日間も木工を休んでしまったのです。

これだけ休むと、身体がなまってしまって思うように動きませんね。

 

3月に漆修行を始めてから、木工の方がなかなか進みません。

それまでは9時前に工房に入って、5時に切り上げていましたが、

夕食を挟んで漆の練習をするので、4時前には切り上げる様になりました。

この1時間少々が随分効いているようで、仕事がはかどりません。

 

そうかって言って、身体は前よりきついのです。

普段は漆は1時間半ほどですが、場合によっては食後3時間以上掛かる

時もあり、夕食後は飲んだくれて早寝していた頃より格段に疲れて

しまいます。

そういう訳で、話題はたくさんあるのですが、PCに向かう時間がなく、

BLOGの更新もままならなかったのです、いえ、言い訳です、すいません。

 

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今日の御題はこれ。

 

瞬間接着剤と硬化促進剤、ランダムサンダーです。

 

10月の佐賀・小倉周遊の折り、大川の材木店に行ってきました。

工場を見せてもらっていたら、兄ちゃんがテーブルトップに何やら液を付けて

サンダーでこすっていました。

「これはどういう作業ですか?」

「いや、小節なんかの割れやらの補修です。瞬間接着剤を垂らしてサンダーで

均してるんです。触ってみてください、完全な平滑面になってるでしょ。」

「お〜〜〜、ワンダフル。これはすごいや。」

 

その晩小倉に移動して、木工仲間との飲み会の席でこの話をしたら、

「あ、取り切れない逆目掘れにも使えますよ。」とシンプルさん。

 

な〜んだ、みんなこういう事をしてたんだ。そういえば硬化促進剤の

取説に「肉盛りの場合は・・・・・」て書いてあります。

知らなかったのはひょっとしてオイラだけ?

 

サンディングは専ら手でやっていたので、片手タイプのサンダーは持っていなかった

ので、モノタロウでゲット。 エアーサンダーの方が使い勝手がいいのは分かっているんですが、

私のショボいコンプレッサーでは騒音に耐えられないので電動式にしました。

 

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ヒコ生えなんかの小さな節ですが、多くは中心部に小さな芯ヒビがあり、これは

幾ら鉋を掛けてもヒビが無くなることはありません。

 

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チェリーの場合はこういう部分があります。 内部に出来た小さな空洞を樹脂を分泌して

埋めようとした跡でしょうが、樹脂量が足りずに少し疎になっており、触ると微かな

窪みが感じられます。

 

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こういう部分は小節の前と後ろで逆目になっており、鉋ではなかなか逆目が取りにくいです。

 

今までは「しかたがないなあ。」と諦めていたんですが、一気に解決しました。

 

もっと大きな節の補修も出来ます。

これも材木屋の社長に教えてもらった方法ですが、そのうち実際にそういう場面に

遭遇したら報告します。

 

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おまけはこれ。漆道具です。

左2本は蒔絵の時に金粉やらを撒くのに使う葦の筒で、片方に薄い絹の布を張ってあります。

大きな筆は周りに飛び散った余分な金粉(銀粉)を回収するのに使う筆。箒みたいなものです。

その右2本は漆の周辺の金粉を漆の上に掃き寄せる筆。

続いて絵筆。 その右は金粉を掬いとるサジ(銀製)。上のは金粉の包み紙を押さえておく

ミニ文鎮。 そして純金の粉(これは「平目」っていう、金粉を平らな形状に押しつぶした

もの。)

これで都合2万5千円強です。

漆って高い遊びですよね。

 

 

 

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悔しいからって訳じゃないけど、こういう物を作ってしまいました。

HCで3mmのアルミ棒(¥240/m)を買ってきて、ペンチで適当な長さに切って、アンビルの上で

トンカチで叩いて製作。

左はさっきの「サジ」。 見てくれは劣るけれども十分に使えます。原価は30円強?。

さっきの銀製のは3千数百円。あなたはどっちを選びますか?

 

その右は沖縄に行った時「琉球漆体験工房」で使っていた金属製のへら。

「堆錦」っていう沖縄特有の漆工芸で、葉脈なんぞの窪みを付けるのに使います。

先端は薄くなっていますが、刃が付いていないので力加減で強弱をつけた溝を

つけます。 使うことは無いんだろうけど、忘れないうちに製作。

 

その右は、一番右の「葦」の筒の内部を削る道具。

和竿の内側を削る道具みたいなものですが、相手がヤワな葦なので、こっちもヤワな

アルミで十分です。

 

木工?チンタラチンタラですが、椅子6脚の内4脚まで完成しました。

残り2脚ですから、あと1週間ほどで完成でしょうね。

頑張りまっす!!

 

 

 

    

【2016.11.17 Thursday 21:44】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(4) | trackbacks(0) | -
椅子三題 つづき

その3=これはいけません、あるいは「やってしまった!!」

 

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あれは去年の5月の連休明け、ギャラリーオープンのために受注した家具類20点ほどを

一括納品したっけなあ。忙しかったなあ・・・・。

と、思い出にふけっている場合じゃあないんです。

写真はそのうちの1点で、背もたれ付のスツール君です。背もたれは本当は無い方が座りやすい

んですが、持ち運び安いように付けただけです、

実は、これは大変な失敗をしているのです。注意深く見ると、どこがいけないかわかりますよ。

 

先日麻雀をしに行ったとき気付きました。

向かって左側の背もたれの取り付け位置をよく見てください。

何だか隙間があるような・・・・。

 

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はい、パックリとこのように胴が切れています。

ギャラリーのオーナーは気づいていない様子ですが、だんまりを決め込む訳にはいかないので

その場で告白。

定規を当ててみると、座面の幕板の寸法に比べて笠木の寸法が4mm短いじゃないですか。

組立ての時はクランプで強引に締めこんで、接着剤の力で胴は付いてしまいますが、

そのうち後脚の力が勝ってこうなったってことですね。

「スンマセン、すぐやり替えます。」

「え?治るんですか?」

「いや、直りはしません。一から作り直します。」

「そう?何だか悪いわね(当然でしょって顔でした)。」

「スンマセン。超特急でやります。ごめんなさい。」

 

ということで、工房に持ち帰りました。

 

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後脚は鋸でカット。工房用のスツールに格下げです。

 

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実はこういう物が残してあったんです。

もう1脚分の加工済みの部材。

そのうち工房用に組んで使おうと思って取ってあったんです。

 

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やは笠木が4mm短い!!

しかし、このパーツを作り直してあげればすぐに作り直せるって寸法です。

 

原因は何となくわかっているんです。

ホゾの長さが違うのが解りますよね幕板(真っ直ぐな方)が20mm、笠木

は16mmにしたと思うんです。

実は笠木のアールを決めるのに悩んで、笠木だけ後から作ったんです。

その時16mmにするか14mmにするか、ちょっとだけ考えた記憶があるんです。

微かな記憶ですが、3晩ほど考え抜いて思い出しました。

寸法は暗算でやったと思います。

馬鹿だねえ、ちゃんと確認しろよな。何度間違えたら気が済むんじゃい!!

ってとこですが、違う物は違う。

年のせいなんかじゃありません!元から粗忽なだけです!!

よいこの皆さんはちゃんと電卓で計算して、図面上に寸法を書き込む習慣を

つけてくださいね。

 

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お詫びって訳じゃあないんですが、こういう物が完成。

 

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引き出しの微調整前なので最後まで入り切っていませんが、塗装して微調整したら

納品できます。

材は例によってハードメイプル。

板組みの仕口は隠し蟻(天秤)組み継ぎ。

引き手は「片銀杏」型2号。(勝手につけた名前デス)

塗装は木固めエース3回塗り。

 

小さいけれども手の込んだイッピンでしょ?

 

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以前に納品した整理棚の付属品です。

一部小さな引き出しを組み込んで欲しいという要望だったんですが、最初から引き出しを組み込むと

煩雑な部材組が更に複雑になり、私の技量ではうまく収まらないと判断したので、

後で別に引き出しBOXを作ることにしてあったのですが、半年以上遅れてしまいました。

本体の方は既に黄味が強くなっていますが、新規納品の引き出しBOXの方は白いまま。

ま、半年もしないうちに落ち着いてくると思います。

 

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うん、まあ綺麗に収まってます。

80点ぐらい付けてほしいな。

 

                       SEE YOU

【2016.10.06 Thursday 07:37】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(0) | trackbacks(0) | -
椅子のお話し 3題

その1=こういうのは無いんじゃないの???

 

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ありふれたウインザーチェア。 我が家のダイニングの椅子ですが、向かって左側の

座板がパックリ割れています。

買ったのは40年以上前なので、元は取ったと言えないことも無いんですが、

気分の悪い事があるので、公開しちゃいます。

 

900X1800のテーブルと椅子6脚のセットなのですが、6脚の内4脚が既に病死。

余すところ2脚なんですが、それも余命いくばくもないものと思えます。

 

10年ぐらい前、肘掛付の1脚が壊れ、程なくもう1脚あった肘掛付もアウト。

その後4脚残った写真の形状のものが2脚壊れたって訳です。

 

4脚とも同じ位置で座板が割れてしまいました。

なぜそういう事が起きたかは次の写真を見て頂ければ一目瞭然です。

 

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裏からの画像。

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この方が解りやすい?

 

四方転びの右前足の丸ホゾが、矧ぎ面の中央に空いています。

ご丁寧に背もたれの外枠も同じ矧ぎ面に配置されているんです。

 

この時代には高周波接着なんてある訳もなく、接着剤の性能も低かったとす思うんですが、

矧ぎ面はイモ継ぎです。サネなんか見当たりません。

接着剤が経年劣化し、矧ぎ面のホゾに力が掛かって矧ぎが切れたって訳です。

肘掛け付きのが先に壊れたのは、それだけ無理な力が掛かりやすかったからでしょうね。

 

この座面、僅か40センチ強の幅なんですが5枚矧ぎになっています。

しかも6脚分を同じ矧ぎ板から取ったと見えて、全て右前足が矧ぎ面に掛かってるんです。

 

職人は分かっていたと思います。 テーブル甲板を取った残りの、幅の狭い板を5枚

繋いで座面を作ったものと思えます。 

 

最初の写真で、右から2本目のスポークがに違和感があるのが解りますか?

壊れたところを家人がセロテープを巻いて誤魔化しながら使っていたようです。

 

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普通はこういう折れ方はしませんよね。

 

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よく見るとこういう事になってました。

加工途中で破損したスポークを印籠みたいにして継いだものと思えます。

サネがヤワで、すっぱり切れたって訳です。

ここまでしますかねえ?「モッタイナイ」ってのとは違うと思うがなあ。

 

このダイニングセット、市内では古くから高級家具店として有名だった店の

物です。 当時の蓄えを生かして、今は賃貸マンション経営に転身して、一族

裕福に暮らしているようですが、こういう事をしてはいけません。

 

どこやらの県・市会議員やら、国会議員やらの公金詐取が蔓延しているようですが、

そういう事の根源は既に私たちの中に広く、深く育まれていたという訳です。

 

若い諸君には酷な言い方かもしれませんが、この国はもう駄目だね。

脱出できる者から早めに国外退避してくださいな。

 

あ、いや、椅子の話だったよね。失礼いたしました。DSCN0314.JPG

単なるゴミです。

 

その2=それはちょっと可哀想なんじゃない???

 

という訳で、急遽椅子6脚を作るよう指令が下りました。

 

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先週末粗取りした6脚分の部材群がおねんねしてます。

材はブラックチェリー。

用途、体格、その他で4種類ぐらいになります。

サンプルとしても使えるしね。

 

「ま、急ぎ作ります。作りますけどお・・・お代は頂けますよね。」

「へ?お代?そんなの要るの?」

「い、い、要ります要ります。タダだと材木も買えなくなって、続けられなく

 なるんです。」

「いくら?」

「グッとお安くしときます。破格の値段です。**万円ですけど、安いでしょ。」

「ふ〜〜〜ん、こないだのK君のベッドより高いじゃないの。」

「いや、あれは福祉活動っていうか、慈善事業っていうか、兎に角そういう類のもの

 なんで・・・・。何とか・・・・・。」

「解ったけど、次のが壊れたら座るとこが無くなるんですからね。急いでね。」

「オッケー、サンキュベリマッチ!!急ぎます急ぎます。」

 

???????

 

「あのね、ちょっと聞くけど、そのお金どの口座から払ってくれるの?」

「そら、あーたの口座からに決まっとるでしょうが。何かご不満でも?

 嫌なら払わなくって良いんですよ、私は。」

「あ、いや、ちょっと聞いてみただけで・・・・そう?やっぱり?

 ・・・・・・風呂入って寝よっと。」

 

         第3話は次回。乞うご期待。

 

 

 

 

 

 

 

【2016.09.30 Friday 20:54】 author : OYA-G | 雑記帳 | comments(2) | trackbacks(0) | -
ベッド完納、什器備品系に向かう

1週間前の事ですが、頼まれていたベッド3台の残り、ダブルベッドが

完成しました。

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仮組みは、工房内ではスペースが無いので、工房奥の6畳の和室でしましたが、

ベッドを置くと残りのスペースは殆どありません。

ベッドっていうものは、6畳とか4畳半とかいう日本的な間取りとは相いれない

物だということが解りますよね。

 

DSCN0298.JPG

K君(じゃなかった、サマ)の自宅の10畳ほどの洋間に納品。

ま、何とかサマになったようです。

先に納品したシングルと違って、主要構造材はメイプル。

私とはちょっと趣味の合わないK君。松材のダイニングテーブルやら、2Xの

食器棚やらを作らされましたが、その彼もメイプルのしっとりした気品のある

肌触りに魅了されたようです。

30代になってようやく人間らしい美意識を獲得し始めた様です。

 

ベッドは家具としてはあまり面白みのない(作り手としてって意味よ)家具では

ありますが、躯体が大きいので「つくったぞ〜〜〜」感は味わえます。

そういう意味では「1段落」っていう達成感は味わえました。

 

次に作るのはちょっとイワクつきのダイニングチェア6脚なんですが、

事前に木取りをする暇が無かったので、2週間ほどは什器備品・小物系に

逃避します。小休止って奴ですね。漆の宿題もせんといかんし。

 

DSCN0299.JPG

で、ベッドを作った時の端材を使って、簡単な3段の棚。サクッと1日木工。

構造部はタモ、棚板はダブルベッドの簀の子材の切り落としです。

捨てるほかにないと思える材料で何かができると、得したみたいな気分になります。

 

DSCN0301.JPG

漆の作業スペースに収まりました。

あれこれと道具・材料類が増えてきてその辺に放置していましたが、あまり見苦しいと

ある日突然国外退去を宣告されそうなので・・・・・・。

一番下の段は、使用頻度の少ない道具や、材料類。2段目は研磨用の砥石や薬品・油など。

一番上はヘラや刷毛など、常時使う物っていう分類です。

一番上に3段重ねの箱が見えていますが、これは主として刷毛やら混合用のヘラやら

といった、比較的短い道具を入れて置くものです。これも1日木工。

 

布着せして朱漆仕上げにします。ええ、これも漆修行の教材なんです。

もう1セット、ヘラ用(長め)の3段重ねも製作中です。

次々と教材を増やすので、収拾がつかなくなる可能性が出てきました。

 

【2016.09.25 Sunday 02:56】 author : OYA-G | 作品 | comments(2) | trackbacks(0) | -
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